お早うございます。
かなり涼しくなってきましたね。
今日は私が選手がレースに赴く際、よく使ってきたフレーズをご紹介します。
”頑張りすぎに注意”です。
選手は過度の緊張感の中にいます。自信よりも不安に苛まれています。
指導者がレースに出ようとする選手によくこういう言葉を言っているのを耳に
します。
「最初からがんばれ、行けるところまで行け」
その言葉を選手はどういう気持ちで聞いているのであろうか?
「へばったらどうしよう」そう思いながら、無我夢中で泳ぐのです。
あまりスピードも出ていないのに、神経と体力をどんどん消耗させているのです。
決まって、そのレースは大失敗です。
私は記録より、気持ちよく泳げるレースをイメージさせます。
「もう一度泳ぎたい。」
そんな気持ちでレースを終わらせるように指示する言葉を選びました。
極端な言葉で「流しなさい」という言葉も多用しました。
コーチの指示で肩の荷をおろした選手はいきいきとして泳ぎ、へばっていくライ
バルたちを置いていき、最初にゴールに飛び込んできます。
特に最近の大きな大会では、予選、準決勝、決勝と泳いでいかなければなりませ
ん。
コーチのもつ言葉は、重要です。どう考えても勝てない選手にも劇的なレースを
演出して、それを再現させ、ドラマチックで感動的なレースを創りましょう。
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