(このブログは2019/03/02に更新した記事に追記をしたものです。追記部分は一番最後)

※タイトルは怪しいですがこの記事はカルトとかそのあたりのものと一切関係ありません。

 

 

見えない「場の力」というものは確かに存在していると思う。

 

今から考えるのは、磁力や万有引力のように物理的なもの(何らかの機械で計測できるもの)ではなく、なんとなく感じる目に見えない力の話です。

 

 

 

僕は元々アイドルマスターシンデレラガールズの大槻唯ちゃん(CV:山下七海)が好きで、その流れで山下七海さんからWUGを知りました(声優好きな人特有の出演作品で追っかけ始めるあれです)。

アニメ版シンデレラガールズが一部で「暗い」「アイドルアニメにこういうのを求めていない」などと言われていた中、「こういうリアルっぽいのが自分の趣味と合うんだなあ」と思った僕は、Youtubeの「7分で分かるWUG」みたいな動画を見て「これは多分僕好きなやつだ」と思い(見る順番とか諸々は、まなべやわぐさんの記事を参考にしてました。WUGをきちんと知るきっかけになりました。本当に感謝です)、2017年の8月ごろTSUT〇YAに行き、とりあえず映画×3とアニメBDを借りて、3日くらいで一気見しました。

 

 

 

結果はドストライクでした。

アニメの最初の数話は見るのもきついところがありましたが、回を重ねるごとによくなっていってアニメ版の後の劇場版二作ではぼろ泣きしました。で、TSUT〇YAで今度はCDを借りられるだけ借りました。

そこから

「4thツアー東京あるのか!あ、でもチケットSOLDOUTで買えない……」

「新章始まったな~見るか~CD買うか~」

「Polarisめっちゃいいな(ぼろ泣き)」

「お、12/10にライブ(Trinity)あってチケットまだあるじゃん行こ!(ライブ初参戦)」

「ソロイベ曲よくない?ファンクラブ入れば買えるかな~?」

「一人旅したかったし、聖地巡礼ついでに仙台行こ(人生初聖地巡礼目的のみの旅行というか人生初一人旅。3/1仙台旅行時にわぐらぶ入会)」

「グリフェスと舞台行く!(グリフェスで完全に沼に落ちる)」

「……(6/15)」

で、HOMEツアーを経て、今に至ります。

 

 

 

 

 

なぜ、こんなにハマったのか。

解散するから、最後だから、とライブにいけるだけ参加した、というのはもちろんあると思う。

だが、なんもない平日に仙台を一人で観光する程度には解散発表前からハマっていた訳だ。

 

ストーリーが感動的だった。キャラクターがかわいかった。

中の人たちがかわいかった。中の人のキャラクターも個性的だった。

曲がよかった。歌がうまかった。ダンスがすごかった。いつでも全力だった。

 

でも、そういうユニットって他にもあると思う。

なんでこんなに好きになったのか。

一つの答えとして

Wake Up, Girls!というグループは、「場の力」をとても上手に使ってきた、という発想に至った。

 

 

「場の力」という言葉をこのブログ中のみで一度定義しておきたい。(定義といえるほど大層なものでもないが)

 

いきなり少し汚い話になりますが、ご了承ください。

例えば、何年も使われているトイレに行くとする(小学校の頃のトイレとかをイメージするとよい)。そこで「ご飯を食べたいか?」という質問には通常「NO」と答える。(便所飯とはまた別のお話)

では、ここで、「とある最新の科学技術」によって、雑菌汚れetc.がすべて完璧に取り払われたが、トイレの見た目は変わらないとしよう。(そんなことありえないですけどね)

衛生上は、食堂よりきれいな場所になった。けれども、やっぱり「ここでご飯を食べたいか?」と聞かれても「YES」とは答えにくいのではないか。

こういう、その場所の雰囲気、イメージによって物理量(重さとか速さとか温度とか)以外の何らかの力があるように見えることが、日常生活をしていてあると思う。これをここでは「場の力」という言葉として定義する。

(大学の文化人類学の講義で「穢れ」とかの話が出たときにこのような話をされました)

 

 

 

東日本大震災の時の話を少しだけワグナーさん(大阪出身)としたことがある。

僕「僕はあの時、中学の4階にいてめちゃくちゃゆれた。校庭に避難して、すぐ帰らされた。TVつけたら津波の映像が流れてた。父と母がいつもより早く帰ってきた」

大阪「あの時大阪は全然揺れなくて、でもニュースで映像が流れてきて、電車が止まって帰宅難民がたくさん出たとかって言ってて……」

こんな感じの具体的なエピソードが出てきた。

多分、あの時生きてた日本中の人たちは今でもあの時のことを覚えているだろう。

 

作品のきっかけとなった出来事、作り手側や演者側が常に意識しているだろうものを受け取り手が(程度の差こそあれ)コンテンツを知る前から確実に知っている、という点(海外の方でも日本好きでアニメ見るような方なら知ってるはず)がこのコンテンツの特異な点であると思う。

 

劇中ではリアリティのある風景の作画(実際にある場所がアニメに登場する)にリアルなストーリーで、本当に仙台でWUGが活動しているような錯覚を受ける。

しかし直接的に震災について描かれるシーンは少ない(アニメ1期で気仙沼に行った時とみにゃみのおばあちゃんの話くらい?)、

直接描かれないが、確実に存在しているバックグラウンドに興味がわいてくる。(僕は興味がわいて、行ってみないと分からないことがあると思い、聖地巡礼をした。実際に行かないと分からないことがあった。WUGが好きだけど仙台や東北に行ったことがない人はぜひ。聖地じゃなくても楽しいですし、聖地と聖地の間もきっと聖地です!)

