みなさん、おはようございます。
朝から暑いですねぇ。熱中症にはお気をつけください。
水分補給をこまめに行い、エアコンを適切に使用しましょう。
2日続けてゲイネタですが、
よくノンケにされる質問事項の一つに
「なんでゲイになったの?」
というものがあります。
(ちなみにこの他にも、「この中で誰がタイプ?」とか「どうやってセックスしてるの?」とかいう失礼なものも多いです)
実を言うと、僕も生まれて初めて会ったゲイを公言している人に、
まったく同じように、「なんでゲイになったの?」という質問をしたことをはっきりと覚えています。(後に僕もゲイだと気づくわけですが)
この質問をされたゲイは恐らくそのほとんどが、
「〇〇歳の時に、こういう体験をして、それがきっかけでゲイになりました。」
なんてハッキリとした答えなんか持ってはおらず、
「ん~、気づいた時には・・・・」とか「生まれつきかなぁ~」とか
ボンヤリとした答えしか持っていなことが大概なのです。
僕が質問した彼も、そして僕当人も、同じように「ハッキリとしたきっかけ」というのは持ち合わせていませんでした。
ノンケからしてみると、この質問は結構興味があることの一つで、
ゲイとノンケの間には、何か明確な線引きがあって、その線を踏み越えると・・・
「ゲイになる」
という印象があるのだと思います。
しかし一方で「ゲイ同士」だと、この質問はほとんどされないものです。
むしろ「愚問」といったような印象を持ちます。
なぜなら「ゲイはなるものではなく、本来備わっていたものを自覚する」といった「ニュアンス」を体感しているからです。
これもあくまでも「ニュアンス」で、まぁ色々考えて、最もしっくりくる言葉を選ぶとすれば「自覚する」「気づく」らへんかな・・・
と言った感じなわけです。
例えば、今から思うと
僕は中学生から大学の初め頃まで、普通に女性と付き合っていました。
普通のノンケと同じように、女優が出演しているアダルトビデオも観ていました。
ところがある日、いわゆる「出会い系サイトのメール」が来て、
そのタイトルが「もしかして俺、ゲイかも・・・」というものだったわけです。
そして、そこを開いて、登録して、課金して、リアルして・・・・性的な接触をしたわけです。
「これはいけないことだ!絶対に次はやってはいけない~!」と思っても、
はい、ムダなことです。
なぜなら、それが僕にとって、長年求めていた「男性性」だったからです。(ご参考 父の日に同性愛の話し)
そしてある時、思ったわけです。
「あれ?そう言えば、僕って女の子と付き合ってきたけど、その女の子の「強い部分」、「頼れる部分」が好きだったな・・・」
「あれ?そう言えば、アダルトビデオ観てても、女優じゃなくて、男優の体や声に反応してたな・・・」と。
はい、これが先ほど述べた「自覚する」「気づく」と言ったものになります。
自分を知るためには、内側からかかっている扉の鍵を自分で開ける必要があるなんていいますが、
実はその中には外側からかかっている扉の鍵もあって、人が開けてくれないと本当の自分を知れない、
なんてこともあるのかも知れません(妙にかっこつけた言い方ですけど・・・)
僕の場合、その外側からかかっている扉の鍵が、
まさしく「もしかして俺、ゲイかも・・・」という出会い系のメールだったわけです。
もし、このメールをスルーしていたら、今頃、すごい頼れる女性と結婚して、喜んで尻に敷かれる旦那だったかも知れません。
なぁ~んて、そんな事はないと思います。
これだけの情報社会で、同性を好きになる感性を持った人間が、それに気づかないということはないからです。
以前、「ホモ嫌いの60歳の男性」と一緒に食事をする機会があったのですが、
彼は昔に比べて「プラスティック」などの石油を元にする製品が多く出回ったことが、
今日「ホモ」が増えている理由であると、ホモの僕を目の前にして滔々と語ってくれましたが、
僕の見解として、今述べた通り、同性を好きになるという己の感性に気づくきっかけ(情報量)が、昔と比べてはるかに多い。
というのが一つの答えだと思っています。
そして、「極めて商業的かつ、何らかの意図を帯びたゲイ像」というものが喧伝されることによって、
ジムに行って、ガチムチになって、短髪にして、ラグシャツを着て、そんな人間同士で固まって・・・・
それ以外の人を、例えばキショガリとか言って差別する・・・・
という「多様性」という言葉とは、恐ろしいほどかけ離れた状況が生まれるわけです。
ちょっと話が脱線しちゃいましたが、
結局何が言いたいかと言えば、
「ゲイになる」というのは、本当に複雑で、理由も様々だということです。
これをしたからなった。なんてそんな簡単な話ではないわけです。
ノンケの皆さん、心配しないでください。
ただ!あなたの心にある扉には、外側から鍵がかかっている扉が何個かあるはずです。
その一つがもしかしたら「同性を好きになる感性」の扉かも知れません。
「ガチャっ!」
今僕がその扉を開けました。さぁお入り下さい。本当のあなたに出会えることでしょう。
なぁ~んちゃって!
それでは今日はここまで!
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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