おはようございます。
本日は本来、違う話題で
記事を書こうと思っていたのですが、
急遽別の話題とします。
というのも
最近、
私の周りで
ネットワークビジネスによる
被害に遭うお客様が
続出しているためです。
被害というのは
要は収入面で
「最初に聞いていた話とまるで違う」
事態が起こっていることであり
ケースによっては
数万円から数百万円という
加盟金を失うばかりか
下手をすると
それに加えて
毎月の負担が
延々と続くというものもあります。
で
さらに厄介な点は
これらのケースで
被害者はそのサービスを
親戚や友達などに勧める過程で
加害者という立場に
併せて立ってしまうため
「お前も同じ穴のムジナではないか」
と言われることを恐れ
消費者センターに訴えることすら
できない・・・
まさに
悶々とした日を
送らざるを得なくなってしまうようなのです。
そして何より
被害の実態について
聞いてみると
これら
ネットワークビジネスの仕組みは
特定商取引法に反しない限り合法である
「本来のネットワークビジネス」ではなく
無限連鎖講防止法により禁止されている
「ネズミ講」に近いものであること
上記のことから
どうしても注意を喚起したくて
この記事を書くことにします。
そもそも
ネズミ講とネットワークビジネスの違いとは
何なのか?
★ネズミ講
(無限連鎖講・無限連鎖販売取引)
■収入範囲:無限(トップが末端まで収入をとれる)
■商品・サービス:無(会員費などの金銭のみが流通)
■会員費:有料(会員費が収入源)
(無限連鎖講の防止に関する法律により違法)
★ネットワークビジネス
(マルチ商法・MLN・連鎖販売取引)
■収入範囲:有限(一定の範囲まで)
■商品・サービス:有(売上から報酬を得る)
■会員費:なし(活動資格を得るのにお金はかからない)
(特定商取引法の規定に反しない限り合法)
引用元:
http://networkbusiness-review.com/networkreview/archives/336
上記の最大のポイントは
「本来のネットワークビジネス」とは
商品・サービスの売上から報酬を得る仕組みで
なければならないため
ネットワーカー(勧誘者)が言う
「商品・サービス」に本当に実態があるのか?
「加盟金」でもなんでも名目如何に関わらず
「商品・サービス」の所有権あるいは利用権は
本当にお金を支払った側に移るのか?
そして
「商品」の現物あるいは
「サービス」の利用権を証する書面は
明確に存在し
確実に手元に入手できるのか?
上記3点のチェックは
特に重要であると考えます。
例えば
金の「本来のネットワークビジネス」であれば
本当に
金の売買の実態はあるのか?
上記の結果として、
お金の支払と同時に
それに見合った価値の
金の所有権を本当に
得られるのか?
金の相場については
田中貴金属のHPでも見れば
一目瞭然です。
参考:田中貴金属の金価格推移
http://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/d-gold.php
そして
所有権を得られるのだとすれば
金の現物、あるいは
信用ある機関が発行した金の預り証は
本当に入手できるのか?
↑必ずお金を支払う前にチェックしてください。
サービスでも
同様です。
「本来のネットワークビジネス」であれば
「サービス」とは
「ネットワークビジネス」
そのものを利用できるという
会員権等のサービスではありません。
例えば
旅行、ゲーム、スポーツクラブ・・・
そういった「合法なサービス」の利用権を
本当に入手できるのかどうか?
そして
そのサービスの運営元は
本当に信頼がおける機関なのか?
(第三者から見て、本当に安心できる機関か?)
さらに
その価格は、他の機関が
行っている同等のサービスと
比較して妥当な価格設定であるかどうか?
↑上記を必ずチェックしてください。
おそらく
上記をチェックすることによって
お金を支払っても良い
ネットワークビジネスかどうかは
瞬時に判断できると思います。
(もちろん仮に上記チェックを
クリアしたとしても本当にアナタが
ネットワークビジネスを始めるか否かは
別の観点から慎重に検討する必要があります。)
残念ながら
上記チェックを行わないまま
お金を支払ってしまった後で
それを取り返すのは
非常に難しいです。
よほど優秀な弁護士でも
至難の業です。
くれぐれも
転ばぬ先の杖
↑を
忘れないようにしてください。