大阪市天王寺
昔の難波京の南端にあたる地域です
そこに法興寺(のちの飛鳥寺)とならぶ最古の寺とされるのが
荒陵山金光明四天王大護國寺
いわゆる 四天王寺です

 
四天王寺の伽藍(建物の配置)は一直線です
これは、大阪湾を通る船から複数の大きな建物があるように見せ
国力を見せるためでした。
飛鳥時代、当時の国を挙げての最高寺院として作られました。
 
中心伽藍は金堂・五重塔・講堂から構成されています
 
金堂には
外観
御本尊の救世観音像
そして、取り囲むように四天王が祀られています
救世観音像は聖徳太子を思わせ
そして、四天王は物部氏との戦いの際に
聖徳太子が勝利を祈願し
「勝利のあかつきには四天王の寺塔を建てる」と約束された仏像です
 
救世観音像の考えは四天王寺が建てられた平安時代になってからです
それまでは如意輪観音様とされていたようです。
手を合わせると観音様らしい穏やかな気持になります。
 
拝んでいると脇にエネルギーを感じる厨子がありました
聞いたところ仏舎利があるとのこと納得しました。
 
五重塔
 
そして、講堂
外観
講堂は
西側を夏堂とよび 阿弥陀如来
東側を冬堂とよび 十一面観音像
そして、中心に聖徳太子様の厨子が
全体的に厳しい印象がありました
 
もういちど、お参りに真言を唱えると
やや穏やかに見えたような気がしました
 
四天王寺は2度めなのですが
以前とは違う顔を見せてくれました
お寺とか神社はその時のこちらの状態で顔を変えてくれます