冬も深まり、いつも通り抜ける桜並木も、すっかり葉が落ちてしまいました。

春咲く桜の花目が、実は7月〜8月に作られていると知るまでは、殺風景に感じていた、冬の桜並木。

近くで良く観察すると、確かに、花目が至るところに作られていて、春の開花を夢見ながら、心地よい眠りについているように感じます。

おまけに遠くから眺めると、桜の木全体に、ほんのり桜色のモヤがかかって見える気がします。

たった一つ、知識が増えただけで、こんなに物の見方が変わるのかと実感しました。

叡智とか、宇宙の法則とか、とても深淵で、理解できないもの、手の届かないものと思いがちだけど、こうやって、自分のものの見方や考え方が変わるきっかけとなるのなら、日常の些細な知識でも、叡智になるのではないかと、冬の桜並木を歩きながら、思いました。