映画を監督する時間よりも、製作者たちともめてる時間の方が長いであろう、テリー・ギリアム監督7年ぶりの新作映画。
前作「ラスベガスをやっつけろ」は、マネーメイキングスター ジョニー・デップが主演でありながら、ものすごく閑散とした映画館で鑑賞した記憶があります。
誰もハゲ頭のジョニー・デップは見たくないってことですか。

そのイマジネーションの豊かさが、時に誰にも理解されないまま、まさに「ドン・キホーテ」状態だった彼も、7年の年月の間に“鬼才”(この人の映画にならギャラいらんから出してと言われる監督の意味もあり)の座は、タランティーノやティム・バートン、チャーリー・カウフマン、宮藤官九郎にまで奪われ、来日した際に「よくあるハリウッド作品とは違うよ!!」とした豪語したこの映画は、「ちょっとは違うハリウッド映画」でした。


あ~あ、「バンデットQ」が見たくなってきたよ~。
布団かぶって、秘密の言葉「オ・ラ・イ・ナ・エ」と唱えとこ。