先日の仙台公演で聖地巡礼をした方は聖地でない場所を歩いていても、なんとなく「いいな」と感じていただろう。

 

これが一つ目、WUG聖地東北の「場の力」だと思う。

 

 

曲に関しては異なる。

MVは東北や仙台で撮影されたものが多く、東北や仙台を歌ったものが多くあるのは事実だ。

しかし、東北や仙台の地のことを歌った曲でも、ほとんど固有名詞が入っていないので、

とても自由に、自分の体験に照らし合わせて、自分のよく知る土地(ふるさと)のことを思いながら、広く解釈することができる。

もちろん、聖地のことを考えても解釈が可能である。

(こちらの記事の『言の葉 青葉』『海そしてシャッター通り』『TUNAGO』の項目で詳しく書いてます。長いですhttps://ameblo.jp/apricotsolocan/entry-12439529870.html)

 

これが二つ目、ふるさとの「場の力」だと思う。

 

 

 

この二つはWUGのことを全く知らなくても、今までの自分の経験と知識である程度の補完が可能だと思う。

これだけでも、十分にWUGは面白い。(きちんとその目に見えない力を伝えてくれる演者さんがいてこそ面白さが成り立っているものではある)

しかし、もう一つの魅力がある。

 

 

 

それは、メンバーの関係性という名の「場の力」である。

七人が同時にオーディションで選ばれて、楽しいも苦しいも一緒に乗り越えてきて、互いが互いを信頼できる、尊敬し合うような関係であること。

個性的なキャラクターが絶妙なバランスでもってユニット「Wake Up, Girls!」が成り立っていること。

それが最大限確認できると思うのが、

『Polaris』でのメンバー全員が円形になってステージから背を向け、メンバー同士で向かい合って踊っている箇所である。

 

(これは客席側向いてるけど……)

本来、ステージ上では(言い方は悪いがお金を払って見に来ている)客側を優先すべきであるが、あえて内向きでメンバー同士顔を見て、外からは顔が見えないような状態で踊り、歌うこと。

これはとても贅沢なことであると思う。(ステージ上で寝ることと同じくらい笑)

今まであった色んな経験(メンバー同士の経験も個人での経験も)、この場所でこのメンバーとファンに囲まれてライブをしているという状況、そこから個人個人で感じたことがリアルタイムで表情に、声に、ダンスに出る。

しかし、それを一番間近で受け止めて、返すことができるのは、他ならぬ彼女たち自身である(顔に関してはカメラでもほとんど見えないし)。この高度なコミュニケーションを取れる信頼関係というか、悪く言うと”内輪のノリ”みたいなのが僕自身とても大好きだ。

 

この三つ、(いや他にもあるわ!って方、いると思うんですけど、うまくまとめられない&気づけてないので許して下さい……)の力によって僕はWUGにハマって今に至るのだと思う。

 

最後のアニサマ、聖地であり目標であるSSAもこれで最後と思っていた彼女たち。後輩や先輩やスクールアイドルや同時期に解散する探偵たちからメッセージをもらったあとの彼女たちの『Polaris』の円の中には僕からは想像もつかないほどの力が働いていたのだと思う。

2019年3月8日、次が正真正銘最後のSSA、最後のライブとなるだろう。

今までの想い出がぶつかるであろう『Polaris』の円をこの目に焼き付けたい。

 

 

 

えー、こんなオタクのお気持ちポエムみたいになってますが、最後はきっちり(泣きながらでも)笑顔でいます

約束の地でお会いしましょう!

 

それはそうとSSAで『WOO YEAH!』やらないかなぁ……。

 

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追記2019/06/27


2019/3/8のライブは、WUGの想い出を振り返るようなセットリストだった。
「Wake Up, Girls!」という7人の声優ユニットが今まで歩んできた道のりを、初めてライブに来た人にも分かるように工夫されていたと思う。(初めてWUGを見に来る人達がたくさんいたのである。ライブMCでそのことについて触れているパートがあった)



あの場で歌われた曲には、それを歌う7人それぞれの今までの想いも込められている



『Polaris』以外の全体曲が披露され、今までの想いのつまった手紙を聞いたうえでの最後の『Polaris』。
『Polaris』は「Wake Up, Girls!」の7人が作詞した曲である。
「満天の星空になる日まで」という歌詞を書いた彼女たちがSSAを単独で埋めたのだ。
想い出を振り返っての『Polaris』の円や最後の満天の星空に何を感じたのか、その答えのいくつかを映像からでも確認できると思う。

WUGの想い出を曲とともに振り返った(初めてWUGを見る方でも曲によって今までの想い出を共有できるようになっていたと思う)後に披露された始まりの曲『タチアガレ!』。

13000人でコールを入れ、合唱をしたSSA。あの場にはワグナーしかいなかったように思えた。友人に誘われてきた人、WUGを正直あまり知らずにSSAに来た人を彼女たちの想い出でもって、その場でファンにしてしまったのだ。素晴らしいパレードだった。


こんな魅力的なユニットのライブの円盤が発売されるそうです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07P9DMLFT/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_zZ-eDbAGV1ZP2

        (想い出のパレードのジャケットより)


今までの素晴らしい楽曲が聴けて、パフォーマンスの集大成が見られて、今までの想い出が振り返れる作品です。WUG知らない人でも最後にはファンになれると思います。
本音を言うと「円盤バカ売れして欲しいなあ」です。
半分冗談です。
「「Wake Up, Girls!」という物語を、彼女たち7人の人生第一章を知って欲しいなあ」です。

百聞は一見に如かず
Seeing is believing
お手に取ってご確認ください(もしくはお近くのワグナーまで)

でも、僕は「見えないものも信じてる」です。


『Woo YEAH!』やりましたね!