とあるつながりからFacebookでお友達になった傾聴カウンセラー辰由加さんの本を紹介します。

 

辰さんはご自身のお子さんの傾聴を実践することで息子さんとの関係を良好にすることができたということが本の中に書かれています。

 

傾聴の本は私も読んだことがあり、多少の知識はあるのですが、傾聴は

身内、関係が近ければ近いほど難しい

ということは理解していました。

 

それは

 

身内だと相談の内容が自分に原因がある。

人は無意識に人から批判されることを拒否するので、身内(この場合クライアント)から相談されても自分(この場合カウンセラー)のことを悪く言われたら反論したくなり、反論する、

または

「お母さんが一生懸命育てたのに、なんてこというの!」

と怒る。

自分のことを言われたら自分を否定されたようになり、自信がなくなり、落ち込む。泣き出す。自己否定に走る。

カウンセラーは動揺することなく傾聴しないといけないのにこれでは相手(クライアント)を落ち着いて傾聴するどころではない。

 

かくいう私も親からはしっかり話しを聞いてもらったことがないので、難しいことは百も承知でした。

 

だけど思うのです。

 

親子関係で傾聴がしっかりできれば必ず関係性がよいものになる

と。
 
私が子どものころできないことがあると親から怒られました。
 
って。
子どもからしたら原因なんてないのです。
できないものはできないのです。
 
だったらこの場合
それじゃあできない理由を一緒に考えようか
と一緒になって考えてあげるほうがはるかに有効です。
そうすることによって子どもは受け入れてもらえたと思い、安心するのです。
 
この本は傾聴に関する知識やテクニックはもちろん載っていますが、それよりも親子関係に問題がある人へ向けてのメッセージ的要素が強い本だと思います。
 
だから第3者への傾聴というよりも親子関係につまずいている人、親から子へ傾聴をするために勧めるのにいいですね。
 
私には子どもはいませんが、もし子どもができたらぜひこの傾聴を実践して子どもを受け入れてあげたいです。
 
いいところも悪いところも、よくできるところもあまりできないところも含めて親にすべてを受け入れてほしいと思っているのが子ども。
そしてそのすべてを受け入れる余裕のある器を用意するのが親。
 
自分が子どものころにしてほしくてたまらなかったことをしてあげたいと思います。
 
だけどいつのなるのか・・・真顔
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