今年(2019年)の6月初版
山崎優子・絵と文
私は至光社の絵本
結構好きです
裏表紙の
『0歳から100歳までの
すべての子どもたちにおくる
至光社の絵本』とのことば
本当に嬉しい♡
内容紹介
森のむこうのもっと遠く……
山のなかにあるしずかなみずうみは
せかいをうつす水鏡
小舟でそっとこぎだせば
わたしが世界の中心です。
読む人の五感を呼び覚ます絵本作家・山﨑優子の詩情あふれる一冊。
言葉では語り尽くせない圧倒的で寡黙な自然の美しさと、その中で自由にうつろう人の心情を、静謐(せいひつ)な絵と、優しくいやしに満ちた詩で表現した絵本です。
まるでそこにあるのが秘密のような、音をたてたら消えてしまいそうな、はるか遠くの山の奥にある静かな湖(みずうみ)……。
朝靄のなか聞こえてくるのは、かすかな水音。起き出した水鳥がゆらゆら波をたてると、星空色の魚は夜とともに姿を隠す。
そんなひっそりと静寂な夜明けの湖を、小さな子どもがそっと小舟でこぎ出すと……。
著者が北海道の然別湖(しかりべつこ)で体験した神秘的なまでに美しい夜明けのひと時を、シンプルで詩のようにつむいだ言葉と、寡黙な中にさまざまな仕掛けに満ちたイラストレーションに織り込みました。
おとなも子どもも、雑多な情報が洪水のように溢れるあわただしい日常を離れ、たったひと時、大いなる自然に身を任せ、自ら(みずから)の感覚だけにそっと身をゆだねると、失いつつある自分自身の感性をいつのまにか取り戻すことができるでしょう。
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山崎優子さんの
絵とことばが
すべて
ざわざわしていた心が
しずか〜になって
し〜〜〜んとなって
やっぱり守られている
夜から朝へ
光の射す方へ
そっと漕ぎ出そうと思います
心に静寂の時をもたせてくれる
絵本です♡