朝は現場での立ち合いに・・・・・。


午前8時30分の待ち合わせ。


既に30℃を越して、


セミの鳴き声も手伝って暑い中での現場作業・・・・・。




技術者さん二人と朝から現地で打ち合わせもイロイロと。




木造二階建て住宅の新築現場。


建物の計画を練った状態に合わせて「地面下」の調査です。


地面下の硬軟の程度と土の種類を・・・・・・。
奈良県発 地元の建築家が感じる設計事務所の日常と家づくり日記





それにより、建物を現状のままで支えることが可能なのか、


それとも地盤の改良によって地面の硬さを引き上げるのか、


建物基礎の下に杭・・・・柱状の


コンクリートを計画するべきなのか・・・・・鋼管製の杭を


打つべきなのか。




可能性を考えます。






今回、建物の形状に合わせて、


敷地内で五か所の位置で調査を行いますよ。


写真のような状態で・・・・・。






鉄の棒(ロッド)の先端に円錐形を


ねじったようなスクリューポイントを取り付け、


それを地面に垂直に突き立てて・・・・・・。





ロッドには、自由に上下させたり途中で


固定もできる受け皿(クランプ、重さ5kg)を通して


その上端には水平に


取っ手(ハンドル)を取り付けておきます。




クランプに円筒形のおもり


(10kgのおもり2枚と25kgのおもり3枚)を1枚ずつ


静かに載せていき、


1枚載せるたびに、


ロッドが下方に沈むかどうかを観察して


記録をとっていきますよ・・・・・・。

スクリューポイントと、ロッドに加わる重さは、

段階的に5,15,25,50,75,100kgとなっていて、


全てのおもりを載せると


クランプの重さと合計して100kgになりますが、


その際にロッドの沈み込みがなく静止している場合には、


ハンドルを回転させ、


先端のスクリューポイントで土を掘進しながら


人力でハンドルを回して強制的にロッドを土中に貫入させて、


ロッドを25cm貫入させるのに


ハンドルを何回転させたかを記録します。

ロッドの長さは最長で1mなので、

貫入させるにつれて、

おもりの受け皿となるクランプが地面に着いてしまい、

それ以上貫入させることができなくなりますね・・・・・・。

そこで、おもりとハンドルを一旦はずして、

新しくロッドを継ぎ足した後に、

ハンドルを取り付けている

クランプを所定の高さまで引き上げて、

再度、作業を繰り返していくんです。

その作業を繰り返して・・・・繰り返して・・・・・。

所定の深度までの貫入が記録できた時点で、

調査と測定を終了して、地中深くに挿入したロッドを引抜きます。





ロッドを引抜いた後の、


測定の際に出来上がった孔を利用して、


孔が土で目詰まりしていない限りは、


メジャーで・・・・・・地下水位を計測したり記録したりの


作業も同時に行いますよ。






この日も一か所あたりで


長い時間が必要でして・・・・合計五か所。





朝の作業と午後の作業も合わせて


終了したのが午後4時過ぎ・・・・・。






このように、建物のカタチをつくり上げるまでの間にも、


土地の計測・・・大きさの測量などと同じように、


見えない部分で沢山の時間と技術者さんも


関わって家がその現場に


現れていくんです・・・・。




沢山の人たちが関わっての建築ですよ。


そこに出現するまでの間・・・・・たくさんの人たちが関わるのです。




コミュニケーションは大切ですよ。

事前の準備も連携も・・・・・・。





それが最終的に「質」につながっていきますからね。



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