昨日はすみませんでした。「VIVANTが不発だったのなら、ほかにも売り込みたい日本ドラマいろいろありますよ~」と言いたかったのですが。途中からゴールが迷子になって…サイテ~!!…布団をかぶって寝てしまいました。そして今朝、起きると、「いいね!」がついてる。びっくり。サイテーなのに。ひょっとして目の前にあるのはやさしさの世界線なのかも
”やさしい”と言えば
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか』も、です。
7話で、翔(かける/城桧吏)が食卓で(食卓!家族でご飯です)「僕やりたいことがみつかったんだ」…「メイクの勉強がしたい」と言い出します。
このときのお母さん(富田靖子)とお姉さん(大原梓)の表情が良いですよね~。お母さんはちょっとフリーズ…びっくりして、嬉しくて、固まっているのでしょうか?、それに対してお姉さんはニコニコ嬉しそう。それが親子と姉弟〈きょうだい)の違いなんでしょうか?。距離感が全然ちがう。これまでも思っていたのですけれど、素直な反応を見せるお姉さんがいて、翔はとても救われていると思います。視聴者も。
そしてMAY美容専門学校に入学するには、高校卒業資格が必要だから、「今度こそ ちゃんと学校に行きます」という翔。良かった~! 目標ができて良かった!
ただし、翔の新しい目標は、お父さん(原田泰造)にはまだ内緒です。家族の中で知らないのはお父さんだけ…というパターン、多いかも。世の中のお父さん、その理由が何なのか、このドラマを見てアップデートしてね。
でもお母さん(富田靖子)はまだ心配しています。「私たち 翔がどうして学校に行けなくなったか、知らないでしょ。それがわかって 解決するまでは気が抜けない」…たしかに。
7話は、やさしい世界をいろいろ見せてくれたただけでなく、自分をチェックすることも多い回でした。
答えは要らない。ただ聞いてほしい
たとえば大地くん(中島颯汰)が先輩の円さんのことで悩んでいるとき、夜カルロス(愛犬)の散歩中に 誠(原田泰造)はぐうぜん出会います。そして話し相手になります。大地くんが望んだから。
「先輩が獣医師を諦めようとしているのは自分のせいかもしれない。先輩の将来を邪魔している…」と悩む大地くん。誠(原田泰造)は、やいのやいの口をはさまず、静に話を聞いていました。意外でした。そんな大人なところも有るんだ…。
友人の悩みを聞いたとき、つい、ああするほうが良い、こうしたら?とか、わいわい、解決策を言ったりしませんか? それ良くないということを、いろいろなドラマで教えられました。相手は話したいだけ。答なんか求めてない(…はず。例外もあるけれど)こちらはとにかく聞くことが大事なんだということを、先日の『仮想儀礼/最終回』でもやってました。「どうぞお話ください」
ところが、最後にまたやっちまいました! こんどはお母さんも一緒です。
息子・翔(かける)が同級生の女の子とカフェで話していたのを目撃して、気が気じゃない。先日は男の子と公園で楽しそうに話していたし。翔(かける)はいったい誰と一緒にいたいんだ?どっちが好きなんだ?(←←この心配はさすがに変です。同級生と話をしていただけで、そこまで考えますか?)
そして、おっさん(原田泰造)つい言ってしまうんですね。
「父さんは 翔が誰を好きでもいいと思う」
「えっ? 好きって、誰が誰を?」
「どうして誰かと仲良くしていると すぐに好きだとか 付き合っているとか考えるの? そういうふうに決めつけられると苦しくなる。僕はただ一緒にいたい人と一緒にいて、話をしたり、いろんなことを教えてもらったりしたいだけだけなんだ」
「嫌いなんだよ。誰狙いとか。誰が好みとか。可愛いとか可愛くないとか、誰かのことをモノみたいに言うの。そういうことを言う人って、きっと僕のことも…もうほっといてよ!!」
やっちまったな!!誠さん(原田泰造)&お母さん(富田靖子)。せっかく良い感じに一歩、二歩…踏み出していたのに。
誠の心の声:『翔が学校に行けない理由は、学校にだけあると思っていた自分を 殴ってやりたい』→NEXT UPDATE