中尾 あきら 「和の道」

ご訪問ありがとうございます。
ハピネスの連鎖で和の輪を広げ、人類が和の道に進むことを願っています。
Love Yourself, Love People, Love Peace

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>
March 21, 2018

最低賃金の引き上げよりも大切なこと

テーマ:ハッピーライフ

こんにちは! 物価の高いカリフォルニアに4畳半の1LDKに妻と二人暮らしの 中尾あきら です。

 

今住んでいるアパートは経営するオーガニックヴィーガンレストランVegiLiciousから車で3分で、起業の2年後に「やっぱり店から近い方がいい」ということで、それまで住んでいた車で25分、10畳の1LDKの賃貸マンションから引っ越しました。

 

それまでは「アメリカに4畳半の部屋など存在しない!」と思っていましたし、友達にも信じてもらえませんでしたが、メジャーで測って面積を測定したところ、本当に4畳半もなかったのです! なので、それまで持っていたキングサイズのベッドを部屋に入れると足の踏み場もない、すなわち、部屋に入ろうとしたら、いきなりベッドにダイビングインしないといけないという感じだったので、そのベッドは処分し、それまで持っていたソファベッドをベッド専用にしています。

 

で、その築60年の4畳半の1LDKのアパートですが、家賃は1325ドル、今の為替レートで15万円近くします。

 

これはこの地域では最安値です。

 

隣に騒音の激しい人が引っ越してきたので、自分たちも引っ越そうかなと考えたのですが、他の1LDKのアパートは最低1600ドルします。

 

4年前のオバマケア施行によって、健康保険はアメリカ居住者(外国人を含む)は全員強制加入となりました。

しかしながら、アメリカの健康保険は日本のように政府が運営するものではないので、民間の保険会社に加入しなくてはいけません。

オバマケア以前は、保険会社は既往症のある人の加入を拒否できたのですが、オバマケアの法律により拒否できなくなったので保険会社は保険料を大幅に値上げしました。月の保険料は一人600ドル位、4人家族だったら2400ドルです。なんと一家庭で健康保険料が25万円以上もするのです。3LDKのアパートや借家は2500ドル以上するので、家賃と保険料だけで50万円以上です。

 

車は必需品で、共働きで職場が別々なら当然2台必要です。そして車の保険料も日本より相当高いです。

 

外食も、生活雑貨も日本より断然高いです。日本よりも安いのは野菜と果物、豆類やナッツ類くらいですね。あ、それとジムの会費ですね(笑) (ちなみに、私は6年間ヴィーガン(完全菜食)なので、最近の肉や魚の値段は分かりませんが、7年前は、アメリカは日本と比べて牛肉は安い、豚肉は同じくらい、鶏肉と魚は高いという印象でした。)

 

カリフォルニアに限らずアメリカの都市部とその郊外の物価は高く、まだまだ上がり続jけていますし、ヨーロッパの先進国も同じ傾向のようです。

 

カリフォルニアの最低賃金は東京よりも高く、時間外手当は1.5倍、12時間を超えると2倍、有給休暇や有休休憩等、労働者の権利も厚く保護されていますが、最低賃金が上がると家賃もすぐ上がり、生活はみんな大変です。(ちなみに一軒家はごく普通のもので8千万円~1億円位です。)

 

日本は90年代中盤からの大幅なデフレから20年以上も物価が変わっていないので、先進国の都市部の中ではもっとも物価の安い国になっています。

 

ですが、、、派遣切りとか、給料が上がらない、という人も多く、生活に余裕があるという人も多くはないようです。

 

なので、最低賃金を上げよう!という運動も多いようで、消費を促して景気を良くするという意味でも最低賃金を上げて収入を増やしてあげるべきという経済学者もいます。一見、庶民の味方のような論調ですが、、、

 

最低賃金が大幅に引き上げらると、やっぱり零細企業や多くの中小企業は倒産しますね。大企業が生き残り、ますます大きくなっていく。国全体で見れば経済が回るのかもしれないですが、ますます経済的支配層の力が強くなってしまうでしょう。

 

アメリカではすでにそうなってしまっています。

 

私がアメリカに移住した11年前のカリフォルニアの最低賃金は6ドル50セントでした。今は10ドル50セントで今後毎年1ドルずつ引き上げられていきます。シアトルではすでに15ドルに引き上げられました。

 

小さい規模ながら良い商品やサービスを生み出して頑張っている店や会社が、体力のある大きい会社に価格面で太刀打ちできず敗れていく。

 

最低賃金引上げが悪いと言っているのではありません。日本は住居費や保険料等が安いにもかかわらず、収入が低く生活が苦しいというのはどういう訳なのか考察する必要があるのではないでしょうか。

 

そもそも日本の最低賃金が上がらない原因を作ったのは90年代中盤以降の〇ドナルドや△二クロによる価格破壊、それに右にならえをする大企業によってもたらされたデフレであり、それを歓迎した国民です。

 

材料を吟味して腕によりをかけて作った2千円の価値があるランチを1500円で提供しても高いと言われてしまう時代が20年以上続いているのですから。適正な価格を提供していた真面目なお店が潰れて、激安のチェーン店ばかり、大きな資本の店だけが繁盛しているので、大多数の人が本物の価値を知らない世の中になってしまっています。それを元に戻すのが先決であり健全だと思うのです。


適正価格を下回る店や会社において、名ばかり店長や名ばかり管理職の強制長時間労働が常態化したのもここからです。


たとえ最低賃金が1500円になっても×野家の牛丼が380円以上になることはないでしょう。現在ステーキ+サラダバーが880円なんてランチをやっているファミリーレストランもそれを百円以上値上げすることもないでしょう。現在数人規模でクォリティーの高いランチを千円で提供している店はますます窮地に追いやられるでしょう。

 

なんでもかんでも欧米の真似をしないで、日本独自の「和の心」で発想してほしいものです。

日本のGDPはかつてアメリカに次いで世界第二位、一人当たりGDPもスイスに次いで第二位でしたが、今や20位以下です。もはやここまで後退してしまったからには、第3次産業やマネーゲームで経済規模を大きくするのではなく、国策として持続可能な農業で共生文化を再構築するしかないと思います。


