こんにちは。公認心理師の石川美樹です。
なんだか、もう花粉の兆しが、、、、涙。辛い季節がやってきました。
さて本日は、
つい使ってしまう言葉をある言葉に変えるだけで、
インナーチャイルドが驚くほど心を開く言葉を教えちゃいます。
それは、
「なんで」という自分を責める言葉から、
「なんて!」という感嘆詞に替えてみることなんです。
その感嘆詞も、本当は、その人それぞれ、
インナーチャイルドに響く言葉があるのですが、
まずは、感嘆詞に替えるところから始めてみましょうか。
これは、私のある経験から生まれたものです。
私は心理カウンセラーのかたわらジャズシンガーとしても活動していました。
しかし、脳の病気である足のジストニアやコロナ禍もあり,現在はその活動を中止していますが、
その苦しい最中、昨年より、
私の中から、歌の楽しさを取り戻そうと練習を始めていました。
そしてある有名な、この曲、
What a wonderful world(この素晴らしき世界)
を歌った時に、
号泣してしまって、涙が止まらなくなってしまったのです。
私はクライアントさんには、
「なんで」という自分自身への質問は、インナーチャイルドを抱えている人にとって、
親から否定の意味で「なんで」を使われることが多いので、
「なんで」は使わずずに「どのように」にした方がいいよ〜!とお伝えしていますが、
例えば、
「なんで、あなたは何をやってもダメなの?」
「なんで、早くできないの」
「なんで、学校に行きたくないの?」
など、親から責められるときに「なんで」が使われることが多かったからです。
しかし、私は、自分の苦しさのあまり、
自分自身に、
「なんで、なんで」攻撃をすることが多くなっていました。
それは、母親からずっと言われ続けていた言葉です。
「なんで、お前はこうなんだ」
「なんで、お前はできていんだ」
「なんで、病気が治らないんだ」
「なんで、いつも失敗ばかりなの」
「なんで、いつも選択を間違えるの?」
幼少期の記憶と重なり、今の自分を責め続けていたのです。
あ、、、、この歳になっても、
インナーャイルドが暴れているなと、
たくさんのセルフワークをしていました。
そして、ふと、先ほどのWhat a wonderful worldを歌いたくなり、
歌っていると、
親に言われたかった言葉は、
「なんで!」ではなく、
この歌の歌詞のように、
感嘆詞のWhat! 「なんて〜!」なんだということに気づいたのです。
What a wonderful worldは、日本語のタイトルだと「この素晴らしき世界」となりますが、
口語になると、
「なんて! 素晴らしい世界なんだぁ!」となるわけです。
「なんて!」という感嘆詞にも、
ネガティブな、「なんてこった、、、」みたいな言葉もありますが、
現在では、多くは、関心したり、心地よい感情を大きく表現するときに使われます。
そこで私は親に言われたかった「なんて!」や自分に心地良い「なんて!」を口にし始めたのです。
「なんて! 楽しいんだ」
「なんて! 美しいんだ」
「なんて! 素直な性格なんだ」
「なんて! いい子なんだ」
「なんて! 素晴らしい治癒力を持っているんだ」
「なんて! 素敵な笑顔なんだ! etc
すると、嬉しい涙が止まらなくなり、
そこから、私の快進撃(年末に奇跡的に2曲歌うことができるまで復活)
この経験から、
個人セッションの場でも、
そのクライアントさんにとっての
インナーチャイルドの「なんて!」という言葉探しを一緒にするようになり、
ピッタリくる言葉がヒットすると、
多くの方は、スーッと心が開いてくるようになったのです。
かなり前置きが長くなりましたが、
まずは、手始めに、
あなたの「なんて!!」をたくさん書き出してみましょう。
涙が止まらなくなるよ。
もし私にピッタリの「なんて!」を見つけたい方。
ぜひ私の体験個人セッションを受けてみるといいかも。一緒に探していきましょう。