あの頃は、富山市内でひとり暮らしをしていて、雪も積もっていて、交通機関がヤバいから、休みだけど、実家には行かないと決めて寝ていた。5:30頃に目を覚ましたけど、休みだからと二度寝してしまった。テレビをつけたまま、寝てしまって、再び、目を覚ましたら、目にとびこんできたのは、火事のシーンだった。どこ?と思って観ていたら、なんと、神戸市だった。私が寝ている間に、大きな地震があったらしい。1階で寝ていたから気づかなかったみたい。ただ、交通機関がヤバいと言うのは本当だった。実家に行かなくてよかった。そして、半年前に神戸の高架下の店で買った、サンダルを見つめていた。あの商店街はどうなったかなぁ〜なんて気にしてた。被害に遭われた方々の名前を見るたびに、神戸の人と結婚して、子供が産まれたと言っていた、ALFEEファンの人を思い出して、彼女と仲がよかった、友だちに連絡したら、「大丈夫らしい。」と聞いて、安心した。それから、10年ぐらい経ってから、大きくなった娘さんと彼女の姿をコンサート会場で会った時は、本当に安心した。その頃から、阪神大震災の時の話をする方たちと出会うことがあって、生きると言うこと、助かると言うこと、大変なことだと思った。地震とか台風は自然災害だから、どうすることもできない。自分で守る。それも難しい。毎日のように、日本中のあちこちでおきている。自然災害から、身を守ることほど、難しいことはない。大震災は絶対に忘れてはいけない。
地震のあとの半年後、神戸に行ってみた。街は復活したように見えたけど、お気に入りのサンダルを買った店があった、高架下はシャッター街になっていた。ちょっと、びっくりしたけど、高架下だから、あれが限界だったのかも知れない。多くの人たちの未来を奪ってしまった、大震災。もう、おきないでほしい。