無農薬野菜や果物、オーガニック食材による加工食品も、意外に思わるかもしれませんが、私はアメリカのように大手による急速な広まり方を日本に望んでいません。アメリカでは無農薬の食べ物をたいていのスーパーでリーズナブルに買えるようになったのは確かにいいことですが、80年代にがんばって無農薬栽培を始めた小規模農家のほとんどは2000年代になって「これは儲かるぞ」と参入した大規模穀物会社に駆逐されるか下請けにさせられてしまっていますし、オーガニックの加工食品も同じようなことになっています。


各地域の農協に一丸となって無農薬栽培をがんばっていただき、外国の種子・農薬・化学肥料会社に撤退していただく。国産の無農薬農産物を買う。個人経営のオーガニックヴィーガンレストランを応援する! 需要が増えると供給者も増え、供給量が増えることによって価格が下がり、気軽に買えるようになります。

 

そして、無農薬農産物による食糧自給率を100%にする! コレが最も大切なことです。

 

美味しくて栄養価の高い無農薬農産物を毎日食べていたら、人は健康で幸せになり、優しくなります。


最低賃金が他の先進国より低かろうと、必ず、国民みんなが幸せな「健全な国」になると思います。

 

物価の高い国で、夫婦二人で力を合わせ、起業前後の極貧時代から無農薬農産物で作った美味しい料理を食べて幸せに生きてきました♪

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

中尾あきら

February 19, 2018

VegiLiciousが5周年を迎えました ^^

テーマ:VegiLicious

こんにちは! 南カリフォルニアでヴィーガン(完全菜食)レストランVegiLiciousを経営する 中尾あきら です。

 

多くのお優しいみなさまのおかげで、先日VegiLiciousは無事に5周年を迎えました。

 

5周年の記念日は、たまたま、視聴率50%を誇るアメリカの国民的イベント、フットボールの優勝決定戦スーパーボウルが開催されており、近隣の多くのレストランが臨時休業していました。客足が望めないからです。

 

VegiLiciousは通常どおりオープンし、スーパーボウルに対抗する(?)特別なイベントも5周年記念のイベントも行いませんでした。

 

なぜならVegiLiciousは毎日が特別だからです ^^/
 

その日も普段とあまり遜色ないくらい多くのお客様が来店してくださり、みなさまお料理とサービスにたいへん満足して帰ってくださいました。


飲食店の90%は5年以内に潰れるそうですが、逆に5年持ちこたえた店は90%が次の5年も存続するそうです。
 

我々はVegiLiciousを、

・人々の健康と幸せのため

・地球環境改善のため

・世界の食糧不足改善のため

・動物の犠牲を減らすため

に起業し、そして続けています。

 

今日も明日もその後も、世界の平和と調和の社会に貢献できるよう顔晴ってまいります。

 

グランドオープン前夜の写真です。元氣そうな嫁さんとは対照的に私はこの前後1ヶ月で7キロ痩せて高校2年のときの体重になってしまいました!

 

お読みいただきありがとうございます。

 

中尾あきら

January 31, 2018

動物性タンパク質 vs 植物性タンパク質【優れているのはどっち?】

テーマ:フィットネス・アンド・ウエルネス

こんにちは! レスリング選手時代に、肉は大好きだけどタンパク源としては納豆の方が優れていると悟った 中尾あきら です。

 

当たり前のことですが、スポーツ選手にとって筋肉はとても重要です。その筋肉をつけるためにタンパク質はとっても重要で、選手は、タンパク質をたくさん摂るには肉や牛乳をたくさん摂らなくてはいけないと思い込んでいますし、コーチやトレーナーも例外なくそう言います。さらにはプロテインでさえも植物性のものより動物性のものを奨める人までいます。

 

もっとぶっちゃけて申しますと、意外にアスリートはプロの選手でさえも食事に氣を遣わず、好きな物を好きなだけ食べるという人が圧倒的に多く、その好きな物が肉だったりして、彼らが思う「タンパク質をたくさん摂って体を作る」ことと必然的に一致している訳です。

 

もちろん、タンパク質は筋肉や骨を作るのに不可欠ですし、一般の人もなんとなくそれを知っているからこそ、子供は成長のために、大人は筋力や骨が衰えないために、肉や牛乳を摂らなくてはいけないと思い込んでいると思います。

 

ですから、「肉や牛乳が体に悪い」なんてことを小耳に挟んでも、まったく信じようともしないし、そういう情報を集めようともしません。

 

ましてや、実際に自分の体で検証してみようと思うこともありません。

 

いや、それどころか、たとえ1食でも菜食料理を食べてみようとも思わないようです。

 

(現実には、昼食に「きつねうどん」とか「きのこパスタ」のように肉も魚も入っていない食事をしたりすることもあるはずですが、「菜食料理を食べに行こう」と誘われると躊躇する人が多いようです。)

 

私の場合、運動の素質がなかったこと、筋肉もつきにくかったこと、レスリング、いやスポーツ自体を始めたのが18才ととても遅かったこともあって、トレーニングを人の3倍も4倍もやり、その方法も研究し、そして栄養学も勉強を重ね、食べるものも実際に自分の体を使って検証しました。その結果、昼食に肉をたくさん食べると、夜のトレーニングや練習では疲れやすい、夜に肉をたくさん食べると、次の日も疲れが取れない、逆に昼が納豆だと、夜のトレーニングや練習では調子がいい、夜納豆をたくさん食べると疲れを残さない、ということに氣がついたのです。

 

タンパク質は人間にとって、ましてやアスリートにとってはとても重要な栄養素です。

 

当たり前のことなのですが、それは肉や魚や牛乳といった動物性のものだけに含まれるものでなく、植物性の食材にも含まれています。

 

豆類、特に大豆には豊富にタンパク質が含まれており、納豆や豆腐、煮豆からたくさんタンパク質を摂れます。

 

意外に米や小麦といった穀物にもけっこうタンパク質が含まれていて、玄米や全粒粉の小麦は1割以上含有率が高いのです。

 

現代では、大豆などから作った植物性の代替肉まであります。お料理に困ることもないでしょう。

 

「でも植物性のタンパク質は動物性のタンパク質よりも質が劣るのでは」

 

こう思っている方も多いようです。

 

確かに1980年代までは「アミノ酸スコア」といって、必須アミノ酸がすべて充たされた肉のようなタンパク源が「100」で体内での吸収率が優れており、植物性のタンパク源はかなり低い値に設定されて吸収率が低いとされていました。

 

90年代になると、植物性のタンパク源でも大豆のように比較的スコアが高めのものは動物性食品と一緒に摂取することによって「100」になるとされました。

 

