うちでは初のフューザー戦士! エアハマーを紹介!
◆トランスフォーマー ビーストウォーズ フューザーズ エアハマー
2種類の動物を同時にスキャンしてしまったという設定の、企画室の人たち酔っ払ってたんじゃないかと思ってしまうフューザーズシリーズ。シャチ+ゾウとか、トカゲ+トンボとか、サソリ+ヘビとか、そういうのに変形する意味のわからんシリーズです。海外で主に展開され、日本においても何体か発売はされたのですが、半数ほどは結局出なかった模様。
国内発売が見送られた中の1人、それがこのエアハマーです。変形はシュモクザメ+鳥! ベーシック(スカウト)クラス。所属はサイバトロン。発売は…世紀末から2000年にかけてあたりだと思います。
変形モチーフのことは置いといてロボットモードの姿を見てみると、ヒロイックかつ神秘的でなかなかカッコイイですね。海に舞い降りた天使……エアハマーさんマジ天使……
後ろ姿。もうほとんどビーストモードの背中! サメの頭と鳥の羽をそのまま背負ってます。
顔アップ。この個体は中古品でなおかつ全身結構な勢いで日焼けしている個体(エアハマーは日焼けしやすいんだとか)なんですが、それでも透明感のある白が印象的。かなり小さいサイズにもかかわらず目の塗装も綺麗です。
鼻や口の無いマスク顔ですね。
ちなみにパッケージのイラストはこう。
顔ぜんぜんちげえ!と思いましたが、このイラストを踏まえて顔アップ画像を見てみると玩具の方もマスクじゃなくて大きく下に張り出したクチバシなんじゃないか?と……
なんか怖くなってきたのでマスク顔ということで!
国内販売はされなかったので海上司令官とか深海攻撃員とかの役職名は不明ですが、パッケージの説明には『AERIAL RECONNAISANCE』とありました。空中偵察員エアハマーって感じですかね。ちなみに名前のスペルはAIR HAMMERなので、エアハンマーと表記するところもあるみたいです。air hammerは特に意味のある熟語ではないようなので単純に空飛ぶシュモクザメ的な意味の名前なんだと思います。
玩具に戻って造形を見ていくと、なにこの超デカイ胸!もしかして鳥だけに鳩胸ってことですか? ハッとしちゃいますね。巨乳にも見立てられて大変よろしいと思います。メタリックブルーの塗装も綺麗!
胴体や腰は機械とも生物ともつかぬ不思議なデザイン。
ヒザから下はそのままビーストモードの脚になる関係もあり、生物的な鳥の脚といった印象。タカとかフクロウとかの猛禽類っぽい感じですね。ふくらはぎから足首にかけての曲線が色っぽい。
右手はクローというかペンチのようなデザインになってます。
さりげなくサメの顔のようなモールドも!
左手はサメの尾ビレがそのままついてます。手がビーストの尻尾そのままになってるトランスフォーマーはちょこちょこいますが、このエアハマーは尾ビレの下葉を親指として捉えることができるので手として認識しやすいのがいいですね。
綺麗な顔立ち、メタリック巨乳、スマート体型…と女性型に見立てられる要素満載ですが公式設定では男性です。その証拠に股間を覗くと2つのネジ頭がまるでタマキンに見立ててくれといわんばかりにチン座しております!こいつぁ刺激的だ!
でも玩具に公式設定なんてあって無いようなものなので女性に見立てるのも大変楽しく興味深い遊び方に思います。
ふともものラインなんか実にセクシーですね。ふともものエロさは男女平等!
可動の話!
首は軸で左右に回ります。背中の羽ごしにこちらを見たりといった動きも可能。
最初後ろ姿見たときは大味だなって思いましたけどこうして見るとコート羽織ってるみたいでなんかイイっすね……
腕は、肩もヒジもボールジョイントでスルスル可動! 実にビーストらしい感じ。
ロール軸はありませんがヒジのボールジョイントで補えます。
脚もビーストらしくボールジョイントで柔軟に可動。開脚もバッチリ! 豪快に空いた肉抜きや刺激的な銀玉も丸見えだ~っ!!
ヒザもボールジョイントで90度より深く曲がります。飛行ポーズが取れるのがいいですね。
頭が上に向けられないのと、羽が背中ごと一体成型になっているので羽ばたくような動きができないのが惜しいところでしょうか。
足首は前後に可動。特に前方向…というかつまさきを伸ばす方向にかなり動きます。TAVストロングアームみたいな感じ。
脚を前に出したポーズできちんと足の裏接地させられていい感じ! 尾羽を接地させれば自立もいい感じに。
右手のクローはスプリングが仕込まれており、クリップ式にモノを挟み込むことができます。
5mm武器も重くなければ持てる! これはほねほねザウルスの何かについてきた刀です。
寿司だって持てます!
デプスチャージ司令官が握ってくださった寿司……海の恵みに感謝しつつ、エアハマー、いただきます!!
