家の守り神トッケ(鳴きトカゲ)が隣の家に引っ越してしまった今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。おととい、やっと僕の家に帰ってきてくれました。お隣では、赤ちゃんの鳴き声の大きさに勝てなくてトッケも涙目。


 さて、今回は先週末のラオ・ナショナルデイ(祝日)を利用した3連休チャンパサック県・弾丸ツアー!!のお話。

 第1弾は、『ちゃんぱさっく滝巡り!』


 始まりは、連休前夜の歓迎会。今回はラオス南部の同期仲間に加え、何と首都からSV(シニアボランティア)の仲間がやってきてくれて、全部で7人の御一行。ツアー出発前にみんなでパクセー・メコン川水上レストランでかんぱ~い!SV(御年70歳)の若い頃の話にみんなで爆笑。彼女、本当に心も身体も若くてびっくりなんです。


 ツアー初日、残念ながら3人の仲間が仕事で来られず、4人で贅沢にワゴンを貸し切っちゃっての出発。


 まずは、以前にも紹介したタート・パースワム・リゾート!ある一人の外国人によって観光客向けに整えられた、その名の通り、と~っても素敵なリゾート!入口には竹林のトンネル(写真・左下)。つい、京都の寄り道を思い出してしまう綺麗な光景です。道を進むと、少数民族の文化保存のために造られた民族村(写真・右下)。

 ヒロのらおす日記-タートパースワム入口 ヒロのらおす日記-少数民族の村

 民族資料館(写真・左下)も建てられ、観光地化にあたり、創設者がいかに原住民を尊重してきたかをうかがうことができます。

 しかし、彼はリゾート建設途中で、突然の謎の病気?に侵され危篤状態に陥り、意識を取り戻した時には、視力を失ってしまったのですねぇ。自然発生か、人為的なものなのか。。。
 ヒロのらおす日記-民族博物館  ヒロのらおす日記-子どもの民族踊り
 村では、ステージで民族衣装を纏った子どもたちが観光客向けに歌と踊りを披露してくれています(写真・右上)。ラオスでは、子どもたちが本当に一生懸命働きます。若い時の苦労は買ってでもと言いますが、彼らにとっては、苦労でもなんでもなく、ごく当たり前の生活の一部なのです。日本人は、いつ、この生活を忘れてしまったのでしょうね。


 村を出て少し歩くと小さな滝と小さな滝つぼから流れるせせらぎ(写真・下)。雨季に来たとき、見事に茶色く濁っていたので、コーヒー牛乳の滝と名付けていましたが、乾季に来ると、何とも素敵な場所になっていました。近くには宿泊ロッジもあり、自然の中でゆったり過ごすには最高の場所です。

 ヒロのらおす日記-コーヒー牛乳の滝


 道をさらに進むとエレファント・ライディングスポットがあり、その先には子ども心をくすぐる吊り橋!これがまた怖い!足元の板が、リアルに割れていたり穴があったり。日本だと危険だということで、絶対にNGです。ラオスは自己責任だからOK。まぁ、当然揺らして遊びますけど何か?

 吊り橋を渡ると見えてくるのが、メインのタート・パースワム(写真・下)!あぁ、ほんっっっとに綺麗!!

 ヒロのらおす日記-タート・パースワムの滝  

 滝のすぐ横にはレストラン。ラオス伝統料理のフルコースを、みんなでお腹いっぱい頂きました。滝の水しぶきと川が流れる音、鳥の鳴き声とゆらゆら揺れる木漏れ日の中で食べるご馳走は最高です。まぁ一人、食べ過ぎて、この先ずっと腹痛でテンションが急落することになってしまいましたが。

 

 パースワムを後にして、次に向かうのはタート・ファーンの滝!


 この滝は、落差200m近くもある世界的にも珍しい2本の滝。近づくにはあまりに険しい道のりなので遠くから眺めて楽しみます。以前、雨季に来た時には、雨と霧が酷くて見られなかった念願の滝です。

 滝つぼが見えない程、落差があり、滝が下の方では霧状になっていてとても綺麗(写真・下)。
 ヒロのらおす日記-タート・ファーンの滝  ヒロのらおす日記-大量の鼻水

 この滝を見たらとりあえず、マーライオンに見立てて撮影でしょ。大量の鼻水になって写った奇跡の1枚には大笑い(写真・右上)。滝を見ながら一杯60円のラオスコーヒーにほっと一息。旅では、ついついはしゃいでしまいますが、落ち着いてじっくり自然を味わう、こういう時間が大切。まだ、腹痛と戦っている人もいましたが(笑)。


 と、言った矢先、すぐ出発


 最後に向かったのは、タート・ニュアンの滝!


 この滝もリゾート化が進んでいて、たくさんの観光客やラオスの若者が遊びにやってきていました。前回は、インド人のおっちゃんたち裸で駆け回っていましたが。。。

 

 滝の上流には、レストランや憩いの場があり、お弁当を広げている家族や宴会をしている学生たちで賑わっていました。

 滝の真上から下を覗くこともできます(写真・左下)。ここも、もちろん自己責任。おぉ、こわっ。

 ヒロのらおす日記-タート・ニュアンの滝  ヒロのらおす日記-タート・ニュアンその2

 急な階段を下っていくと滝つぼに出られます。どうせならと、滝の真下まで進みましたが、滝の下ってすっごく風が強いんですね。しかも水しぶき付き。とりあえず傘を差して台風の実況中継したら、傘がばふって裏返っちゃいました。お約束ですね。。。

 僕の密かな憧れ、“滝つぼでシャンプー”は水があまりに冷たかったので断念。

 みんな全身ずぶ濡れになってしまいましたが、ラオスなので、ぼーぺんにゃん(問題なし)。また、暖かい季節に来てみたい場所です。


 とうとう帰路。サラ・ボーラウェンというお土産やさんに寄り道して、夕方にはパクセーへ。


 しかし!この日は、これだけでは終わらないのです。


 この仲間の二人が12月生まれということで、“夕食で密かに誕生日のお祝いをしよう計画!”があったのです。

 パクセーで最高級のバースデイケーキを買って、向かうは高級ホテル・パクセーホテルの屋上レストラン。パクセーの夜景を一望できます。

 の、はずが!この日、ラオスにしては珍しく風がとっても強い。


 みんなで震えながらの食事。。。主役が寒さで逃亡を企てる。。。ケーキに火がつかない。。。などなど、ぐだぐだになってしまいましたが、まぁ、それはそれで楽しい思い出になりました。ねっ、みなさん。
 ヒロのらおす日記-バースデイケーキ  ヒロのらおす日記-パーティー

 この日の滝巡りツアーだけでも幸せすぎてお腹いっぱいです。寿命が3年延びました。

 一人旅がわりと好きだったけど、こんな風にみんなで楽しむことを知ったら、もう一人旅ができませんね。


 明日の、第2弾「キアットゴーン村・象遣いツアー!」が楽しみで眠れません。つづく。