「ブッシュ孝子全集
暗やみの中で 一人枕をぬらす夜は」
2020.4.13初版
新泉社
先週の金曜日
何ヶ月かぶりで電車に乗り
(一駅ですけど)
少し大きめの本屋さんに行ってきました。
気がつけば滞在時間4時間!
最後の最後に導かれるようにして購入した本です。
ゴフスタインのこの本や
ゴフスタイン つつましく美しい絵本の世界
Amazon(アマゾン)
2,740〜6,578円
別のショップのリンクを追加・編集
安野光雅さんのこの本
かんがえる子ども (福音館の単行本)
Amazon(アマゾン)
580〜3,057円
別のショップのリンクを追加・編集
は、すぐ決まり
そのあとは
あれやこれやと手に取り
ぐるぐる うろうろ
他にも絵本や本も
購入したいものもありつつ
しばし考えて見送ったものもありました。
もう帰ろ、帰ろと思って出口に向かおうと歩いていて、あっ!
「歳時記」「季語」「七十二節気」に関するいいのがあったら欲しいなあと思っていたことを思い出し、手に取って見ていましたが、あまりにヘロヘロで、頭が働かず、「やっぱり次回ゆっくり探そう」と思いました。
(何かおすすめあれば、教えてください)
ふとみると隣が詩集の一角でした。
有名な方々の詩集が並ぶ中で、「若松英輔」さんというはじめて聞くお名前の詩集や本が何冊かあり、どれにしようかと考えていた時、そのお隣の「ブッシュ孝子」さんの詩集に目が行きました。
詩集「暗やみのなかで・・」の中の詩を、読んでいくうちに、どうしよう、こちらもお迎えしたい気持ちが湧いてきました。
詩集の最後に若松英輔のことばがあり、
最初に
「何かに導かれるようにして、そのブッシュ孝子の言葉に出会った。小林秀雄は、ランボーとの言葉の遭遇を「事件」だったと書いているが、私にとっても彼女の詩に出会ったことは、文字通りの意味で人生なら出来事だった。それは過去形ではない。今も「事件」であり続けている。」と書かれてありました。
それで若松英輔さんより先に
ブッシュ孝子さんだ、と思い
最後の最後で
この詩集をお迎えしたのです。
*****
そしたらなんと
この詩集のことを
ことりの木*makiさんが
アップされていたんです!!
私にとってはじめて知ったばかりの方の詩集が!!
ほんとビックリ!!
そして、なんだかうれしかった。
(makiさんのブログから伝わる世界が好きで、makiさんがご紹介されている、まだ知らない絵本や本は、読んでみたくなり、私も好きなものが紹介されていると、単純にうれしくなります。)
・
・
・
(makiさんのブログ見たら、ブッシュ孝子さんのこと、前にアップされていました(あちゃー)ごめんなさい、意識の中ではすっかり忘れていました。でも、心のすみにインプットされていていたのかも)
私は今回はじめての出会いでしたが、
makiさんは、ブッシュ孝子さんのことをなんと!!中学の時にすでに「詩とメルヘン」で出会っておられた。
そして、ブッシュ孝子さん没後すぐに出版された詩集「白い木馬」も「詩とメルヘン」も今も大事にされているのです!!
孝子さんの詩もずっと心の中に温められていて・・・
ブッシュ孝子さんのこと
ブッシュ孝子さんの詩集のこと
おはなしくださっています。
makiさんのお人柄が伝わってくるブログです。
↓
↓
↓
1963年 お茶の水大学入学。家政学部児童学科四年生時に提出したレポートに記した、孝子さんの言語観。
「私は、いつの頃からか、世間には、同じ言葉で話せる人間と、それの通じない人間のあることがわかってきました。それは、心の国籍みたいなようなものです。・・・・・・同じ国籍者の者同士は、たとえ、初めてあっても、相手の心の中に、自分と同じ故郷の山河を持っていることが、わかるのではないでしょうか。・・・・・・私がこれからしなければならないことは、その私自身の国の言葉を、より豊に、美しく使えるようにすることです」
私は、出会ったばかり
大切に愛おしんでいきたい詩集です。