2000年代になると、大豆は「100」と修正され、他の植物性タンパク源も動物性タンパク源や大豆と一緒に食べることによって「100」になるとされました。

 

2010年代になると、他の植物性タンパク源も複数の食材を一緒に食べることによって足りないものを補い合って「100」に近づくとされました。

 

そして現代では、植物性タンパク源を単品で食べても、1~2日の間で他の複数の植物性タンパク源を食べることによって「100」に近づくと言われるようになっています。

 

このように、最近になってついに、タンパク質の吸収率において動物性のものと植物性のものが遜色ないということが明らかになりました。

 

一方、悪い面の方に目を向けると、植物性タンパク源の方は、大豆とか小麦とかにアレルギーがある人にとっては良くないという以外に、特に何の弊害もありませんが、動物性タンパク源、特に肉や牛乳については、「疲れやすくなる」「ガンや心臓病になりやすくなる」という短期的に見ても長期的に見ても嫌な弊害があります。

 

ヴィーガン(完全菜食)になった人たちがいちように言うことが、「体調が良くなった」「疲れなくなった」「久しぶりに肉を食べたら疲れた」

 

ヴィーガンになったアスリートがいちように言うことが、「パフォーマンスが上がった」「疲れなくなった」

 

そして、動物性タンパク源、特に肉や牛乳の摂取とガン・心臓病の因果関係が深いのは、調査対象が多く追跡機関の長い世界中のあらゆる統計からも明らかになっています。

 

さらに、動物性タンパク源は子供の成長も早くさせますが、成長期を過ぎてからは老化も助長します。

食事の欧米化(肉食化)によって日本人の身長が伸びたのは確かですが、それはそれ以前に植物性のタンパク源を多くは摂っていなかっただけで、でも筋肉や骨の維持には充分な量ではあったのです。植物性のタンパク源でも意識してたくさん摂るともちろん立派な体格になります。そして植物性タンパク源は老化を促進することはなく、むしろ若さを保ち続けてくれます。

 

さらにさらに、動物性タンパク源は体臭や便、おならをとても臭くしてしまいますが、植物性タンパク源はまったくそんなことはありません。にんにくを食べない限り、体臭もしないし、便や、特におならがまったくにおわないのです。

 

私はヴィーガンになって6年、その前の2年も意識してかなり肉を減らした食生活を送っていたのですが、47才の今、南カリフォルニアにで経営するヴィーガンレストランVeigLiciousで毎日14時間働いてもへっちゃら、ジムではアメリカ人の大男もビックリするくらいの重量を挙げ、オヤジ臭なし、白髪一本もなし、皮膚のたるみもありません。

 

私と同じ食生活をしている妻も、同じようにVegiLiciousで14時間働いてもへっちゃら、お客様からは「アナ~♪」と呼ばれて年齢不詳のネコのようにかわいがられています。

(真ん中の方は映画「ブレードランナー」のエドワード・ジェームズ・オルモスさんです)

 

二人とも一切のサプリを摂らずしても、こんなに元気です。

 

私は過去のブログやFacebookで4、5年前から何度も「20年後くらいのオリンピックでは表彰台の半分を菜食か菜食中心の選手が占めるようになる」と予言していますが、実際にプロを含む(日本を除く)多くのアスリートが菜食や菜食中心の食生活にチェンジして、メダリストやチャンピオンになっている選手が年々増えています。

 

一般の人でも、私が知るきちんと栄養バランスのとれた菜食生活を送っている人たちはみなさんとても若々しく、綺麗・カッコいいです。

(「サラダしか食べない」みたいな極端なことはもちろんよくありません。炭水化物もタンパク質も重要です)

 

子供も超カワイイ子が多く、聡明で、落ち着きのない子はいません。

 

ご参考になりましたら幸甚です。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

中尾あきら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

January 30, 2018

何のために潰れる可能性の高いヴィーガンレストランをやるのか? 【世界平和への最適最短の道だから】

テーマ:VegiLicious

こんにちは! 肉を世界一消費している国アメリカで、ヴィーガン(完全菜食)レストランVegiLiciousを経営する中尾あきらです。

 

最大の肉食国である一方で、ヴィーガンやベジタリアン、健康志向の人にとっては、アメリカはヴィーガンの先進国というイメージもあるかもしれません。


オーガニック野菜の売場面積も大きくなってきましたし、オーガニック豆腐もたいていのスーパーにあります。植物性の代替肉やテンペ(インドネシアの発酵大豆食品)を取り揃えるスーパーも増えました。
普通のレストランでもヴィーガンやベジタリアンのメニューが一つ二つ用意されていることもありますし、ヴィーガン専門のレストランもたまにあります。

 

でも・・・ それは都市部だけです。

 

たまに目にする記事で、ヴィーガン人口が3%、ベジタリアン人口が8%、増加率数百%というのも、たとえ都市部に限ったとしても、全然事実ではないでしょう。それが本当なら今頃VegiLiciousは左うちわで何店舗にも増えていますよね(;^ω^) 

 

たぶん実際には、都市部で多くてもヴィーガン1%、ベジタリアン3%、増加率数%でしょう。ロサンゼルス郊外のVegiLiciousがあるオレンジカウンティ(大阪府と同じくらいの面積)では2015年に5軒のヴィーガンレストランが閉店し、翌年大手が1軒出店したのみで、あいかわらず両手で数えられるだけのヴィーガンレストランしかありません。(ラーメン屋さんなどロサンゼルスに千軒以上あります!!)

