全館空調の導入には事前検討が必要です! | 建築家との家創りって?

全館空調の導入には事前検討が必要です!

昨日、とある家創りで採用予定の全館空調+換気について

打ち合わせしてきました。

 

全館空調って??

と思われた方もいるかもしれませんので、

簡単に説明しますと。。

 

一つの大きなエアコンで、家全体を冷暖房する。

 

ちょっと荒っぽいですが、

簡単にいうと、そんなシステム。

 

 

 

一つの機器で創り出される冷暖房された空気を

ダクトという筒を通して、各部屋へ吹き出します。

 

部屋の空気は、廊下を通って、集められて

機器まで戻っていくようになっています。

 

また、換気のシステムも併設するので、

冷暖房しながら、しっかりと換気ができます。

 

なので。

常にきれいで、冷暖房された空気が

吹き出すようになっています。

 

全館空調で得られるものは。。

 

家の中の温度ムラが、とても少なく、

家のどこにいても、冬暖かく、夏涼しいんです。

 

心地よいんですよ。

 

安定した温度が好みの方には、とてもいいシステムになります。

 

 

 

とてもいいシステムなのですが、

事前に、しっかりと調整しておかないといけません。

 

一つは、建物の断熱+気密性能。

これをしっかりしておかないと、

せっかく温度ムラをなくそうとしても、

外気の影響を受けるので、ロスが出ます。

 

特に、局所的にエアコンを効かせるわけでないので、

こういったロスは致命的になります。

 

しっかり相談してくださいね。

 

 

それと。

機器の設置スペース、メンテナンススペース。

 

機器が収まらないといけませんし、

フィルターの清掃や、定期的なメンテナンスを

スムーズにできるようにしておきたいですよね。

 

 

最後に。

ダクトルートの確保です。

 

エアコン機器から部屋へ運ぶ筒(ダクト)は、

天井裏を通っていきます。

 

しかも。

断熱されたダクトは、直径25cmくらいになります。

それを、しっかり通さないといけないんです。

 

高さを変えたり、構造のフレームを調整したり、

初期段階から、しっかり検討が必要になります。

 

 

全館空調の導入を予定されている方、

興味のある方は、早めの検討がオススメです。

 

 

さぁ。

今日も家創り、楽しんできます!