※極力抑えてますが、若干のネタバレ

 あります。ご了承下さい。



私の最も好きな恋愛漫画を

語る日が来ました。笑


桂先生の恋愛漫画「I"s」です。

桂先生はSFラブコメ、ヒーローものが

多い中で、こちらは混じりっ気無しの

恋愛漫画です(だと思います)。


まず言いたいのが、

桂先生の画力は凄まじいです。

惚れぼれします。オリジナルの

表紙とかうますぎてびっくりします!

私の好きな漫画ベスト5に入ります。

恋愛漫画ではぶっちぎりの1位です!



主人公は瀬戸一貴という平凡で目立たず、

優しいけど優柔不断、でもやる時はやる、

正義感も強いと恋愛漫画の主人公の特徴を

全て詰め込んだ様な人。→言い過ぎ


ヒロインは葦月伊織。

俗に言う伊織ちゃんです。

可愛くてとても優しい性格。

演劇をやってて、芸能人になります。

ただ一貴と付き合った後は芸能界の

影響からか若干性格がわがままになります。

(あくまで個人的な感想です。)

でもこれはいいんです。それも理由が

ありますし、またその芸能界っていうのが、

二人の関係の障害になりますので。



二人とも奥手なので二人だけでは進展しない

ですが、周りの友達に引っ張られながら、

関係性がすすんでいきます。



また今や恋愛漫画の伝家の宝刀でもある

パッとしない主人公がモテるという

礎を築いたのはこの漫画じゃないですかね。

タイトルの「I"s」の由来は諸説ありますが、

一貴および一貴を好きになる登場メンバー

全てにIがつきます。

伊織、いつき、泉、藍子

…あれ?藍子はAだな。笑

藍子のアイでIなのかな…。


まぁそれは置いといてとにかくモテる。

私個人的には一貴の幼馴染のいつきと

結ばれるエンドも見てみたかった気はします。

(ゲームではその展開もあるみたい。)



あと、恋愛あるあるで好きな子に冷たく

接してしまうのってこの漫画のせいじゃ

ないかと思ってます。

一貴が最初は伊織ちゃんと話す時

思ってることと逆の事を言う

「逆走」モードが発動されてしまうのですが、

ツンツンし過ぎ。笑

あんなにツンツンされたら好きな人でも

私なら嫌いになるけど。

どちらにしても初々しいです。


それと言いたかったのが、何かに書いて

あってその通りだと思ったのですが、

漫画で重要なのって誰の目線で話が

進んでいくかと言う点だと思っております。

目線のキャラが場面で変わったり、

あるいは全体を上から見てるような

目線の作品もありますよね。

それぞれ良し悪しがあるのですが、

目線キャラが変わったり全体を上から

見てる目線の作品ではエピソードが

複雑になり、伏線回収も大変ですよね。

読み返さないとわからない時もあります。


「I"s」では基本一貴目線で進んでいくので、

一貴が聞いていない見ていない事は

描かれておりません。

なので裏で伊織ちゃんや他のキャラが

どう思ってるか読者にはわかりません。

だから読者が一貴になって感情移入し

やすい作品だなと思いました。

まぁ恋愛版のドラクエだと

思ってもらえればわかりやすいかと。


単行本は15巻なので読みやすいです。

恋愛漫画はこのぐらいの巻数がいいです。

実写ドラマもやってたかと思います。

かなり原作に忠実で私は好きでした。


名言も多数あります。ひとつ紹介!

(男の俳優が伊織ちゃんを利用して

売名した事を知ってしまい、次は俺を

利用すればいいと言われた時の返し)

「だったら夢をあきらめます。

 そんなコトでしかつかめないんだったら

 人を損得で見るなんてあたしには

 できませんから」



良かったらぜひ読んでください‼︎