2020年1月21日、早朝5時頃。
うちの大切な家族である、はなが
おほしさまになりました。
突然悲しい話になってしまってごめんなさいなんですが、1週間たった今でもまだ気持ちの整理がついていないので、これから前を向いて生きていくためにも(重い)今日は最期まで一生懸命に生きた、はなのことをちょっとだけお話させてください。
犬の15歳って、人間でいえば80歳を超えてるくらいだと聞いたことがあります。
目の前からはなは居なくなってしまったけど、私は今日も朝起きて、仕事をして、腰が痛くて、こたつで寝ない!と意気込んでいたのも2週間くらいで挫折して、所詮私はそんなもんだよ…と思いつつ寝て(寝るな)そしてまた朝を迎える。
私の生活は何ら変わらないのに。
今日も今日とてお腹はすくのに。
ただそこに、はなが居ない。
1週間経って少しは慣れてきた気がしたけど、例えば雨が降ってきた時に、はな寒くないかな…(´・ω・`)と咄嗟に思うけど、あっ、もう居ないんだ…と考えたり。
どんなに寝ていても帰宅して家の門を閉める音で必ず起きて出迎えてくれてたから、門の音を聞くと今にもぴょこって出てきそうだなーなんて思ったり。
家のそこらじゅうにはなが居るので、なんだかんだで、ぽっかり空いた穴は今もなお1ミリも縮まることがありません。
超ペットロス。
てめえか。ペットロスってやつは。
こんにちは💢💢涙涙涙涙涙
はなが好きだったお散歩コースの山に立ち寄ってから、火葬して、立ち上っていく真っ黒な煙を見て、抜けるような青空に、なんだか黒は似合わないなと思いました。
母親に「そろそろ行こうか?」って声かけられるまで、私はずっと空を見てました。
帰りに道の駅に寄って、父親と母親が車を降りて「トイレに行ってくるけど行く?」と声をかけられましたが、行かないと答えて車のシートに持たれかかっていました。
火葬場の方に視線をやると、そこにはもう煙は出ていなくて、ただただ、だだっぴろい青空が広がっていました。
そんな空を見てたら、急に寂しさと後悔が一気に押し寄せてきて、そこで初めて声を上げて泣きました。
親の前でポロポロ涙を流すことはあっても、大声あげて泣くことはなんだか恥ずかしくて。
ずっと、ずっとこらえていたけど、はながいなくなってしまった事をここで初めて実感して、これは現実なんだと頭をガツンと殴られた気分でした。
一瞬、こちらに戻ってくる両親の姿が見えたんだけど、こちらに歩き出した父親の腕を引っ張って、母親が別の方向を指差しながら「あっちに行こう」と促していました。
もしかしたら、思い切り泣けない私を気遣ってくれたのかな… いや、そんなことしないか。笑
ひとしきり泣いて泣きまくった後に両親が戻ってきて「はい」と私に何かを手渡しました。
どら焼き…?笑
「供養だから食べな」
父親の腕を引っ張って、どら焼き買いに行ってたんだ…。笑 どら焼きかい。
口の中に甘みがじんわり広がって、車窓から流れていく景色がより滲んで見えました。
ぴょこっ
見てください。この、堂々とキッチンのゴミ箱をあさりに来た顔を。
かわいい………_| ̄|○
◼️はなのこと
はなは、すごく甘えん坊な子です。
いつも家族の後ろをとてとて付いてきて、私が友人と散歩して、家に忘れ物取りに行こうとして友人たちにリードを託して家にダッシュしたら「はぁ?!どこいくんだよ!!!」と凄まじい速さで私の元に走ってくるような、そんな子( ・ᴗ・ )
犬なのに犬は少し苦手。人間は大好き。犬なのに。
ペットボトルとぴーぴー鳴るボールがこわい。
シャンプーは白目。
くっせえタオルとくっせえ軍手が大好き。
畑に置いてた白菜を半玉くらい食ってしこたま怒られる。
首輪が外れて近くのスーパーで右往左往に走り回って子供とキャッキャ遊んでいる犬がいると通報される。(わろた)
翌日保健所に迎えに行くと耳ぺたこーーーーんなったはなが申し訳なさそうにしっぽフリフリして顔を出す。かわいい。
お散歩の時間は絶対忘れない。
お散歩中にコソ食いする時は私の少し後ろを歩く。
コソ食いを現行犯逮捕するとこれでもかというほど耳を垂らして上目遣いする。
近所のデカめのフクロウの置き物がこわい。
側溝は歩かない。(こわいから)
田んぼ道のせり上がったところに絶対登る。
たまに田んぼに落ちる。
(落ち方は不明)
私の車の音だけ200%当てられる。
いくら怒られてもへこたれない。
毎秒おなかがすいているくせに果物をあげてもあんまり食べない。
食べないのね?って取ろうとするとすごい勢いで食べる(腹立つ)
ツンデレなくせに甘えん坊。ときたまあまのじゃくなところもあるような、家族からも私にそっくりな性格だよねと好評でした。(好評?)
(私がしつこい)
育てていく上で、家族との意見の食い違いなんかもあったりして、何度も悩んでドッグセラピーの先生に泣きながら相談したこともありました。
でも。
一時期、体を患った母にそっと寄り添って癒してくれたり、出不精な父の散歩相手になってくれたり、常に情緒不安定な激しめのひとり言を言う私のそばに、いつも一緒に居てくれました。
本当にいつも、一緒に居てくれたなぁ…
あったかくて、とっても優しい子でした。
はなは、やたらと私の手をずっと舐めるくせがあって。
最初は愛情表現だとばかり思っていたけど、あまりにも舐めすぎるから私の手には、何らかのダシがついてるんだと思い始めるようになりました。
ぺろぺろ中に訪問者が来た時も「誰やお前は!!!」と、わんわん!!!とある程度吠えてから、「はな、保険屋さんだよ大丈夫。いつも来る人だよ」となだめると
「はぅー…………………ぺろぺろ…(再開)」
舐め続けることにプライドを持ち、執念を燃やして生きる犬でした。
◼️はなとの出会い
はなは、友人の知り合いの紹介で譲り受けました。
てんし🥺
どちゃくそかわいい。゚(゚⊃ω⊂゚)゚。。゚(゚⊃ω⊂゚)゚。。゚(゚⊃ω⊂゚)゚。
◼️普段のはな
元気2000%( ・ᴗ・ )
鼻泥だらけ
そんな顔してもお前が壊したんだよ
ずりずり…
はなの鼻に花
家族の誰よりも健康で、雨の日以外はお散歩を欠かした事がありませんでした。
◼️病気になってから
そんなはなも、14歳になった頃、外耳炎というめまいや方向感覚が狂ってしまう病気になりました。
顔がずっと片方に傾いていて、歩いてもふらついてしまう。
点滴や注射を繰り返して、なんとか少し回復したものの、その頃から、遊んでる時間よりも寝ている時間が多くなっていきました。
ふとした時によぎる「あと何年一緒に居れるのか」という疑問。
そんなこと考えたくなんかなくて見て見ぬふりしてみるけど、私はずるいから。自分の心がドバッと一気に壊れるのが怖くて、どこかで心の準備をしていた気がします。
矛盾してる自分の気持ちに蓋をしつつも、だからこそせめて、休みの日くらいは1日1秒でも長く一緒に過ごしたいと強く感じるようになりました。
はなを車に乗せて近くの山に散歩に行くと、いろんな匂いがするからなのかめちゃくちゃテンションだだあがり。