日本もそうですが、実際にはヴィーガンレストランを出店しても存在すら知られないまま1~2年で潰れてしまうことが多いようです。

 

アンケート調査などで自称ヴィーガンとか自称ベジタリアンという人たちの多くが、実は週に1、2回肉や魚を食べているのですが、たまたま自分が調査対象に選ばれると、健康志向だし肉は体によくないと分かっているのでカッコつけて自分はヴィーガンとかベジタリアンと回答してしまう傾向があるようです。

 

残念なことに、普通のレストランのヴィーガン・ベジタリアンメニューはおいしくないです。お客さんの大多数は一般的な人で、その人たちがヴィーガンやベジタリアン、健康志向の家族や友達も一緒に来ることが出来るようにと仕方なくメニューに入れているという感じなので、オーナーやシェフが気合を入れてメニュー開発していないんですね。そもそも彼らが菜食者ではないので美味しい菜食料理を作れないのです(;^ω^)

 

そしてもっと残念なことに、ヴィーガン専門レストランでさえその多くがおいしい料理を提供しているとはいえないのです。先日のお休みの日に南カリフォルニアでは一番有名なヴィーガン店で食事しましたが、期待を大きく裏切られました。そこでは今まで計3回食事をしていますが、全品で期待を裏切られています。

 

ここ数年、アメリカでは、現代の「肉が健康に与える悪影響」「畜産が環境悪化や食糧不足を助長」「家畜の酷い扱われ方」「食品企業のモラル」等を告発する非営利的なドキュメンタリー映画が次々と公開され、その影響でヴィーガンになろうとか、肉を減らそうと決意する人は、確かに増えています。

 

でも、せっかくそういう人たちがヴィーガンレストランに来ても、ヴィーガンの私でさえ期待を裏切られるような料理を食べるとヴィーガン料理に対するイメージが「やっぱりおいしくないなぁ」ということになり、ヴィーガン普及どころか逆効果になってしまいます。

 

大資本のヴィーガンレストランには、美味しいヴィーガン料理を知らないヴィーガンの人たちや、セレブの真似をしてファッション(カッコいいという意味)感覚で来ている人たちで埋まっているのでしょうが、もっと精進してもらわないとヴィーガン人口はもちろん、肉を減らして菜食の割合を増やそうという人も増えません。

 

現在、人類が直面している地球規模の問題として、
1.環境破壊
2.食糧不足
3.増え続けるガン・心臓病・生活習慣病
4.なくならない戦争・紛争状態

等があります。

 

1と2は畜産が最大の原因です。全人類が菜食になると、耕地面積は現在のなんと僅か1/3で足りてしまうのです。

 

3は当たり前のことですが、肉食が最大の原因です。菜食にすることで病気のリスクは格段に下がるのは、調査対象が多く追跡機関の長い世界中のあらゆる統計からも明らかになっています。

 

4は、肉食は性格を攻撃的・利己的にするのに対し、菜食は受容的・利他的にします。世界の歴史を見ても肉食をしない地域・時代に戦争はほとんど発生していません。日本でも肉食の禁止がかなり徹底していた奈良時代から平安時代中期までと、江戸時代には長きにわたって戦争は起こっていませんね。

 

これらの問題を解決、あるいは緩和するのは人類がヴィーガンに向かうしかありません。肉の摂取量を2割減らすだけでも相当効果があります。

 

そのためには、まずレストランで提供されるヴィーガン料理がとても美味しくて、これなら肉がなくても大満足!菜食料理がメインっていうのもいいなぁ!と思ってもらうことが大切です。

 

VegiLiciousでは、よほどジャンクな食生活を送って味覚が完全におかしくなっている方以外には、どんな方にでも満足していただけ、幸せになっていただける料理を真心こめてお作りしています。

 

そしてこれまで何十人ものお客様がヴィーガンに転じ、何百人ものお客様が肉を大幅に減らす食生活に代わってくださいました。少しだけでも肉を減らしてくださっているお客様はもっともっといらっしゃることでしょう。

 

アメリカはヴィーガンレストランの軒数はやや多くでも美味しいお料理を真心込めて提供しているところはとても少ないので、やっぱりVegiLiciousをもう1軒くらい出店するべきですね。

 

VegiLiciousも「石の上にも5年!!」でやっとぼちぼち人気店になってきた感じですが、今のさらに倍くらいは売り上げて大繁盛店にならないとなかなかそうもいきません。

レストランはそんなに儲かるビジネスではありません。オーガニックのヴィーガンレストランはもっと儲かりません。そしてアメリカでレストランをオープンするのは本当に大変です。費用も工期も日本の2~3倍かかります。

 

なので、VegiLiciousでも大人気のヴィーガン神戸焼肉をパックにして、卸売りや通信販売して資金を増やそうとも思うのですが、アメリカにはクール宅急便がないので、それはかなり難しい感じです。

 

ならば、クール宅急便で全国どこでも1~2日でお届けできるという素晴らしいシステムがある日本はどうか?

 

なにせ神戸ビーフ協会(正式な名称は忘れましたが)の理事さんがVegiLiciousの神戸焼肉丼を食べて「絶対に本物やろ~!」と何度も叫んでいらっしゃったので、どんな方にも必ずご満足いただけること請け合いの、人間にも動物にも地球にも優しい幸せの焼肉です。

いけると思うのですが、いかがでしょうか???

 

みなさまの温かいご支援、そして拡散をお願いいたします。

 

いつもありがとうございます。

 

中尾あきら

January 27, 2018

自家製オーガニックきなこ ^^

テーマ:フィットネス・アンド・ウエルネス

こんにちは! 一日平均14時間南カリフォルニアで経営する菜食レストランVegiLiciousで働く中尾あきらです。

 

こんなに肉体労働していても、週5日のトレーニングは欠かしません。

 

ジムに行く時間がないときは店の裏でトレーニング用ゴムチューブを使ってアスリート体型を維持しています。

 

トレーニング歴30年ですが、実は、もう17年もプロテイン等のサプリは一切摂っていません。

 

6年前にヴィーガン(完全菜食)になりましたので、肉も魚も牛乳も摂っていませんが、ジムではマッチョなアメリカ人もビックリするほどの重いバーベルやダンベルを挙げています。

 

5年前にVegiLiciousをオープンする前後1ヶ月のバタバタで、なんと7キロも痩せて筋肉もゴソっと落ちましたが、完全に植物性の食事だけで脂肪をつけずに筋肉を元に戻しました。

 

プロテインは飲みませんが、トレーニング直後はすぐにタンパク質を補給しないとせっかく鍛えた筋肉に栄養が与えられず成長しないので、プロテインの代わりにきなこ(タンパク質たっぷり!)を豆乳とリンゴジュースに混ぜて飲みます。これがとても美味しいのですよ!

 

日本でもそうだと思いますが、アメリカではもちろんオーガニックのきなこなど手に入りません。

 

そこで、最近ではきなこも自分で作ることにしています。

 

オーガニックの大豆を通信販売で買い、その大豆をフライパンで炒ります。パチパチと皮がはじけ、ほどよく色づいてきたら、ミキサーに投入して細かくなるまで回します。

 

VegiLiciousで使っているバイタミックスという強力なミキサーだと市販のきなこと変わらないくらいきめこまやかな粉になります。

 

むちゃくちゃ美味しいです! もう市販のきなこに戻れないくらい!