エフェクトパーツを挟み込んでみたらちょっとビーム撃ってるっぽくなって笑いましたw スタンドいらず!
調子にのって色んなエフェクトパーツ試してたんですがこの衝撃波のパーツの先っぽ挟んでみたら手からめちゃくちゃ水出してるみたいになってすごい。やばい。天草かな?
股間の合わせ目に挟んでみたら凄まじい放尿っぷりに!
細かいことは気にしないロックバスターもこれにはさすがにドン引き!
ちなみに胸の裏にシークレットエンブレムが。
2重にシークレットとか…
ここらで変形タイム。
エアハマー、トランスフォーム!!
完了! エアハマー、ビーストモード!
シュモクザメと猛禽類のフューザー戦士なんですが、翼と脚の生えたサメ…もしくはサメの頭と尾ヒレを手に入れた鳥…みたいな感じになってます。やばいですね。アニモーフやミュータントビーストと比べてしまうと多少おとなしくはなりますがそれでもこのナンダコリャ感はなかなかのものです。これであんたエアハマーはフューザーズの中ではおとなしめなデザインとか言われててじゃあ他のやつらどんななんだって感じですね。
後ろから。鳥の尾筒がサメの尾ビレに変わってゆく中間のとこが気持ち悪くてバケモン感あります。しかしながらこれ、ケンタウロスやグリフォン、キメラ、鵺などの想像上の生き物のような感じで捉えてみるとけっこう神秘的で神々しくも見えてくるので面白いですね。
改めてサメの頭部や尾ビレを見てみると、造形面も塗装面もすばらしい。サメTFは何体か持っていますが最もリアルなサメ感を持っているのがこのエアハマーじゃないかとすら思います。鳥の羽のモールドもかなり細かくていい感じ! 基本色が白なのでなんかフクロウなイメージ。
横から。
小さい玩具なのでなかなかこうやって真横から見ることはないと思いますが、なかなか色んなものが出っ張ってますねw
上から。ほんとサメとしても鳥としても造形面の忠実度が高いと思います。
裏から。変形方法が一発でわかりますねw
サメと鳥の造形が良いのは、変形に関与しない部分が大半だからという理由もありそうですね。
ちなみにこの画像でわかるように尾ビレは腕の可動をそのまま使うことでけっこう動きがつけられます。
クリップ式のクローはビーストモードの口になるので、挟み込みギミックは健在!
ビーストモードではどういう暮らしをしているのか想像してみました。
潮風漂う大空を飛んで…
ドボーンと潜水!
エトピリカなどの海鳥は潜水して魚を捕らえるのでサメ+鳥というのはそこまで不自然でもないかも。海に潜るかは知りませんが一部の猛禽類も魚を捕らえて食べたりするみたいですね。
海底に佇んで海面を見上げてみたり。
こうして見ると泣きそうな目や犬の前足のような脚がなんだか保護欲かきたてられてかわいらしく見えます。
俺設定を考えてみました。
という感じです。キャラクターの過去や設定を想像するのはとっても楽しいね!
ちなみに色々レビューサイト見てみたらエアハマーの鳥部分は猛禽類っつってもフクロウじゃなくてタカなんだってwww どうしようこの設定……話の後半あたりで完全に無かったことにしようかな……
フューザーズ エアハマーのレビューでした。
可動面はビースト玩具らしく優秀なのでポーズ付けの楽しいTFです。一方で変形にはちょっと難があり、上半身と背中を繋ぐアームがやたら固かったり、胸パネルが外れやすかったりと変形のさせづらさが目立ちます。でも注意すれば平気というかイライラはしないくらいのレベル。ハンマー部分を前に持っていって腕重ねてジョイント、の感触も気持ち良いです。
背面が変形に関与しないぶん、そこの造形はすばらしいものになっており、特にサメの頭部のヌラッとした質感はかなりのもの。ここがメタリックブルーではなく薄い銅色だったらリアルすぎて気持ち悪かっただろうなとすら思いますw ロボットモードも綺麗というか美しい感じなので、見た目の良さでかなり気にいってますね。右手のクリップハンドで色々挟ませるのも地味に楽しいです。
海洋系TFとしては、さっきも言いましたがサメ頭部の造形が見事。尾ビレの質感もリアルでかなり良いものです。実は自分つい最近まで「フューザーズ?脚生えてる魚なんて魚じゃないぜ」とか抜かしてたんですが、そんな折に友人がシルバーボルトを買いまして、実物見せてもらったり色々触らせてもらったりしてるうちにヤバイフューザー戦士めっちゃいい…と実感し、よしエアハマー買おうとなったわけです。そしてエアハマーを実際に触ってみてなおのこと気に入りました。やっぱり玩具は実物に触れてみないとわかんないですね。
リカラー品はさすがに出ておらずエアハマー1本だと思います。エアハマー1本って言葉の語感すばらしいですね。エアハマー1本!
というわけでまた後日。