50歳を過ぎた頃から暮らしを見直す⑤ | 建築家との家創りって?

50歳を過ぎた頃から暮らしを見直す⑤

子供が独立して夫婦で暮らす。

そんなタイミングに、食洗機が壊れたことで
リフォームを検討し始めたご夫婦のお話。

ここ最近よくご相談をいただくご夫婦の
代表的な事例なので、ご紹介しています。

昨日は、リフォーム会社から受領した見積書を見て
要望が異なるご夫婦が、どう方向性を決めていったのか
そんなお話でしたよね。

結婚して、家族が増えていく。
そんなタイミングで、家を新築しようと思うのは
とても自然です。
家族構成の変化で、暮らし方も変化するからです。

なので。
子供が独立して夫婦二人になることで、
暮らし方が変わっていくのもあり得ます。

そのタイミングであれば、建て替えるというよりは
リフォームやリノベーションをする方が多いでしょう。

使えなくなった機器を順次取りかえていくのも
一つの方法です。
その場合であれば、単品の取りかえなので、
コスパよく工事してくれるところに依頼もよいでしょう。

でも。
間取りを変えてしまうようなリノベーションの場合は、
普段から、暮らし方を提案しているような設計士に
依頼する方がよいと思います。

それまでの暮らし方になれていることもあって、
どんな未来を実現したいのかが、なかなかイメージできず
ただ改善したい箇所だけ変化させるだけなんてことも。。

せっかくの機会なので。
これから二人が数十年の間、どんな過ごし方をするのか。

それをイメージしながら、その暮らし方にフィットした
家につくりかえたらいいんじゃないですか?

それには、いろんな暮らし方を知っていて、
それをアイデアをとして提供してくれたり、
これだ!って先入観を持たずに、自由な発想で、
サポートしてくれる方がよいですから。

例えば。。

二人で食事するだけであれば、ダイニングという
スペースは最小限でよくなりますし。

二人でテレビを見ることはなくて、各々の趣味を
楽しみたいのであれば、リビングがいらないかも。
それよりは、各々のスペースを広く確保した方が
よいかもしれませんよね。

家には、リビング、ダイニングがある。
という前提というか、先入観にとらわれていると
そういった発想は、なかなか出てきませんから。

キッチンだって、ホットクックがあれば、
もしかしたら、もっとコンパクトでいいかも。


それと、リフォームやリノベーションする時に、
もう一つ大事なことがあります。

明日はそのお話です。