 

一般的なミキサーだとどのくらいの細かさになるかは分かりませんが、ちょっとザラザラしているくらいでも香ばしくて美味しいと思います。

 

プロテイン代わりにはもちろん、おはぎや抹茶アイスのトッピングにも使っています。

 

いちから作るのはちょっと面倒ですが、私のようにプロテイン代わりに飲む人も少ないと思いますので、いちど200グラムくらい作ると、けっこう何回分も使えると思います。ぜひ試してみてください!

 

お読みいただきありがとうございます。

 

中尾あきら

 

 

 

January 09, 2018

愛ヴィーガンと毒ヴィーガン

テーマ:VegiLicious

中尾あきら、2018年最初の更新です。謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 

南カリフォルニアにヴィーガン(完全菜食)レストランVegiLiciousを開業してまもなく5年です。

 

ヴィーガンという考え方や食生活が世界的に少しずつ広まっている中、アメリカはもちろん、日本でもヴィーガンの加工品がちょくちょく売られるようになってきました。

 

でも、その多くがけっこう添加物がたくさん入っていたりします。油や砂糖・コーンシロップもたくさん使われていることが多いです。(ちなみにコーンシロップやコーンスターチ、安い油はほとんど遺伝子組み換え作物から作られています。)

 

動物愛護の観点でのみヴィーガンになった人のなかには、ヴィーガンジャンクというか、動物性のものが含まれないなら成分を氣にせず、甘いものやスナック菓子、加工食品をけっこう食べて太っている人やしょっちゅう病気になっている人がいます。そこまでなっていないにしても、そういった健康に良くないヴィーガン食品を、知識がないがために悪気なく人に奨めたり、SNSでシェアしたりしています。

 

「いやいや、どうせみんな動物性のものを含んだスナック菓子や加工食品を食べていて、それらに添加物や砂糖や脂質が多く含まれているのは同じことなんだから、それならヴィーガンのものの方がマシでしょ」
という考えの人もいるかもしれません。
 

ヴィーガンのスナック菓子や加工食品のおかげで一般の人がヴィーガンに興味を持ち、動物性のものが入ったものの代わりにそれを食べると動物の犠牲が減ると考えるのかもしれません。

 

でも、添加物や白砂糖や質の悪い油はあなたの想像以上に人間の健康を犯します。特に過度な添加物は肉よりも体に悪いのは間違いありません。

 

そういったヴィーガン加工食品を製造する会社は動物には優しくても、人の健康や幸せはどうでもよいわけで、営利優先な訳です。

 

たとえ致死量の毒ではなくても殺虫剤を薄めたものを少しふりかけた料理を人に食べさせるなんてことはしないように、人の健康を害する可能性が高い食べ物を奨めたりシェアするのは感心しません。それはただの自己満足でありエゴです。

 

なので、特に、保存料(ソルビン酸K、酸化防止剤等)、着色料、リン酸塩、香料、うま味調味料(アミノ酸等と表示されています)が含まれた食品は、決して人に奨めたりSNSでシェアしないでほしいと切に願います。

 

これから大手資本の会社もヴィーガン加工食品の分野に参入してきますが、それらの会社は通常の食品分野(すなわち肉を含む)で儲けているわけで、肉で儲けている会社にヴィーガン事業においても儲けさせる必要はありません。

 

ヴィーガン一筋で、営利は二の次三の次、世のため人のため世界の平和のためにがんばっている真面目な会社やレストランをぜひ応援してほしいと思います。買い続けたり通い続けろというのではなく、それこそ人に奨めたり、SNSでシェアしたり、高レビューを書いたりするだけでも充分な応援になります。

 

 

実はレストランって儲かる商売ではありません。サラリーマンも経験し、日本では業界No.1のチェーンレストランのアメリカ法人にいた私が実感しているのですから間違いないです。
 

かつては利益率10%で合格、15%で繁盛店、20%で大繁盛店という感じだったのですが、ここ6、7年で最低賃金が大幅に上がって人件費の比率が急増しているので、その定義はそれぞれ5%位は下がるでしょう。つまり利益率5%で合格なのですから、大多数のレストランはそれ以下の利益率しかないことになります。

 

なので、みんな安い食材を調達することに一生懸命で、「お客様のために安全で高品質なものを」という発想がありません。(消費者が安さを求めているから仕方がないというのが彼らの言い分でもあります。)
 

日本の場合、99%以上のレストランがダシの素やア〇の素を使っていますし、アメリカの場合は白砂糖、塩、油を過度に使って客をその味の中毒にしてリピートさせるのが戦略です。もちろん、それらは最安のものなので、最小のコストで客を満足させる効果が抜群にあるということになります。

 

一方、真面目なオーガニックのヴィーガンレストランは、食材は可能な限りすべて無農薬のもの、そして高級なオーガニック調味料を使っていて、原価は普通のレストランの倍以上かかっているのですが、だからといって売値を倍にするわけにもいかず、本当に本当に大変なのです。

 

上に書いたように、ヴィーガンだからといって添加物や化学調味料、砂糖、油のたっぷり入った加工食品を応援したりシェアしたりするのは意味がないどころか、殺虫剤を薄めたものを軽くスプレーした食品を人に奨めているのと同じようなことです。

 

また、ヴィーガンではない普通のレストランとかラーメン屋さんにひとつかふたつヴィーガンのメニューがあって、それが撤廃されて悲しい~なんで~!?っといった投稿を見かけることがありますが、売れないから撤廃されるのであって、それは経営者としては正しい判断です。売れないのに仕込みに時間をかけ、冷蔵庫の場所を取るのは賢明なことではないからです。なのでそういう普通の店に「なんとかヴィーガンメニューを残してくれ」と要望するのはヴィーガンの普及のためではなく単なるエゴと自己満足であり、そもそも肉や魚の入った料理がメインのお店を応援したりシェアしたりする必要はまったくないのです。

 

それをするなら、ヴィーガンのお店、あるいは少なくともメインがヴィーガンの料理で店の存続のため仕方なく魚貝や鶏のメニューを少し置いている程度の店を応援・シェアしてあげてほしいと思います。

 

