こんにちは♪アライズの高橋です。
今日は、車両状態の良し悪しを見極めるチェックポイントについて書きます。
車に詳しくない方・程度の良い車を探している方は、是非とも参考にしてください![]()
ただ、一般的な「ここをチェック」というような内容は、カー雑誌やインターネットで書いている事が多いので、ちょっとマイナー
というか中古車屋さんがお客様に伝えない部分を書こうかなと思います。
今回は、ベンツAクラス・ベンツBクラスに関してです。
おかしな部分って分かりますか![]()
拡大写真なので直ぐ分かるかと思いますが、ひび割れて茶色のサビが発生してますよね![]()
この写真を見ただけだと、「これって事故車でしょ
」と思われるかもしれませんが「事故車ではありません」
業者オークションの査定でも、事故車になりません。
右フェンダーやボンネットやバンパーは交換しておりません。
「ぶつかっていないのに、なんでこうなるの
」という疑問が湧くと思います。
一般的に、事故などを起こして車に強い力がボディに伝わった時、上記のような痕跡が必ずどこかにあるのですが、今回のケースは、どのパネルも交換していないし、ボディ板金塗総の跡も当然ありません。
ならば、どのようにしてこうなったのか?という事になるのですが、
原因はいくつかあります。
ボディ構造上の問題・・・
新車製造過程での問題・・・
という事が考えられるのですが、
一番の要因は、「運転者による問題」です。
普通に道路を運転しているならば、当然、このような状態にはなりません。
日本はアスファルトで整地された綺麗な道路が多いのですから・・・。
こうなるのは、段差に思いっきり乗り上げたり、または段差があるのに気が付かずに思いっきり下りてしまったり、その他ボディへの強いねじれ、がなければ写真のようにヒビ割れたりサビなんかでません。
しっかりと溶接されて出来ているのですから、こうなるのには相当な力が加わっているのが想像できると思います。
当然、「事故車にはならない」ですから、色々な中古車業者さんが、このような状態でも仕入れをします。
そして、このままだとお客様に「事故車じゃないの?」と怪しまれるので、パッと見ても分からないように綺麗にして(必要であれば、もっと分かり難いようにペイントします)展示されています。
でも、私は重要な部分でもある足回りに影響があるのでは
と考えて、どんなにボディや内装が綺麗でも一切仕入れをしません。
もちろん、現在在庫しているAクラス・Bクラスもチェックしてから仕入れているので、こんな状態の車ではありません。
「程度が良い車」とは、事故車にならなくても、このようなダメージを受けていない車の事だと思っております。
上記の写真は、ベンツBクラスですがベンツAクラスも基本的には同じ部分がなりますので、見落としがちな部分ですが「本当に程度が良い車」をお探しの方は、こういった部分のチェックを忘れずに良い車を手に入れて下さい![]()
ここからは、余談です・・・
これは、誰が見ても「事故車」ですよね![]()
で、よ~く見ると人気車種です。
1枚目はエコカー「リーフ」
そして2枚目は、
BMW「ミニクーパーS」
本来ならば、部品取り車となるはずなんですが、人気車という事もあって再生されて一般ユーザー様へ販売されます。
相当なお金を掛けて、しっかりと直して販売されてユーザー様も納得して購入されるのならば双方にとって問題はないですが、ここまで酷い状態の車をしっかりと直そうとしたら、無事故車の値段と変わらなくなってしまう可能性があります。
そこで、「見た目」を重視して直してしまうケースが殆どです。
ちなみに、知らぬが仏というのもなんなんですが「見た目」が綺麗な状態の事故車を仕入れる業者さんもありますが・・・
事故車が悪い車という訳ではないのですが、元々が写真のような状態だったら、どう思います![]()
購入します![]()
私は、見た目より機関系といった命を預ける部分を重視するので乗りませんが・・・
人気車種というのは「欲しいけど予算オーバー・・・」というケースが多いと思いますが、よ~く探してみると修復歴ありで、無事故車より価格が非常に安い車が見つかる事があると思います。
たまに「無事故車で安い車というお買い得車」もありますが・・・
全てそうではありませんが、元々の状態が写真のようなケースの事故車もありますので、価格だけで購入検討されている方は、慎重に検討してみてください♪
車に限らず、本当に程度の良い物って激安で購入するのは難しいのではないでしょうか・・・
という余談でした![]()



