5.「お客様のところに行きたい」と言うバカな上司の要望って「積極的意思決定」?

前提条件として上司がバカであることと、そんなバカな上司は「消極的意思決定」をするということを前提に上司の使い方を考えてみましょう。

 

サラリーマン時代には、バカな上司が「お客様のところに連れていけ」攻撃に本当に苦労しました。バカな上司の意思決定に関する考え方を理解するまでは、皆さんのように「どうやってバカな上司に邪魔されないで案件を進めるのか?」と言うことで頭を悩ませていました。

 

具体的には、訪問したいと言う時には事前にお客様のところに伺って「すみません、上司が挨拶に来たいと言ってまいすので、ちょっとだけ時間いただけますか?何も案件に関しては関係ありませんので」と言ってお客様に根回しをしていました。

 

しかし、意思決定に関して「積極的」と「消極的」の二つの考えがあることに気がついてから行動が変わりました。基本的に「お客様のところに行く」ことの決定を「消極的意思決定」の領域に持っていくと必ずバカな上司はお客様のところに行きたいとの話をしなくなると考えました。

 

「えっ行きたいと言うのは消極的意識決定では?」と考えられると思います。確かにこの発言だけ切り取ってみると「積極的意思決定」になります。しかし、「行きたい」と言うこと「消極的意思決定」に変化されば良いのです。