希望嫁に大きな封書が届いた。「とうとう来た…」それは昔に登録していた骨髄バンクからの連絡だった。「早く返事をしてあげないとー」きっとどこかでこの返事を待っている。生きて行くための希望の便りを。自分の大切な人がそれで救われたとしたら…。そう思うと、なんとかしてやりたい。「お互いさま」、「お陰さま」こそが大切な人の心だと思いたいから…。