自然の循環の中での人間の役割 | misaのブログ

misaのブログ

遊びに来てくださって ありがとうございます!

木内鶴彦さんの講演会には、これまで何度か参加してきましたが、木内さんが未来に向けてやろうとしている事は、石油や原発利権に群がる人々にとっては非常に不都合な発明になるため、私もブログでご紹介するのを避けてきました。

木内さんの身に危険が及ばないかと心配していたのです。

けれど、先日の木内さんのお話では、こういう事は隠さないでオープンにして多勢の人に知ってもらった方が、安全だとおっしゃっていたので、私もようやく記事にする事ができます。

木内さんもその方向で、こちらの動画ではかなりの事をお話されています。長いですが是非ご覧になってください。

photo:01


ENN・「いま知って欲しいこと」
http://m.youtube.com/#/watch?v=1r9CHef0S4Q

私のブログでも、こちらの記事が分かりやすいと思います。

今こそ、地球再生のとき!

さて、未来への計画の前に、木内さんが何度も講演会で話される自然循環のお話があります。

とても大切なお話なので、今日はそちらをご紹介したいと思います。

☆☆☆

自然の循環は、本当にうまく作られています。何ひとつとして無駄がありません。

植物や動物といった生き物は、食べ物や養分などの栄養素がないと生きていけません。

植物や動物の死がいや糞が腐り発酵した栄養分は、雨に溶け川に流されやがて海溝にたまります。

その海溝の一番深い所にはプランクトンや微生物がいます。

それを食べるヒゲクジラなどが中層にいますが、クジラも鮫に襲われ食べられるという食物連鎖を繰り返していきます。

やがて、海の上部にいる魚たちの所へ連鎖がいきます。

そして、その中から山を遡上する魚が出てきます。鮭や鱒などです。

生まれつき淡水のキレイな水の所でないと産卵が出来ないという仕組みになっているのです。

川の上流で産卵が終わると死に、そこで腐っていき栄養分になります。

また、熊やタヌキがそれをくわえ、本能的にもっと山の上に持っていき食べます。

そして、山のあちこちで糞をし、山の植物の栄養分となるのです。

やがて、動物たちも植物も死んで、山の栄養分となり、雨が降り栄養は下の方下の方に流れて行くのです。

☆☆☆

本当にうまい事できています。

人間がいなくても、いや、人間がいない方がむしろ生態系は完璧に保たれているのではないでしょうか。

人間は、大地を農薬まみれにし、家畜をホルモン剤や抗生物質で早く成長させ、山を崩し木を伐採し、人間に都合のよい木ばかりを植え、工場から廃液を垂れ流し、煙突から煙を出し、人間も薬づけにし、あげくの果てには放射能を撒き散らし、、、と挙げればきりがないくらい地球環境や生態系を乱しています。

北京の大気汚染も、木を伐採し自然を壊したからしっぺ返しが来ているのです。

木内さんは言います。

人間は生き物の中で一番の新参者なんだから、生態系を守るお役目をしていかなければならないと。

人間にしかできないお手伝いがあるんだそうです。

例えば、山には実のなる木を植えてあげる。また、栄養分が多すぎて藪のようになってしまった場所があれば、下草を刈って動物たちが行き来できるようにしてあげればいいんだそうです。

昔は、それをちゃんとやっていたそうです。だからクマだって猿だって人里には出て来なかったんです。

自然をないがしろにして、経済発展や利益の追及ばかりしていたら、私たちは地球に住む場所を失うと思います。

産業の発展よりも何が大切か。

太陽が輝く下で、生きていくのに一番なくてはならないものは何か。

きれいな水と、きれいな空気と、安全な食べ物ではないでしょうか。

残念ながら、原発事故はこれら全てを私たちから奪いました。

今からでも遅くはありません。気づいた人から地球を元に戻していきましょう。

自然の循環を守り助けて行くのが、私たち人間の役割なのです。