家が完成するまでの適正な期間って?⑤ | 建築家との家創りって?

家が完成するまでの適正な期間って?⑤

昨日は、家づくりの中でも設計についての
お話でした。

さらに。
設計の中でも、間取りや外観を決めていく
プロセスにどれくらいの時間がかかるか
をお話ししました。

今日は、設計の中で、もう一つ大事なプロセス
についてお話していこうと思います。

間取りと外観を決めるだけでは、家は
出来上がっていきません。

それ以外っていったら。。
床とか壁の色を決めていくことでしょう?
って思うかもしれません。

もちろん、それも大事なことですよ。

でも。
色を決める前に、そもそも、壁とか床とか
家のいろんな箇所の素材を何にするかを
決める必要があります。

ただし。
標準仕様とか、ある程度規格を設定してる
工務店やハウスメーカーが依頼先だと、
素材までの話には行きつかず、
基本は、標準仕様の中で、色をセレクトする
という流れになることも多いようです。

もし、その流れであれば、このプロセスって
かなり短くできます。

さらに、インテリアコーディネータが入れば、
ある程度誘導もしてくれるので、より短く
できますよね。

それも一つのカタチなんですけど。。
せっかくの注文住宅だから、もっと自由に
セレクトしていきたい!という方であれば
窮屈な感じがするでしょう。

もっと自由に、いろいろ比較しながら
決めていきたい!ということであれば、
相応の時間は必要になります。

どんな素材があって、どんな特徴があって、
コストも踏まえて、これがいい!
そんな決め方ができると、自分だけの
家づくりにつながっていきますから。

でも。
家を構成している素材とか部位って、
思っているより、たくさんあります。

床、壁、天井はもちろんですが、
外壁や屋根、断熱材や窓、内部のドアに
家具とか、スイッチとかコンセントまで。

まだまだあります。

これらを一気に決めていくなんて。。
すごく難しいんです。

なので。
弊社であれば、それらを分けて順番に
お話していき、随時決めていってもらいます。

外壁なら外壁だけにした方が考えやすいですから。

ちなみに。
こういった素材等を決めていくプロセスで
10回以上の打ち合わせをさせていただいてます。

えぇ?そんなに??
って思ったかもしれませんが、
みなさん、楽しんでいろいろ比較されていて、
気が付いたら、全部決まっていた。
なんて方が多いですから。

逆に私が思うのは。。
それより短い場合は。。何かを省略して
情報がうまく伝わっていないかもしれないですね。

せっかくの家づくりなので。
自分の最善をセレクトした納得の家を実現してほしいです。