こんにちは…!
どうですか、あなたは中秋の名月を楽しめましたか?
東京はダメでした…きっとあの厚い雲の上は名月なんでしょうに…!
さてひさしぶりにTVで「マイ・フェア・レディ」をやってました!
あのオードリー・ヘプバーン主演のものです…
ヒギンス教授をレックス・ハリソン、イライザの父親はスタンリー・ハロウエイとそれぞれの当たり役で、60年前の映画なのに結構楽しめましたよ…
原作はアイルランド生まれの劇作家、小説家、批評家、脚本家…この他にもいろいろな職業があっても、ふさわしいのは「皮肉屋」!ジョージ・バーナード・ショウ…!
そのショウの「ピグマリオン」が原作ということです。
しかし今見るとこの映画、僕にはオードリーの魅力満点とはいかないようです。
というのも映画全般では彼女は今で言う口パクで、実際に歌っているのは「王様と私」でアンナを歌っていた人と同じらしいです。しかもハロウエイもちがっていたらしいですね…映画ではあんなにうまく歌っていたのに…♪
で、彼女の歌といえば「テファニーで朝食を」でアパートの自室の裏窓に腰掛けながら、ギターをひきながら主題歌を歌ってましたね…!
僕はあのときのヘプバーンが一番いいなナ思っています…♪
でもあの歌い方じゃ「マイ・フェア・レデイ」は無理かな。
劇そのものは有名なロングランを続けた舞台劇で、イライザ役は歌って踊れたジュリー・アンドリュースがやったそうです。はじめは彼女がそのままでキャスティングされたらしいのですが、それでは映画は売れないということでオードリーに決まったらしいです。やはり当時のオードリーはお金を生み出せるスターだったんですね…
でもこの映画、アカデミー主演男優賞はレックス・ハリソンに決まったんですが、女優賞はなんと「メリー・ポピンズ」のジュリーに…やはり口パクが響いたようです。
僕たちはレックスの英国流の部屋着や外出着、帽子のかぶり方までみたものです。
やはり英国紳士!とはいってもやはりかなりの女好きでならしたそうです…
僕は「完全なる夫」の最後の顔や、「ドウリトル先生の不思議な旅」「黄色いロールスロイス」なんかと一緒にポスターのボブ・ピークなんかも懐かしい名前です…
今日の新聞朝刊になんと80年前の「あいうえお…」の発音をX線でガラス板に焼き付けたものがイギリスの大学で見つかり、近く日本に里帰りする予定だそうです…
こんな研究を続けていた人がいたのも驚きですが、それがイギリスの大学に現存していたとは!
あのヒギンス教授の部屋にあった発音図やグラモフォンに吹き込まれていた声…実際にかなり研究してあの部屋、いやセットもつくられていたのだと、あらためて感心しました!
セリフのなかに「ウエールズのなまりがある…」というところがありますが、このウエールズなまり、なんともわかりにくくて有名らしいです。でも映画でヒギンス教授が直そうとした、正確にはピカリング大佐との賭けでイライザの発音を直したかったのはロンドンの下町言葉らしいです。
そこでは「ヒ」は「イ」となって「エイチ」が発音出来ないらしいですから、イライザにいわせれば「(ヘ)エンリー・(ヒ)イギンス」になります…!
江戸っ子の「ひ」と「し」が言えないのとおなじですね…!
でも「お国言葉」というのもあります。僕たちはどうやら「標準語」にこだわりすぎているのかもしれません。
さてこのバーナード・ショウ氏、ベジタリアンとしても知られています!
そして皮肉と警句に満ちた生涯だったようですが、
「青春なんて言うものは 若い奴らにはもったいない」なんていうのもあります!
さてご同輩、まだまだ青春ですぞ…!