23日(木)の Thanksgiving(感謝祭)の日に作った料理です。
ターキー(七面鳥)は大きすぎて焼くのが大変で、パサパサしていてあんまり好きではなかったりするので、今年はコーニッシュヘンを焼きました。
Cornish Hen は1kg前後のチキンの雛鳥で、二人で一羽を半分コするとちょうどいい感じの量です。
Roasted Cornish Hen with vegetables.
普通のローストチキンよりもデリケートで、しっとり柔らかくて上品さがあります。
トウモロコシ、セロリ、人参、レッドスキンポテトもいい感じに仕上がりました。
そういえば、クランベリーって生では食べたことがないなと思って。
ALDIでカナダ産のものがセールになっていたので、初めてフレッシュクランベリーを買ってみましたよ。
学名:Vaccinium macrocarpon
英名:Cranberry / Large cranberry / American cranberry / Bearberry
和名:オオミツルコケモモ(大実蔓苔桃)/ ベアベリー
ツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属の常緑低木。
原産地はカナダ中部&東部(オンタリオ州からニューファンドランド・ラブラドール州)とアメリカ北東部&中北部(アメリカ北東部、五大湖地域、南はノースカロライナ州とテネシー州のアパラチア山脈まで)。
またヨーロッパの一部でも帰化していて、北アメリカのカナダ西部(ブリティッシュコロンビア州)とアメリカ西部(西海岸)に沿って点在しているそうです。
商業作物の多くのクランベリーは有機物と砂の交互層からなる湿地の土壌で栽培され、一時的にクランベリー畑を浸水させ、水中で木を揺さぶって木から外れて水面に浮かんだ果実を大型機械で集めてすくい取って収穫されるのだそうで、現代のこの収穫技術は結構衝撃的です。
畑にはった水はクランベリーの木を冷害から守る効果もあるため、春まで水を抜かずにそのまま越冬させるんですって。
若干スカスカしていてかなり酸っぱい梅干しぐらいの酸味がありますが、生のクランベリーには各種ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富に含まれていて、レモンやライムなど酸っぱいもの好きな方ならそのままでも刻んでサラダに振りかけたりドレッシングに混ぜても全然イケそうな感じです。
なるほど。酸っぱいから砂糖を加えてジュース、ソース、ゼリー、ドライフルーツなどに加工するのが一般的なんですね。
果実は9–14 mm (0.35–0.55 in) ほどの大きさで中が4室に分かれた空洞になっていて、小さい種は柔らかくて苦みもないのでそのまま食べられます。
ALDI でドライクランベリーもセールになっていたので、2つ買いましたよ。
今回は数ヵ月前にウォルマートで買ったドライクランベリーをピーカンと一緒にサラダのトッピングに使いました。🥗
ウォルマートのストアブランド Great Value (左)のは Trader Joe's のみたいにわりかしドライな感じで、ALDI のストアブランド Southern Grove のはウェットタイプのドライクランベリーっぽいです。
ALDI でブラッセルスプラト(芽キャベツ)もセールになっていたので、半分はサラダにしてもう半分はローストしました。
学名:Brassica oleracea
英名:Brussels sprouts
和名: 芽キャベツ / ヒメカンラン(姫甘藍)/ コモチカンラン(子持甘藍)
ベルギーのブリュッセル原産のアブラナ科の一年草。
アメリカには18世紀にフランス人入植者によりルイジアナ州に持ち込まれ、1920年代にカリフォルニア州セントラルコーストでの最初の植林が始まり、1940年代には大規模な生産が始まったのだそうです。
アメリカの生産の大部分はカリフォルニア州で行われていて、ワシントン州スカジットバレーとニューヨーク州ロングアイランドでも少量の栽培がおこなわれているそうです。
アメリカの生産量の約80~85%は冷凍食品市場向けで、残りは生鮮食品市場向けだそうなので、サンクスギビング以外で生で食べるアメリカ人は少ないのが伺えますね。
ブラッセルスプラトは、刻むとちょっとアスファルトみたいな匂いがします。
こちらも各種ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富に含まれていて、栄養価の高いスーパーフードですね。
刻んだブラッセルスプラウトに生のクランベリー&ドライクランベリー、ピーカン、グラニースミス(青りんご)、パルメザンチーズをトッピング。
こちらのレシピを参考に Brussels Sprout Salad を作りました。
ザクロの代りに生のクランベリーで、そしてフェタチーズではなくパルメザンチーズを使いました。
オリーブオイル、アップルサイダービネガー、蜂蜜、レモン汁、ディジョンマスタード、ガーリックパウダー、塩コショーでシンプルなハニーデジョン風ドレッシングも作りましたよ。
これは翌日の残り物のサラダですが、一晩ドレッシングでマリネされた方が全体的に味が馴染んで断然美味しかったです。
ドライクランベリーがふやけて良い仕事をしてくれていますが、生のクランベリーはもっと細かく刻んだ方がよかったな。
レシピにはフェタチーズと書いてあって、なぜかパルメザンチーズの方が合うと思って勝手に変えてしまったのですが...
翌日に味が馴染んでもっと美味しくなった残り物のサラダを食べながら、「これはやっぱりフェタチーズの方が絶対合うな。」と思った次第でございます。(反省)
もう半袋分のブラッセルスプラウトは、縦半分にカットしてオリーブオイルと塩コショーで手でよく和えてから、一つ一つ断面を下にしてオーブンでロースト。
ついでにニンニクとベーコンもオーブンでカリッカリに。
焦げやすいので途中で何度かヘラでかき混ぜましたよ。
ブラッセルスプラウトの断面に焦げ目がついたら、オーブンから引き上げます。
脂をきったかりかりベーコンとガーリックチップスと混ぜて Roasted Brussel Sprouts の出来上がり。
こちらはゲストがご持参くださったパンプキンパイ。
フロリダの人々がこよなく愛する Publix(スーパー)のデリのものです。
子供の頃からサンクスギビングの翌朝には、残り物のパンプキンパイを食べるのが密かに楽しみだったりします。
庭で採れたスイートポテトを数週間追熟させてから、茹でてマッシュしてミニマフィンを焼きました。
砂糖の代わりに蜂蜜を入れて、砕いたアーモンドをトッピング。
サンクスギビング定番の Candied Yams を作ろうと思ったのですが、うちは二人ともあんまり好きではないもので。
その他の定番のサイドディッシュなどは、長くなるので後半へ。