夫、友達、会社の先輩や上司に話してみたりしたけど、たぶん誰一人、本当に癌だとは思わなかったのではないだろうか。
本人がそうだったのだから
心の準備は何一つできていなかった。
先日の女医さんがPCの画面を見て静かに頷き、
わたしの目を見て言った。
一瞬何が起きたのかわからず、
え⁉️と聞き返したが先生は何も言わなかった。
もう一度自分の頭の中で巻き戻し、再生してみた。
確かに言った、乳がんですねと。
その後、その病気についてのプリント類をたくさん渡され、いろいろ説明されたと思う。
ただ、全く頭に入って来なかった
いろいろ説明してる…
わたしの右耳から入って左耳へ出ていく。
聞きたいのに入ってこない
ある質問をされ、ハッとした。
『お子さんは何人ですか?』『今後の計画は?』
ちょうど昨日の夜も夫と話題になっていた、もうひとりどうするか
結論はいつも出ないその話題。
どちらかというと反対の夫と、どちらかというと欲しいわたし。
試しに言ってみた。
『もうひとり、考えてました。』
その瞬間、急に涙が出てきてしまった。
そうか、乳がんの治療を始めたらもうこどもは産めない可能性が高いのかと…
いや、そんなことを言っている場合か❓
こどもがもうひとり欲しいかどうかより、
わたしがそもそもあと何年生きられるのか。
元気に子育てしていけるのか。
今のふたりのこどもたちの成長をいつまで見ていられるのか。
これはマズイことになってきた
やばいやばい本当にマズイ❗️
わたしは、あとどのくらい生きていられるの⁉️