こんにちは。公認心理師の石川美樹です。
暑いですね、、、、。
去年も暑かったけど、今年も酷暑の夏がやってきました。
さて、本日のテーマは、
【《苦しい時の神頼み》 頑張り屋さんであればあるほどやってみて】というタイトルでお届けします。
《苦しい時の神頼み》は、
「普段は信仰しておらず、神や仏に知ら顔をしておきながら、
自分の苦しい時だけに頼ろうとすること」
という意味で使われてます。
本来は、どちらかというと、
「そんな、普段から信仰してないのに、苦しい時だけ頼ろうとしたって、助けてもらえないよ〜! 都合いいよね」
みたいな使われ方をすると思います。
しかし、長年カウンセラーをやっていると、私も含め、
頑張り屋さんであればあるほど、
ギリギリまで自分で頑張ってしまい、誰にも助けを求めることをせず、一人で頑張ってしまい、
燃え尽きてしまう傾向にあります。
自分しか信じることが出来ず、その自分さえも信じることが出来なくなった時、
ボキッと折れてしまうのです。
そして、燃え尽きた後も、責任感や罪悪感などから、また一人で頑張ってどうにかしようとしてしまい、
八方塞がりになったり、孤独感に襲われたり、ひどいとうつ状態にまでなってしまいます。
ですから、私は、頑張り屋さんであればあるほど、
神頼みを気軽に日常に取り入れて欲しいなと思っています。
もちろん、最初は、苦しい時がきっかけになると思いますが、
慣れてくると、いつでも心の中心にいる神らしき何かに吐露して、
苦しみのタンクが満タンにならないうちに、神さまらしき何かと一緒に流して欲しいのです。
共同作業をして欲しいのです。
神頼みの神は、
なんでもいいと思います。
一神教の神でもいいし、神社でもいい。
大自然の中にある、宇宙の創造主でもいいし、
グレートサムシングという人もいれば、
ご先祖様かもしれない。
その、神であろう、何かに、
語りかけるのです。頼むのです。正直に心の苦しみを打ち明けるのです。
心の中の偉大なるカウンセラーみたいな役割ですね。
そのカウンセラーは人間ではないので、
あなたを決してジャッジすることはありませんし、
「祈りが不純だ! 普段は祈ってないくせに、こんな時だけ〜!」とは決して言いません。
神聖なお方だとか神聖な何かと思いすぎなくてもいいのです。
ハードルを上げすぎないでね。
温かい愛を持って、
あなたの叫びを「うんうん。苦しいね。でも一人じゃないからね」と
言いながら一緒に歩んでくれることでしょう。
頑張り屋さんは、その糸が切れた時、
どうしても孤独に襲われてしまいます。
ですから、私は孤独ではないんだという意味でも、
《苦しい時の神頼み》
を取り入れてみてください。
苦しい時だからこそ、たのんでいいんだよ!!
頼っていいんだよ!!