元慶寺 花山法皇御落飾の寺 ’光る君へ’ゆかりの地巡りとドクターイエロー | 団塊ジイジの Photo Diary

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旅と散歩が大好きで、カメラを持ってブラブラしています。

昨日(4月25日)は、ドクターイエロー下りの運行がありました。

撮影は山科の東山トンネルの東で行うと決めて山科駅から歩きました。

途中、「光る君へ」にも登場した元慶寺(花山天皇が出家された寺)に寄ることにしました。

 

 

山科の名所と史跡。

新幹線は右側の音羽トンネルを抜け、左の東山トンネルに入ります。

山科盆地を横断することになります。

元慶寺はJRの東山トンネルの東側。

ドクターイエローの撮影場所は繰り返しになりますが新幹線の東山トンネルの東側です。

 

山科駅前のハナミズキの白花がとても綺麗でした。

 

駅前を旧東海道が走っています。

旧東海道は通らずに少し南の渋谷(しぶたに)街道を西に進みます。

 

安祥寺川に遭遇。

先日桜の頃に訪れた毘沙門堂のそばを流れていた川です。

正面の山が毘沙門堂方面。

 

途中に田圃が残っていて田植えの真っ最中でした。

 

山科駅から30分近く歩くと元慶寺の案内が出てきました。

「西国三十三番外札所」と書かれています。

 

細い道の先に元慶寺の竜宮門のような門が見えます。

 

元慶寺 楼鐘門。

かつては広大な敷地を持つ寺院でしたが、今はこじんまりとした雰囲気です。

 

二度目の訪問でしたが、10年以上前です。

ほとんどおおぼえてなくて、初めて来たみたいでした。

 

元慶寺 説明板。

六歌仙の遍照が建立。

寛和(かんな)の変と花山法皇。

花山法皇による三十三観音巡礼の再興

などが書かれています。

 

楼鍾門から境内の楼鍾門

千社札が凄く貼られてますね。

 

新緑の境内。

 

花手水。

 

本堂

 

華頂山元慶寺(がんけいじ)

 

本堂にも千社札。

 

御本尊は薬師瑠璃光如来。

御真言は おん ころころ せんだり まとうぎそわか

天台宗のお寺です。  

 

菊の御紋

 

六歌仙の遍照の墓を示す道標。

遍照が定額寺として建立し、

清和天皇の御代(元慶元年)に勅願寺となり元慶寺と改名。

 

人皇六拾五代花山院法皇 御落飾道場

寛和(かんな)の変を示す石柱。

 

藤原兼家、道兼 父子の策略により花山天皇が元慶寺で出家された。

夜陰に紛れて花山天皇と道兼は御所を出立し、

牛車で蹴上を越えて元慶寺で天皇のみが御落飾された。

天皇はまだ十代であったそうです。

 

当時の内裏は、今の御所よりももっと西にあった。

千本通が平安京の朱雀大路ですから二条駅の少し北です。

いまなら東西線で二条駅から御陵駅ほどの距離で15分程度でしょうが、

牛舎ではいかほどかかったのでしょうか?

 

御剃髪を埋めたといわれる目印の石です。

 

お寺はとてもこじんまりとしたいますが、

花木も多くとても気持ち良かったです。

 

モミジの新緑。

 

牡丹

 

オオデマリ。

 

石楠花と躑躅。

 

さて御朱印を頂き、退出します。

 

元慶寺を後にして、ドクターイエローの撮影ポイントに向かいます。

 

渋谷街道を西へ北花山で大石道にぶつかります。

花山とか大石とか歴史的な地名が出てきますね。

花山は花山天皇、大石は大石内蔵助です。

 

大石道を南に下ります。

大石道は東山の東側の麓を進みます。

 

時折視界が開け、盆地の様子が見えます。

左の奥に音羽山が見えます。頂上付近に鉄塔の建っている山です。

 

南下すると国道一号と遭遇。横に新幹線が並走しています。

歩道橋から東を撮影。

 

西側の眺望。

坂を登れば東山トンネルで、抜ければ清水寺や五条大橋に出ます。

 

京都盆地を走る新幹線。

音羽山トンネルを抜け、これから東山トンネルに入ります。

出張帰りにはそろそろに棚から荷物を降ろすあたりかな。

 

撮影場所と音羽山との位置関係はこんな感じです。

逢坂の関は音羽山の北でもっと左です。

 

東山には花山天文台も見えている場所です。

 

ドクタイエロ―の様子は下記リンクからご覧ください。

 

 

2024-4-25 山科にて

ご訪問ありがとうございました。