大人なショートストーリー
「うるうのもり」
あの森に行ってはいけません。
うるう、うるう、とないている
おばけが出ますから”
転校したての僕は、
先生の言いつけをやぶり、
おばけが出るという
森の奥へ迷いこんでしまう。
そこで出会ったのは、
不思議な、「あまり1」の人間。
世界からはみ出した
ひとりぽっちの存在、
『うるう』だった......。
うるう年のうるう日のように、
「余りの1」が
世界のバランスをとることがある。
人間もそう。
世界でたったひとりの
余った人間「うるうびと」。
彼が少年と友達になれなかった
本当の理由とは…。
*****
私は今まで知らなかったけれど
著者は の小林賢太郎さんは
コントグループ「ラーメンズ」として有名?脚本家、演出家、パフォーマーとして、舞台作品や映像作品を多数発表。
この絵本「うるうのもり」は
舞台作品「うるう」(2011年初演)をもとにつくられました。
悲しくて、孤独で
でもどこかできっとつながっているよ
モノトーンの細かい線描画
大人なおはなし
尾を引いています
絵本と舞台は内容が違うみたいだけど
四年に一度の公演、一度観てみたい。