こんにちは。公認心理師/心理カウンセラーの石川美樹です。
あなたは、幼い頃、迷子になったことはありますか?
気づいたら親がいなくて、不安と恐怖で胸がいっぱいになる。泣きそうになりながら必死で親を探す。ようやく親が見つかったとき、どんな言葉をかけてもらいたかったでしょうか?
「やっと見つかった、心配したのよ。あれだけ離れたらダメだと言ったでしょ」
それとも、
「見つかった。本当に1人で怖かったでしょう。もう安心だよ」
前者の言葉は、親の心配やルール違反に焦点が当たっています。
一方、後者は子どもの「怖かった」「不安だった」という感情に寄り添った言葉です。
幼少期に「感情を受け止めてもらえた経験」は、その後の自己肯定感や安心感に大きく影響します。
もし「怒られる」「正しさを求められる」ことが多かったなら、大人になった今も「自分の気持ちを分かってもらえない」「感情を出してはいけない」と感じてしまうかもしれません。
でも、気づいた今からでも大丈夫。
まずは「自分の気持ちを受け止めること」から始めてみませんか?
あのときの幼い自分に、
「怖かったね、もう大丈夫だよ」
と優しく声をかけるように。
でも、いざ自分に「怖かったね」「もう大丈夫だよ」と声をかけようとしても、うまくできないこともあるかもしれません。
もしかしたら、「そんなふうに思っちゃいけない」「私が悪かったんだ」と、無意識に自分を責めてしまうこともあるかもしれませんね。
もし、自分の気持ちを受け止めることが難しいと感じたら、ひとりで抱え込まなくても大丈夫です。セラピストの石川美樹が、あなたの気持ちを大切にしながらサポートします。
どうか、気軽に声をかけてくださいね。