皆様、こんにちは。公認心理師の石川美樹です。
今日は、最近ベストセラーになっている書籍「TUFTI(タフティ)」と、その著者ヴァジム・ゼランドさんの過去作である「トランサーフィン」シリーズについて、私自身の体験を交えながらご紹介したいと思います。
「TUFTI」は、量子力学の考え方と願望実現を掛け合わせたような内容で、「引き寄せの法則」を超えるメソッドとも言われており、今とても話題になっています。
この「TUFTI」の著者であるヴァジム・ゼランドさんは、元量子力学者でありながら謎に包まれた人物でもあります。私にとっては、このゼランドさんの書いたトランサーフィンシリーズとの出会いが、まさに人生を変えるほどのインパクトを与えてくれました。
トランサーフィンとの出会い
私がこの本と出会ったのは2009年。最初の2冊を中古で1冊300円ほどで購入しました(シリーズは全部で4冊もちろん全部待ってます)。当時は、まだこの本の凄さに気づいていませんでしたが、読み進めていくうちに、その深さと面白さにどんどん引き込まれていきました。
「トランサーフィン」では、現実は「選べる」とされており、自分が意図をもって意識を切り替えることで、望む現実を選択できるという考え方が根底にあります。
脳梗塞からの奇跡の回復
この本の教えが、私の人生にどう影響したかというと……ある日、私は突然、電車の中で「なんだかおかしい」と感じたんです。すぐにトランサーフィンのやり方を思い出して、パニックにならないよう意識を切り替える練習を始めました。
そのまま救急搬送され、結果的には「脳梗塞」でした。しかも3か所も血栓が詰まっていたのです。
でも、運命的な偶然がいくつも重なり、私は発症から2時間以内にカテーテル手術を受けることができました。左半身がまったく動かなかった私が、たった40日で退院。そのわずか2週間後には、なんと海外旅行に出かけていたんです。
今振り返っても、本当に奇跡のような出来事です。そして、このとき私がずっと心の支えにしていたのが、トランサーフィンの思考法でした。
小さな「奇跡」は日常にも
この経験だけではなく、日常生活でも「トランサーフィン的引き寄せ」はたくさん起きています。
「オランダに行きたいな」と思っていたら、無料のエールフランスのビジネスクラス航空券が手に入ったり。「高性能なスピーカーが欲しい」と思っていたら、そのメーカーに友達の友達がいて、破格で手に入ったり。
ある日「コーヒー飲みたいな」と思った瞬間、ピンポーンとドアベルが鳴り、宅急便でコーヒーが届いた、なんてこともありました(笑)
「思考」と「現実」の関係に強く興味を持つ方には、この「トランサーフィン」は本当にオススメの本です。ただし、現在は絶版となっていて、プレミア価格で5万円以上になっているとか……(私はラッキーでした!)
後編では、そんな私が今読んでいる「TUFTI」の魅力や、トランサーフィンを心理カウンセリングにどう応用しているかについてお話ししたいと思います。
→【後編へつづく】