さてウダウダのろのろ綴ってきたばあちゃんの葬儀顛末だが
今回で終了。
もちろん葬儀が終わった後も何だかんだあり。
喪主家族は結構大変。
ワタシはこれで3人目を送り出したことになるので
(父、義父、義母ね。)
大体どういうふうに動けばいいか分かってきたけど
親や家族が亡くなると
悲しみに浸る間もなく次から次へとやることが湧いてくるのは
皆同じ。
ばあちゃんの場合じいちゃんほど大変ではないけど
(契約は老健ぐらいであとはほとんどないのでね)
それでも一通りの手続きはあるわけで。
そうそう。一つ特筆すべきものがあった。
ほら。
前に書いたばあちゃんの修了証や資格証書。
↓
お棺に納めていざ火葬場へという時に
さくらちゃんが
「もしかしたらその証書、返納しないといけないかも・・・」
と教えてくれたのだ。
自身も看護師のさくらちゃん。
そういうことに詳しいのは親族の中で彼女だけ。
なるほど後で調べたところ
『看護師が死亡または失踪の宣告を受けた場合は
看護師籍の末梢手続きを行い、免許証の返納をしなければ
ならない。』とあった。
看護師ってのは人の命を預かる重要な仕事だからね。
免許を悪用されるとマズいから
きちんと届け出ないといけないわけだ。
手続きするのは住んでるところの保健所。
保健所へは他にも用事が…。
ばあちゃん結核を患ってたから
半年に1回レントゲン検査を行ってその結果を報告している。
だから死亡したと連絡する必要があったのだ。
(一応ワタシのレントゲン結果の報告もね。)
で、葬儀から1週間ほど経ったころ保健所へ。
まだ第3波が今ほどひっ迫していない頃だったので
保健所は割と静かだった。←まぁこれは幸い。
職員さんが早速調べてくれたけど
電話しながら何かやりあってる。
どうやら戦時中に取得したばあちゃんの看護師資格は
混乱の中で登録が行方不明になってたようだ。
厚生労働省まで問い合わせたけど該当が見つからない。
ただ、保健婦の資格は記録が残っていたようで
その証書だけは無事返納することが出来た。
本来はきちんと手続きせねばならないものだが
当該看護婦がここまで高齢で亡くなった場合
知らずにそのままって人も多いのだとか。
取りあえずはお役目終了。
世の中知らないことはいくらでもあるもんだね。
勉強になったよ。
その後コロナが深刻化し始めた頃に
四十九日の法要となったが
色んな転機でスルスルスルと難所をすり抜けてきた
ばあちゃん。
今にしてみれば
ワタシたちが困らないように
タイミングを計っていたんじゃないかって思うことは
多かった。
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『13番さんのあな』が2017年7月28日
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