「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は1月6日
理念と経営2025年2月号より
荒川詔四の リーダー論
株式会社ブリヂストン元CEO
荒川詔四(あらわか しょうし)

リーダーは、
"小心者で楽観主義者"たれ!
世界屈指のタイヤメーカー・ブリヂストンのCEOに就任後、「名実ともに世界ナンバーワン企業としての基盤を築く」を旗印に、一四万人の従業員を率いてきた荒川紹四氏の原理原則。
P16抜粋
ポイント
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「小心者で楽観主義者」のリーダー論
- 繊細な気配りと慎重な判断力を持ちつつ、「解決できる」と信じる楽観性が重要。
- 繊細だからこそ問題を深く理解し、楽観的だからこそ大胆な決断ができる。
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現場主義の重要性
- リーダーは現場の声を尊重し、一方的な指示ではなく、対話を重視するべき。
- 実際に働く人々と向き合い、課題を共有しながら改善策を導き出すことが成功の鍵。
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繊細さがリーダーの強みになる
- 繊細な目を持つことで、表面では見えない複雑な問題を発見できる。
- 社会やビジネスの変化が激しい時代にこそ、慎重に観察し、適応する能力が求められる。
結論
「小心者で楽観主義者」という一見矛盾する要素を併せ持つことが、これからの時代のリーダーに必要な資質である。慎重な観察と細やかな配慮によって問題を見極めつつ、最終的には「解決できる」と信じて大胆に行動することが求められる。また、リーダーは現場の声を尊重し、一方的な指示ではなく、共に考え、成長する姿勢を持つことが成功の鍵となる。
自社への活用方法
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リーダー育成の方向性を見直す
- 「強く豪胆」なリーダーではなく、「繊細で楽観的」なリーダーを育成する。
- 周囲への気配りを大切にしつつ、最終的にポジティブな決断ができる人材を増やす。
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現場の声を重視する仕組みづくり
- 一方的なトップダウンではなく、現場の意見を吸い上げる体制を整える。
- 定期的な対話の場を設け、従業員の意見や提案を経営に活かす。
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問題発見力を鍛える研修を導入
- 社員が「繊細な目」を持って仕事に取り組めるよう、観察力や分析力を鍛える研修を実施。
- 例:現場での課題発見ワークショップや、成功事例・失敗事例の分析会を開催する。
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「小心者で楽観主義者」のマインドセットを浸透させる
- 「慎重に考え、最後は前向きに行動する」文化を組織に根付かせる。
- 失敗を過度に恐れず、挑戦を支援する社内制度を整える。