「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日6月22日
理念と経営2024年6月号より
箕面・学問の道「時習堂」
館長
北山 顕一
格物致知(かくぶつちち)
ポイント
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四字熟語「格物致知」
- 孔子の弟子、子の著作「大学」に登場。
- 物事の道理を正しく受け止めて叡智を極めることの重要性を説く。
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「大学」の教え
- 格物致知により意志を誠実に保ち、心を正しく保つことができる。
- 自身を正しく保つことで家庭、国、そして天下をも安寧に導く。
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歴史的な逸話
- 中江藤樹や二宮金次郎がこの教えに感動し、勉学に励んだ。
- 幼少の山田芳容が「修身斉家治国平天下」と答え、驚かせた逸話。
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リーダーとしての心構え
- 地位や権力に囚われず、自分の身心を正すことが重要。
- 内面を磨き、風格を身につけることが理想的なリーダーへの道。
まとめ
リーダーとして成功するためには、まず自分自身を正しく保つことが不可欠です。「格物致知」の教えは、物事の本質を理解し、自分の意志と心を誠実に保つことで、家庭や組織、ひいては国全体を安定させることができると説がれています。歴史的な逸話からも分かるように、内面を磨くことはリーダーシップの一つなんでしょう。
言うは易く行うは難しですが、せめて自分自身が決めた範囲内でも正しく保っていきたいものです。