24日昼すぎ、にかほ市の海水浴場で、85歳の漁業者の男性が海に浮いているのが見つかり、救助され病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。
警察は、現場の状況などから、男性が海に潜って漁をしている際、溺れたものとみて調べています。

24日午後0時半ごろ、にかほ市金浦の赤石浜海水浴場をキャンプで訪れた人から、「海に人が浮かんでいる」と消防に通報がありました。
消防や警察が駆けつけたところ、近くに住む漁業者の佐藤茂さん(85)が海から引き上げられ、海岸で倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。
通報した42歳の男性は、「浜辺を散歩をしている時、海に人が浮かんでいるのを見つけ、呼びかけましたが、反応がまったくなかったので通報しました」と話していました。
警察によりますと、佐藤さんは、海岸から5メートルほど沖合で、浮いている状態で発見され引き上げられたということで、100メートルほど離れた海上には、佐藤さんの漁船があったということです。
また、佐藤さんはウエットスーツを着ていたということで、警察は、佐藤さんが海に潜って漁をしている際、溺れたものとみて調べています。
にかほ市によりますと、現場の海水浴場は、今シーズンは先月23日から今月16日まで海開きしていましたが、海水浴シーズン以外は、漁場のひとつになっているということです。
県警察本部によりますと、ことし県内では23日までに水難事故が12件起き、4人が死亡していて、警察が注意するよう呼びかけています。

にかほ市の海水浴場で、海に人が浮いているのを見つけ消防に通報した42歳の男性は、「海水浴場に到着した時、波消しブロックの近くに船が止まっていましたが、船の上に人の姿は見えませんでした。しばらくして浜辺を散歩している時、海に人が浮いているのを見つけ呼びかけましたが、反応がまったくなかったので通報しました」と話していました。