筋肉は連鎖しているという概念も広まっており、その背景はトレーニング理論においても活用する必要があるといえます。
筋・筋膜ラインの一部紹介
このような筋肉の繋がりを強化できると、良好な運動連鎖の獲得にも繋がります。
特にウエイト期間にはこうしたトレーニングを怠ると、筋肥大しても運動連鎖障害が起こり、パフォーマンスが上がらないということもあります。
運動連鎖を高めるトレーニングとして行うのがメディシンボール投げトレーニングです。
良好な運動連鎖がとれている選手のメディシンボール投げ
運動連鎖障害がある選手のメディシンボール投げ
トレーニングのポイント
・とにかく強いボールを投げる
・上肢だけでなく、身体全身を使う
・小中学生はバスケットボールで行うと良いです
・1つ1つの筋肉を連鎖させる
この2人はメディシンボールのスピードには差がありますが、体重などの差はそれほどありません。
強いボールを投げるには体重や筋力はもちろん必要な要素です。
しかし、一見身体は大きくても筋力がありそうでも、コンタクトが強くならない、馬力が上がらない、瞬発力が上がらない選手はたくさんいます。
こういった選手の場合、筋力低下でなく、運動連鎖障害がパフォーマンス低下を引き起こしている可能性が高いです。
ウェイトトレーニングは重要ですが、重量上げの選手になるわけではないため、こうした運動連鎖を高めるトレーニングもバスケ選手にはとても重要となります。
身体は大きくても、当たりが弱い!!そんな選手にはメディシンボール投げをさせると良い解決策になるかもしれません。