上に書いたように、特にオーガニックヴィーガンのお店は、営利は二の次三の次、世のため人のため世界の平和のために真面目にがんばっているので、ぜひそういうレストランを見つけて応援・シェアしてあげてください。

 

あっ、でも、愛想がないところ、接客がなっていないところは人への感謝の心がないので応援しなくていいです。(でも悪いレビューや感想はわざわざ発信しないでください。)

 

幸いVegiLiciousはアメリカのビザ更新の審査が更に厳しくならない限り、たぶんもう潰れないと思いますが、開業から1年くらいはずっと廃業寸前の大ピンチ、その後も急上昇というわけにはいかず、人気店になってきたなぁ~と実感したのは5年目になってからです。

日米ともに毎年多くのヴィーガンレストランが堪えきれずに潰れています。私の経験から、美味しいヴィーガンレストランは実際に菜食や肉を減らす食生活に多くの一般人を導いているのであり、毒々しいヴィーガン加工食品は決して購入者たちを菜食や肉を減らす食生活に定着させることはないのです。

 

 

そこのところ、どうぞご勘案の上、今後のヴィーガン啓蒙に役立てていただきたいと思っている次第です。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

中尾あきら

December 25, 2017

12月の思い出いろいろ

テーマ:ブログ

こんにちは! 1999年の12月に今の嫁さんとのお付き合いが始まった 中尾あきら です。

 

翌年の12月に結婚が決まりましたが、アメリカに移住したのも2006年の12月。私的な思い出が多い月です。

 

経営する菜食レストランVegiLiciousは定休日の火曜日以外はクリスマスと元旦にお休みをいただいているのですが、今日がクリスマス、明後日が火曜日ということで我々にとってはめったにない連休です。1週間ほど前から多くのお客様方が「今年もありがとう、連休楽しんでね、メリークリスマス!」とねぎらいの言葉をかけてくださっていました。昨夜最後に来店してくださった新規のご家族連れのお客様は「こんな素晴らしいレストランを作ってくれてありがとう、メリークリスマス!」と言って帰っていかれました。素敵なお客様ばかりで我々は幸せです。

 

おかげさまでとてもハッピーなクリスマスを過ごさせていただいていますが、アメリカ移住以来、12月は寒さが身に染みることが多くありました。南カリフォルニアは温暖なんですけどね(;^ω^)

 

以下12月の私的な思い出です。よろしければお付き合いくださいm(__)m

 

2006年 

日本では業界No.1のチェーンレストランでアメリカにも展開している日系レストランにマネージャーとして就職し、はりきっていました。

 

2007年

休日なし・長時間労働の連続、特にこの時期同僚の店長が辞めたため90日近く連続で一日平均14~15時間位働き、インフルエンザで40度の熱を出しても休めず、さらには会社からの業績アップを迫る度重なるプレッシャーで、体調に異変を感じていました。クリスマスも元旦も仕事で、ついに1月下旬に職場で倒れ意識不明となりました。

 

2008年

同年夏のリーマンショックに端を発して全店舗業績が大幅に落ち込んでいる中、いち早く唯一私の店舗だけが業績を回復し、「繁盛店にしてから辞めてやる」と思っていたこともあり、転職を考え始めていました。

 

2009年

同年春に別の日系チェーンレストランに転職しましたが、やはりブラック労働で時間外手当も賞与もなし。日本でサラリーマン時代、最初に転職して早々にその会社の社員で中国出身の宋さんに、

「中国にこんなことわざがあるんですよ、『虎の巣を脱出して狼の巣に入る』」と言われたのを思い出していました。

 

2010年

系列の他店舗の業績が落ち込んだままであったのに対し、私の店舗はリーマンショック以前の好景気時代を超える業績を達成し、ヴィーガンに目覚め始めていたこともあって起業を考え始めていました。

 

2011年

同年夏にヴィーガンレストランの起業を決意し仕事を辞めましたが、なかなか物件が見つからず、また、契約寸前まで進んだ物件は最後の段階から連絡が途絶えたまま前に進まなくなり、やきもきしたまま越年しようとしていました。

 

2012年

同年春に(上記物件とは別の)今の物件と契約したものの、アメリカ特有の複雑多岐な許認可と、工事のいいかげんさで、工費は2倍、工期は3倍にも膨らんでいた中、やっと「来月にオープン!」というところまでこぎつけて、ビザも取得しましたが、早くも気苦労で疲労困憊でした。

 

2013年

同年1月にVegiLiciousをオープンしたものの、お客様が全然来ない、事業計画と比べると1/3しか売上がない!という状態が続き、秋になると、あろうことか、業績はどんどん下っていきました。それは季節的なもので秋になると20~30%は売上が落ちるのはその地域では普通なのですが、それではやっていけません。心配した友人がカナダに住む自称カリスママーケティングコンサルタントを紹介してくれたのですが、その人は何の策も思いつかないまま、我々のホームページやSNS(Facebookやツイッター)、パンフレットを見て、「〇〇はよくない」「△△はやめろ」「××もダメ」とダメ出しをするだけで、具体的なマーケティング戦略は何も提案しないまま2ヶ月以上、「体調が・・・」とか「子供が・・・」とかあれやこれやと言い訳しながら結局音信不通になり、前払いの報酬1500ドル(約15万円)を持ち逃げされ、その月の売上は今では8営業日程度で稼げる額にとどまって大赤字となり、廃業寸前の大ピンチに陥っていました。

 

2014年

5月位からぽつぽつと単月黒字に転換してきて、まずまずの氣分でお正月を迎えられるなぁ~と久々に思っていました。

 

2015年

年末にVegiLicious起業以来初めてのビザ更新。ここで審査官に45分に及ぶ厳しい質問を浴びせられ、さらに「今回の更新は認めるが、期限は2年、次回は50%は業績を上げてこないと再更新は難しい」と言われ、絶望感でいっぱいでした。あらゆる努力を積み重ね、死に物狂いで頑張ってきて、1年でやっと10%とか15%くらいしか上がらないのに、(書類審査で半年かかるので)1年半で50%アップなど無茶苦茶だぁ~と思いながらの越年でした。

 

2016年

順調に業績を上げてはいましたが、50%アップはまだまだ雲の上でした。でも1年後のビザ再更新が却下されてVegiLiciousを強制終了されたとしても、我々の腕や思いが削がれる訳ではなく、開業コストが安くクール宅急便があって通販もできる日本で、我々の腕や思いを存分に発揮することもできると悟り、あらゆるストレスから解放され爽やかな氣持ちになっていました。

