先生の思いやり | 茶と湯

先生の思いやり



寒風吹きすさび、雪残る今日でした。

皆さんお寒いでしょうと、今日は釣り釜に筒茶碗。

釣り釜とは、写真のように、天井から釣ってある釜です。
炉の下の空間が広く空くので、部屋が暖かくなります。
また、釣り釜は雲竜釜といわれる口の大きなもので、その分水蒸気が部屋の中に発散されるので、みんなが暖かく過ごせます。

その日の天候により道具を変え、茶室ができるだけ居心地のよい空間であるようにとの先生のお心遣いに心を打たれました。








お庭に咲いた椿の花を漆塗りの水差しに沢山生けてありました。
可愛いです。



お軸は「一を以って之を貫く」。
お筆は大徳寺前管長、雪底老師です。
ダイナミックで力強いお筆です。
貫き通せてない自分を振り返りました。