舞台は アメリカ・デトロイト。 経済破綻しゴーストタウン化が進む街で、養育放棄の両親と暮らす不良少女ロッキーは、幼い妹を連れ、いつの日かこの町から抜け出そうと、友人のアレックス、マニー と一緒に窃盗を繰り返していた。 ある日、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。
こちらは2016年制作の アメリカ 映画になります
「死霊のはらわた」 「スパイダーマン」 の監督 サム・ライミ のプロダクション ゴ
ーストハウスピクチャーズ の製作による サスペンス ホラー 作品であります
過疎化した町で、育児放棄した母親と、幼い妹と暮らす少女の ロッキー は妹と別の町
で暮らす夢と、生活の為、仲間の男三人で、窃盗を繰り返す日々を送っています そ
んな時に、まとまった現金が手に入る仕事が舞い込みます その仕事とは、ゴースト
タウン化した地域に一人住む、盲目の退役軍人の家に忍び込むというものでした
この退役軍人の老人は、娘と二人暮らしをていたのですが、その娘が交通事故に遭
い、亡くなってしまったのですが、示談金として 30万ドル という大金を手に
していたのでありました これを最後の仕事と決意し、夜中に老人の家に忍び込むの
ですが、、、ここからはほぼライブタイムで ロッキー 達と、老人の家での出来事をこ
ちらも同時体験する事になります
前半は、生活の為とはいえ、窃盗を犯す少女達と、盲目の老人という 「善と悪」 の構
図が成り立っているのですが、この老人のポテンシャルがなかなか高く、やるとなっ
たら、とことんやり返して来るのでありまして、ちょっとやりすぎ?のラインを越え
てくるのであります
ここで観ているこちらの、「善悪」の線引きが曖昧になって来るのですが、中盤で明
らかになる この老人の、サイコ な ダークサイド によって、どちらの目線で見れば
良いのか混乱してしまいます ただ絶対にいけない事なのですが、中盤の、老人の娘
が亡くなった罪を償わせる為の理屈 (亡くなった子供を取り戻す手段) は、究極的に
はちょいと納得してしまう部分があった私でありました
そして、この リアル脱出ゲーム化 した空間から、「一旦」 脱出してから車へ戻って
老人の連れている、これまた武闘派の盲導犬 との死闘もなかなかの見応えであり
ました 結局は、老人の家に再び舞台は戻るのでありますが、、、さて、再び外の世界
に戻る事は出来るのでありましょうか~ この作品のあるシーンは、他のホラー映
画や、スプラッター映画よりも、ある種最も 「グロい」 場面があります 血や内臓
は、全く画面上には映らないのですが、、、
90分も満たない映画でありますが、息詰まる時間を体験出来る作品となっておりま
す ちょいと、お化け屋敷型アトラクション (お化け、ゾンビは出てきませんが) と
して楽しめるかと思いますので、ハラハラ系をご覧になりたい方は是非こちらを観て
はいかがでしょうか
では、また次回ですよ~!