 

そして2017年の11月、特に注文をつけられることなく我々のビザ再更新が承認されました。

 

おかげさまで、これまでの人生で最も晴れやかな氣持ちで妻とともに新年を迎えられそうです。


お客様のこと、そして地球のことを思って、人にも環境にも優しい料理を諦めないでずっと真面目に提供してきて本当に良かったと思います。
 

メリークリスマス&ハッピーニューイヤー♬

(VegiLiciousの近所のハーバー、高級住宅街です。海辺のおうちの多くはこの時期イルミネーションを施しています。)

 

お読みいただきありがとうございます。

 

中尾あきら

December 13, 2017

アメリカで日本人が永住権を取得するには

テーマ:ブログ

こんにちは! この12月でアメリカ移住11周年を迎えた 中尾 あきら です。

 

日本生まれで日本育ちの私がアメリカに合法的に住み働くためには、アメリカ政府に承認されたビザが必要です。

 

ビザの申請書類は日本にある在東京アメリカ大使館か、在大阪アメリカ総領事館に送り、最終面接もそこで行われます。

 

ビザのシステムはとても複雑多岐で審査も厳しく、時間とお金がかかります。

 

時間は、申請書類を作るのに専門家の弁護士でも1ヶ月、書類を送付してから面接までは3ヶ月から半年、またお金は、専門家の弁護士に依頼すると30万円から60万円かかります。

 

11年前、日本では業界No.1でアメリカでもチェーン展開している某レストランの運営会社に店舗マネージャーとして採用されたことにより、その会社を保証人としてビザを取得し、渡米しました。

 

その後、別の日系経営のレストランに転職したのですが、同じくその会社を保証人としてビザを再取得。

 

そしてその後、その会社を退職し、菜食レストランVegiLiciousを起業したのですが、今度は自分で設立した会社を保証人にして、独力でビザを再々取得。

 

その後も厳しい審査をクリアして5年の間に2回ビザを更新しています。

 

ですが、アメリカの場合、ビザ更新のための審査の壁はとても高くて厚いので、個人事業規模の会社ではなかなか通ることができず、却下となることが多いのです。

 

そうすると、せっかくそれまでアメリカに生活と仕事の基盤を築いていても、アメリカに残ることができず、すべてを捨てて日本に帰るしかないのです。

 

もっとも悲惨なのは、「なんとか更新できるだろう」と思って在日アメリカ大使館(あるいは総領事館)に面接に行き、却下され、アメリカに戻れない!という人です。ビザが却下されると、たとえ観光でも7~10年はアメリカに入国できない場合が多く、そういう人はアメリカに家も車も会社も銀行口座もそのままでどうにもできない!なんてことになってしまいます。

 

よく、簡単に「永住権はもらえないの?」とか「永住権は申請しないの?」と聞かれますが、なんとも不公平で理不尽なことに、アメリカでビジネスを所有し、自己の会社を保証人とすることによってビザを保持している人は、永遠に永住権を申請することができないのです。

 

つまり「アメリカにいたければ、そのビジネスを拡大してビザを更新し続けなさい」ということなのです。

 

日本人がアメリカで永住権を取得するには、

・ アメリカ国籍を持つ人と結婚しアメリカに住むこと (2年その状態を続ければ離婚しても剥奪されない)

・ 国際的に認められた研究者や技術者

・ 著名なプロスポーツ選手

・ 審査に通り得る会社を保証人として、その会社になくてはならない人材であると認められること

・ すでにアメリカ国籍を取得している親、子、配偶者、兄弟等を保証人として申請すること

のどれかが必要で、我々のような事業家のビザ保持者は、自分のビジネスではなく上記のような別の道を探さなくてはならないのです。

 

その一方で、アメリカには「永住権抽選プログラム」という信じられない公的な「くじ」が二十数年にわたって行われており、毎年約5万人に永住権が無条件で与えられています。

 

だいたい200分の1くらいの確率で当選するようで、私のアメリカの友人・知人にもコレが当たってアメリカに移住したという人がけっこういます。

 

もちろん、その制度によって永住権を獲得した人に対しては「おめでとうございます!良かったですね!!」と素直に思いますが、そのくじの制度自体は、ビザをなんとか取得し必死で更新し毎年納税している人たちを冒涜していると思われかねないものです。

 

日本もそうですが、多くの国では、学生ビザや研修ビザ以外の労働ビザで居住し納税している人は、10年たてば永住権の権利が与えられます。

当たり前ですよね。きちんと納税し、年金も払い、ましてや会社経営者であれば、法人税も売上税も納税し、従業員(アルバイトでさえ)の年金も半分負担しているのですから。犯罪を犯せばビザは更新できないので、ビザ所有者はすくなくとも平均的な「善良な市民」よりも善良です。

 

(みなさんへメリークリスマス!)

 

そう思っていたら、今の大統領が「永住権抽選プログラム」を廃止すると先般声明を出しました。

 

「その代わりに正当なビザで10年以上納税している外国人居住者に永住権を与える」という声明が出るのでしょうか。

 

公平な判断を期待したいところです。

 

【関連記事】

アメリカのビザと不法移民【前編】

アメリカのビザと不法移民【後編】

自由と夢の国アメリカ?

困難なビザの再更新に成功しました!

 

お読みいただきありがとうございます。

 

中尾あきら

December 04, 2017

困難なビザの再更新に成功しました!

テーマ:VegiLicious

こんにちは! 5年前にアメリカの南カリフォルニアで菜食レストランVegiLiciousを起業した 中尾あきら です。

 

先般、私と妻がVegiLiciousを続けるのに必要な「アメリカに合法的に住みビジネスをすることができるビザ」は再更新が承認されました。
 

以前に当ブログに書きましたとおり、大資本ではない個人がアメリカでビジネスをするためのビザを取得するのは本当に大変で、そのビザを更新するのはさらにさらに大変です。

 

アメリカのビザと不法移民【前編】

アメリカのビザと不法移民【後編】

自由と夢の国アメリカ?

