こんにちは。公認心理師の石川美樹です。

今年も残り少なくなりましたね、、、。本当にあっという間でした。
 

さて今年最後のブログは、

 

【シスターが教えてくれた「愛」の真実】

というテーマでお届けしようかなと思います。

最近は、あまり会わなくなってしまったのですが、修道院にいたくらいバリバリの元シスターと知り合いになったことがあります。

彼女が良く言っていたのは、



「多くの人が【愛】を勘違いしていると、、、、、。」

 

 

え??? どういうこと?

 

彼女曰く、

聖書が英語に翻訳されたときに(英語の前はラテン語、その前はイエスの時代の言葉??)
【愛】の単語が【LOVE】に、統一されてしまったと、、、、、。
【LOVE】一つで表現されてしまったことで、
【博愛】の意味にとらえられがちで、そのため愛の本質がわからなくなっているのだと、、、。

 

英語のLoveに統一される前は、実は愛にはいろんな形があって、それぞれごとに単語自体が違っていたというのです。

単語すら違うのだから、その形ごとにその役割がある。

「家族の愛」

「夫婦の愛」

「親子の愛」

「友達との愛」

「仕事の愛」
etc.............
「博愛」

 

そして続けて彼女はこう言いました。

「自分を愛するということも、
 丸ごとの博愛の気持ちで自分を愛することができればいいよね。
 でも、それができなくてもいいのよ。
 もっと分けて、家族の愛の役割、夫婦の愛という役割、親子の愛という役割、
 その役割ごとに、少しでも愛を感じ、
 それぞれごとに少しずつ愛してあげることができてればいいんじゃないの?
 丸ごと、そのまんま、博愛で包み込もうと最初からやり過ぎてしまうから、
 愛がわからない、愛せない、自分には愛がないって、
 なるんじゃないかな?  」

 

と、、、、、

 

もちろん。
これはそのシスターが聖書を深く勉強していく中で、彼女自身の気づきと見解なので、一般的な解釈ではありませんが、
私は、そのシスターのこの言葉に衝撃を受けたことを覚えています。

そっか、、、、、


「これなら、少し、自分を愛せるかもって」


今日のブログを読んで、読んだ人それぞれの気づきがあると思います。
その気づきを大切に、
今年の1年を振り返り、いろんな形の自分をそれぞれ愛して、
来年にその愛をつなげていけるといいですね。


では、皆さん、良いお年を!!

 

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