日本には「虫唾が走る」という言葉がありますが、ラオスでは気がつけば本当に虫が体を這っている。ソファで昼寝してたら、体中にアリが歩いていて涙目。巣まで運ばれるところだった。は、言い過ぎ。


 最近ブログの更新を怠けておりましたが、それは、ここ2・3週間、サワンナケート県の教員養成学校(写真下)で開催されたサイエンス・フェスティバルに参加・出店する準備をしていたからなのです。と、言い訳。

 ヒロのらおす日記-TTC   

 教員を目指す学生たちが色々なブースで算数や理科に関わるショップを開き、色々な小学校の子どもたちに学ぶ楽しさを伝えるという、このサイエンス・フェスティバル、日本の出資により開催されていることもあり、日本の文化を積極的に紹介させてくれました。開会式では、ラオスの中学生たちが『翼をください』(ラオス語と日本語)を歌ってくれましたし(写真左)、ドラえもん音頭(笑)で日本の盆踊りを披露(写真右)することもできました。

 ヒロのらおす日記-翼をください   ヒロのらおす日記-ドラえもん音頭

 ラオス人の学生たちも浴衣を着て(写真下左)、とても意欲的にたくさんのことを手伝ってくれました。嬉しかったなぁ。

 ヒロのらおす日記-ゆかた   ヒロのらおす日記-バルーン

 ラオスの小学校教諭・理数科教師グループの僕たちは11人は、3種類のショップを出店。1つ目は、計算を主題にした「風船計算ゲーム」(写真上右)。2つ目は、図形を主題にした「展開図と立体づくり」(写真下左)、3つ目は、数量を主題にした「水のかさクイズ」(写真下右)。
 ヒロのらおす日記-タングラム   ヒロのらおす日記-水のかさ
 ラオスの子どもたちも、日本と同じで純粋。楽しいことには全力の笑みで応えてくれるし、ルールを徹底できないとパニックになってしまうところもやっぱり日本と一緒。自分のラオス語の未熟さが歯がゆいって思いも味わったけど、どのブースでも子どもたちが楽しんでいるのがわかって、教員養成学校の学生たちも教えることを楽しんでいるのが伝わってきて、がんばってよかったなって充実感を味わうことができました。


 少しでも学ぶこと・学ばせるの楽しさを伝えていけたら、子どもたちが大人になったときに子どもたちに同じように伝えていってくれるはず。そう願いながら、そうやって一歩一歩ラオスの教育をよりよくしていけたらいいなと感じた1日でした。人はもらった愛情の分、人に愛情を注ぐことができる。ラオスに今、足りないのは教育に対する愛情なんです。大切に大切に育てていって欲しいなと願って、これからもがんばっていきます。