さて、天城山トレラン当日。
登山口までは、伊東駅のバスターミナルから、天城高原ゴルフ場行きのバスに乗車し約一時間(1000円)。
数人の登山客を乗せたバスが、ぐいぐいと標高を上げていく。
麓の伊東駅では天気が良かったが、さて登山口の天気は・・・
真っ白じゃああ!!
縦走路から見る富士山とか楽しみにしてたのにいいいいいいいいいい!!!!
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いや、でも雨降ってないから全然OK、と無理矢理自分に言い聞かせ、スタート地点に。
総距離約15km、標準タイム約7時間のコースを頑張って4時間で駆け抜ける、「アナタと越えたい、真っ白天城越え、乙女コース」!
(※このコースは天城峠側から行く逆コースの方が過酷で、リアルマゾの方にはオススメの漢コースとなっている。)
まずは、万二郎岳を目指す。
白いね。
さて。
霧に囲まれた樹林帯の中、登りやすい登山道を一歩一歩踏みしめて行くと、次第に俗世間から離れていくような、不思議な感覚に陥っていく。
ザッザッという自分の足音と、微かな鳥の声しか聞こえない静寂に、立ち込める濃い霧が視覚までもおぼろにしていく。
ワタシは今、どこを歩いているのか。
デジタルデトックスという言葉があるが、これはいわばサウンドデトックス。
ワタシたちが、日頃いかに雑音に囲まれて生活しているかが分かる。
音のない世界が、雑音に汚染されたワタシの体を爽やかに洗っていくような感覚。
なんてことを考えながら、まずは万二郎岳。
ここまで約40分、なかなかのペース。
言うまでもないが、白い世界では当然白目になる。
続いて目指すは、天城山の主峰、万三郎岳。
途中、コロンビアの宣伝みたいな写真が撮れた。
せっかくなので。
ぽい。
コロンビアさん、オファーお待ちしてます!
さて、コロンビアの写真を撮るのに無駄な時間を費やし(10分)、ついに主峰万三郎岳に到着!
ここまで約90分。
ここにきて、
霧が晴れる!
ここからは、ほとんど下り調子のトレラン、残り11kmを2時間30分で。
余裕じゃね?
つづく