両親の結婚35周年を祝うため、次男の クリスピアンと 恋人の エレン その他、子どもたちとそのパートナー総勢10人が両親の屋敷に顔を揃える。 晩餐のテーブルを囲み、和やかな団らんのひとときが始まるかに思われた矢先、家の外にアニマルマスクを被った謎の集団が現われ、中にいた人間を一人また一人と仕留め始める。理由も分からず、たちまちパニックに陥る一同だったが…。
こちらは2011年制作の アメリカ 映画になります
いわゆるサスペンス風の、スプラッター映画のジャンルになると思うのですが、屋敷
に10人とくれば アガサクリスティ 風か?と期待してしまう私でありましたが、そこ
へ動物のマスクを被った謎の一味が襲って来る!おぉ、これは 「ファニーゲーム」 展
開か?と、
これまたその融合した世界を期待してしまったのでありますが、残念ながらそこまで
練られていない作品なので、意外と簡単に マスク男達 に人が殺されていきます。
ここからはスイッチを入れ替えて、マスク男達との攻防を楽しむ事にします 屋敷の
中に一人、外に二人という布陣の男達から如何に身を守り、逃げるのかであります
携帯は妨害され通じず、助けを呼ぶ為、外へと決死の覚悟で出て行く者も殺されてし
まい、残るは数人になってしまうのですがここに来て、次男の恋人の エレン がリーダ
ーシップを発揮し、侵入されないよう防衛の為の仕掛けを作ったりします
聞くと彼女は 父親の教育の一環で、サバイバルキャンプ という物に参加していた経歴
を持ち (半自給自足生活で、一人でも生きてゆく術を学ぶ所らしいです) そこで
培った技術でマスク男達に対抗し、反撃を企て始めるのでありました
そう、「ホームアローン」のようでございます ここで残念なのが、エレン達の居な
い所で男達が、マスクを外して顔を出したり、犯人同志で間抜けな会話をしてしまっ
たりするので、
せっかくの ささやかな ミステリーなマスク と犯人像が台無しになってしまうの
でありますマスクが魅力的だったのに、、、 その後マスクを被られても恐怖感
が、、、 ですよね。
後は エレン とマスク男達のバトルを楽しむ事になります この辺りのエレンはたくま
しくランボーやリプリー顔負けであります ある場面での道具の使い方は女性な
らではのアイディアでありまして お見事なクッキングなのでした
ラスト前に、犯人達の目的をばらしてしまうものの、ラストショットに一工夫されて
いる事でなんとか救われております
サスペンス、スプラッター、コメディ? が入り混じった作品に仕上がっております
が、90分程、楽しく過ごしたいという方には丁度良い塩梅の映画かと思います
それなりにドキドキハラハラさせてくれると思いますので、「期待せずに」 鑑賞する
と意外に面白い作品ですので、暇があったらたまにはこんな映画など、ご覧になって
みて下さいませです
では、また次回ですよ~!
劇中、ある理由でリピートされる楽曲です 動画はダイジェスト版です。