「は…ぁ…」

繋がったままニノは俺にもたれかかるとぎゅ、と抱きついてきた。


その重みが嬉しいような…戸惑うような…



「に、の。俺…」

「もうちょっとこのまま」


重なった胸からとくんとくんって心臓の音が響いてきて。


…この時間が永遠に続けばいい。

ニノも俺の毒にかかって、動けなくなってればいい。



「…潤くん」

目を閉じてニノの体温を感じているとスッと体が離れて、汗で濡れた胸元がひやりとした。


「このあとどうする?風呂?それとも帰っちゃう?」


至近距離で見るニノはさっきまでの挑発的な艶っぽい感じは全然なくて、

この表情の豊かさはなんなんだよって翻弄される自分に腹が立つくらい。


何されてもいい、どういうつもりでこんなことしたのかなんて

どうでもいいって思ってたことが吹っ飛ぶくらいの可愛さで。

やっぱりずっとこの人を俺だけのものしたい、独り占めしたいって

思うくらいの可愛さで。


「俺受け身だから潤くん決めて」

いたずらっぽく笑うんだ。


「…決めていいの?」

「うん。引っ張っていきたいんでしょ?」


「じゃあもう一回」

「えぇ?」


笑って誤魔化そうとするからキスで何も言えなくする。

最初は笑ってたのに舌を差し込むと甘い吐息が漏れ出した。


頭と背中を支えながら押し倒せば今度は俺のターン。


「もう一回して、一緒に風呂入って、一緒に寝るの」

「…泊まってくんだ?」

「いいじゃん、もう決めたの」

「…しょうがないなぁ」



俺わかっちゃったよ。

受け身なようで俺を操ってんでしょ?

ニノがしてほしいこと俺に言わせてんでしょ?



ニノが言えない「一緒にいて」を俺が毎日言うからさ、

……うざくなったら結婚しよ?








☆オチいまいちー!!

いい加減続き書かなきゃ…の、末路です。

お粗末さまでしたm(_ _ )m


そしてずっとお返事せずにすみません。。。