五月雨が降り続く今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。五月雨は旧暦が使われていた頃に生まれた言葉。現在の5月に降る雨と思ったら大間違い。梅雨のことを指します。五月雨を集めて濁りしメコン川で涙目。


 さて、今回はTheRiverResort in Champasakちゃりんこの旅のお話。


 5月1日は国際メーデー(労働者の日)でお休み。と、いうことで、ちゃりんこの旅。今回も旅のお供は夕空1号

 チャンパサック郡に最近、3月に完成したばかりというリゾートを目指して出発。


 途中、専門家から聞いた噂の“すいか島”を探すべく寄り道。なんでも、メコン川に乾季にのみ現れるという小さな島。この島ではすいかしか作っていないそうな。だから“すいか島”。村人は、舟を使わずに泳いでこの島へ渡るそうな。そんな島、本当にあるのだろうか。。。

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 あった。近っ。


 すいか島といってもほとんど砂地(写真・左上)。端っこでちょっとだけすいかを栽培。ホントダ、スイカシカ ツクッテナイヤ。。。


 ラオス南部らしい、のどかな道(写真・右上)をひたすらちゃりんこで進みます。炎天下、ちゃりんこに乗る人などいないのでみんな二度見して驚きます。汗がハンパないので。


 しばらく行って、また専門家に聞いた噂の“メコン寺”を探すべく寄り道。寄り道好き。

 このお寺、なんでも、長い長い階段をのぼりきって振り返れば、そこにメコンの全てを見られるそうな。

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 あった。長っ(写真・左上)。


 のぼった。振り返った。

 なるほど、なるほど。確かに、それまで細く力強く流れていたメコン川が、ここから大きく広がって緩やかに穏やかに流れていく様子が見える(写真・右上)。たくさんの島や行きかう小舟。確かにメコンの全てが詰まっている景色だ。うんうん。


 出発から3時間後。寄り道し過ぎた。。。


 パクセーから南へ27km地点に看板発見!その名も『TheRiverResort』。おぉ、ラオスでは滅多に目にしないシンプルかつ斬新なデザイン。

 

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 入口の門番さんがご丁寧に門を開けて招き入れてくれます。自転車で失礼。


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 敷地内には、有機栽培の野菜畑が広がって長閑な景観(写真・左上)。宿泊施設はメコン・リバーサイド・ビラというモダンなコテージタイプ(写真・右上)。メコン川沿いにいくつも並んでいます。

 

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 メイン・サラという白亜のラウンジ&ダイニングルームは、現代のパルテノン神殿といったかんじ(写真・左上)。奥の芝生では、よりメコンに近づいて食事ができます(写真・右上)。



 しかも、なんと!夕方にはメコンの中央にあるタートル・アイランド(写真・左下)と呼ばれる岩島へボートで渡り、そこでディナーを頂くことができる!なんて素敵なんでしょう。
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 英字新聞を読みながら優雅に過ごす外国人が一人(写真・右上)。この人がオーナーのDavid Drabkin。アメリカ人。 


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 レストランでランチ。このパルテノン神殿は、白と木の色を上手く調和させたアジアンテイストのデザイン(写真・左上)。このリゾートをデザインしたのは、なんと、日本人デザイナー。オーナーのデビッド氏の友人。この日ちょうど、家族を招いて宿泊していたところで、僕を日本人だと見抜いて声をかけてくれました。さすが、デザイナー。


 オーナーのデビッド氏、国際色豊かで、デザイナーの他に、シェフはチェンマイから呼び寄せたタイ人。マナー指導・教育、コーディネート係にオーストラリアから呼び寄せた友人。そして、従業員には地元のラオス人を積極的に起用。英会話の指導もしており、外国人相手の接客マナー等もしっかり教育していました。凄い徹底ぶり!


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 シェフのおすすめは「フライドヌードルのチキンサラダ」(写真・左上)。お肉がジューシーで、すっごく美味しい!ビアラオも常備(笑)。グラスが高い(写真・右上)。。。さすがです。 

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 レストラン横には素敵なプール(写真・上)。メコン川に面していて、見事なロケーション。まるで、きれいなメコン川で泳いでいるかのような感覚を味わえます。水深1.4mくらい。意外と深くてびっくり。泳いでは寝て、寝ては泳いで。


 しばらくいると、帰りたくなくなってきてしまいます。ここはもう、竜宮城。あぁ、一度でいいからこんな素敵なところに泊まりたい。

 けど、今日はちゃりんこ。日が暮れる前に帰らなければなりません。



 あぁ、あの道をまた引き返すのか、ちゃりんこで。


 しぶしぶ、しぶしぶ、ホントにしぶしぶ、リゾートをあとにパクセーまで帰りました。往復54kmの旅となりました。


 チャンパサックへお越しの際は、是非お立ち寄りください。