フリーの設計者は施主の代理人 | Broad 建築と…
2011-07-25 15:10:37

フリーの設計者は施主の代理人

テーマ:建築
フリーの設計者は施主の代理人です。がテーマです。
が今日の話は相当解りづらい可能性があります。だからかでしょうか、ほとんどの建築設計者(特に山口県内などは顕著ですが)が避けて通るし、故意にこの話題から目を背けている感もあります。話題にすることがタブーなのでしょうか。しかしこのことから逃げていたらフリーの設計者の将来はないと思っています。先日、ある方に、僕がホームページのQ&Aで書いている「ほとんどの場合、施主と工事業者の利益は相反する」に賛意を示して頂いたので、書くことにしました。
車やファッション(オーダーメイドは省く)等々は完成品が目の前に示されていますが、建築は(マンションや他の特殊な場合を省いて)完成品を目の前にして購入することは出来ません。建築だけが(他にあるのでしょうか。浮かびません)極めて特殊なケースであると思います。しかも建築はどんなに小さな住宅であろうと、工事業者をはじめ多数の人と物が関わり大変複雑な制作構造になっています。

ハウスメーカー・ビルダー・設計施工をしている施工会社にもインハウス(企業内)の設計者は存在します。(話しがちょっとそれますが、設計料はタダとか言っているのはウソですしテキトーにやってますの意味なのかはともかく、そんなに重要ではないし、「工事費のなかに含まれています。」の意味ともとれます。)
そのことよりも重要なのは、これらの企業は建築するという行為そのもの(例えていえばクギ1本を打つことで)で利潤をえています。したがってその設計者は(ここでの)施主の代理人にはなれないとおもいます。施主より会社の利益を優先します。一方フリーの設計者は(設計監理者ではありますが)建築工事そのもので利益を上げることは出来ません。なでなら建築するという行為そのものを行っていないからです。
したがってフリーの設計者に限り施主の代理人になり施主の利益を守ることが出来ると考えています。

さてここにもうひとつフリーの設計者に見せかけた設計者が存在します。これが一番面倒です。最初に述べたインハウスの設計者については施工者サイドであると認識されているお施主さんも多いと思います。がこれはわかりづらいです。あたかもお施主サイドのようで実は施工者サイドである訳ですから、当然といえば当然のことです。施工業者と設計者が持ちつ持たれつの関係にある場合に多いことです。この場合は施主の代理人として機能しないと思います。

最初に書きましたように建築行為は大変複雑な制作構造になっています。しかも多数の選択肢が存在します。したがって設計者が建築行為の利益(材料の選択ひとつとっても)に関わる存在であるとどうしてもお施主さんの利益以外の思惑が入ると考えています。設計者のポジションが肝要なのでは!!

Ryuichi Nagami Architects

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