 

2年前に最初の更新をしたときは、書類審査だけで2回も追加書類を要求され(書類不備という訳ではなく、ビジネスが順調という証拠となる書類)、面接でもいきなり「売上が低いけどなんでだ?」から始まり、その後もなんと45分に渡って厳しい質問をされ続けました。

 

最後、審査官はため息まじりに「ビザの更新は承認するけど、2年後の次回は50%は売上を上げてこないと再更新は難しい」と我々に告げました。

 

2年後といっても、書類審査に半年近くかかるので、申請書類提出までの1年半で売上を50%上げなくてはいけません。

 

それまでの3年間、あらゆる努力を重ねても年平均15%くらいしか上がらなかったのに、1年半で50%アップとは絶望的な数字に我々には思えました。

 

ビザ更新ができないと、我々はアメリカから去らなくてはならず、VegiLiciousは「強制終了」です。

 

「どうする!?」「もっともっと頑張れ!」なんてことで夫婦の間に亀裂が入りそうなこともありました。

 

それまで以上に肉体的精神的限界を超えてあと1年半頑張り続けると、完璧を目指すゆえに相手の足りない部分や欠点、考え方の違う部分が氣に障り、家庭不和に陥りかねないと思い、それ以降は、やや力を抜いて、でも手は抜かず、残された期間、明るく楽しくVegiLiciousを通してお客様を健康に幸せにしていこうという結論になりました。

 

そうすると、不思議なことにどんどんどんどん売上が急カーブで上昇していったのです!

 

アメリカでは、住宅街では3年で、全体でも5年で9割のレストランが潰れるそうですが、VegiLiciousは今年7月末にビザ再更新の申請書類を提出する時点で、1年半前の50%アップを達成し、5年目の今年は1年目の100%アップの見込みとなりました。

 

これらの実績、及びレビューサイト等における高評価が面接時の審査官のお眼鏡にかなったようで、前回と違い、質疑応答は5、6分で、次回更新のための要求や条件などは特に言及されず「素晴らしい!これからもがんばってください」という言葉までいただけ、晴れて承認となりました。

(ビザが承認された直後、在大阪アメリカ領事館前にて)

 

VegiLiciousに来店してくださるお客様は本当に素敵な方ばかりで、その方々がまた素敵な方々を連れてきてくださる、紹介してくださる、SNSに載せてくださる、レビューに書いてくださる、ということの積み重ねで、ここまで来ることができました。

 

多くのみなさまのご支援に、心より感謝しています。

 

これでしばらくはビザの心配をすることもなく、世界の平和と調和の社会へのさらなる貢献のために、VegiLiciousを発展させることに全力を注ぐことができます。

 

今後は日米両方でVegiLiciousで大人気のヴィーガン神戸焼肉の通信販売に取り組みたいとも思っています。

(アメリカはクール宅急便がないので難しそうですが...(;^ω^) )

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

中尾あきら

October 28, 2017

物質主義からの解放 ^^/

テーマ:ハッピーライフ

こんにちは! 6年前ロサンゼルスでラーメンブームの兆しがあからさまに見えていたときに、ヴィーガン(完全菜食)レストランの起業を決意した 中尾あきら です。

 

その後ラーメンブームはますます顕著となり、毎年100件以上のラーメン店がオープンするロサンゼルスおよびその近郊で、まだまだヴィーガン人口は超少数派です。


特に郊外の年齢層の高い住宅街では我々の店は「変わった店だなぁ」と思われがちで、5年前のオープン当初は、ロサンゼルスの最もファッショナブルな場所でもヴィーガンレストランは1歩早い、ましてや郊外では5歩早いと言う感じでした。


当たり前のことですが、ラーメン店の方が、店作りも、メニュー作りも、集客も、その後の運営もはるかにラクだったに違いありません。(1年ちょっと前からウチの店でもヴィーガンラーメンを始めたのですが凄い人気です。)


ヴィーガン、あるいはヴィーガン的な考えというのは、郊外でもここ2年ほどでやっと時代が追いついてきた感じで、今では「2歩早い」くらい。私のレストランVegiLicious は多くの素敵なお客様方のおかげで5年目にしてようやく人気店のような感じになりました。

 

ところで、人間は、カラダというハードウェアと、ココロというソフトウェアが一体となって人間なのですが、物質世界のこの世では、精神性が薄れがちで、特に文明が進んだ現代では、それがそのまま物質社会となり、精神よりも、物質に重き価値を置く人が圧倒的です。人々はより良い暮らしや贅沢を求めて、ほどほどの生活以上の新しいもの、便利なもの、豪華なものを買おうとし、そのためにお金を稼がなきゃと思いがちで、地球環境や他の人のことをおもんばかろうという発想になかなかなりえません。

 

限りある資源と失われていく環境のことを考えて、循環する社会、他の人のことをおもんばかれるようになる次世代の人を作るのが大人の責任だと私は思うのです。

 

畜産は、全世界のすべての車から排出される排気ガスよりも多くのメタンガスを排出し、農業の20倍以上の水を消費し、餌として1キロの肉あたり平均8キロの穀物を消費し、砂漠化、酸性雨といった環境破壊の最大の原因となっています。

 

また家畜の肥育状況は劣悪で、屠殺方法も残酷です。

 

肉食は人間のカラダにまったく適しておらず、あくまでも採取できる植物がないとか飢饉という非常時のために、かろうじて動物性のものを摂取・消化できる機能が備えられているだけで、日常的にはカラダの構造上10%以上取るべきものではありません。

 

また、肉食は人間のココロを欲望的・攻撃的にしがちで、世界の歴史を見ても、菜食の食習慣が多い地域では戦争や争いごとが少なく、また日本においても、肉食禁止令が徹底していた平安時代中期までと、江戸時代は長くずっと平和でした。

 

私が焼肉店のマネージャーを辞めて、ラーメン店ではなくヴィーガンレストランを起業したのも、物質的な理由ではなく、人々を健康に幸せにし、世界の平和・調和の社会へ貢献したかったからで、今もずっとその思いを抱き続けています。

 

それに少しでも貢献できているということが、私と妻に幸せにしてくれています。

 

成幸だなぁとつくづく実感します。経済的成功はそのあと少しずつついてくればいいかなと思っています。

 

 

{6434D60A-0066-437C-9ABD-0130C446DF77}

 

 

ぜひ、物質と精神の価値観の比重を少し見つめなおしてみてください。

 

(お金を含む)物質にいくら満たされていても、幸せになれていない人のなんて多いことでしょう。

 

古い言葉ですが「世のため、人のため」を軸にして思考すると、行動も変わってきて、心が豊かに晴れやかになります。

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

中尾あきら

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。