おはようございます![]()
本日は、週末ゆるキャンの続きです![]()
(すてきなツリーハウスでした
)
兄、師匠の兄弟たちと車に乗り込むと、そこからは暴走列車のようにテンションが上がり、兄妹たちに入り乱れて遊んでもらっていました。
中でも次男くん(中1)がお気に入りで、兄は次男くんに文字通りしがみつきっぱなしでした。
『ねーねー!』と自分を見てほしくてたまらず、ず〜っとアピール三昧![]()
しがみついて離れなかったり、『やめてね』と言われてもふざけてペシペシ叩いたり…![]()
そういう姿が目に入ると、つい『こら兄、次男くんがやめてって言ってるよ!』とか言っちゃう![]()
そして、(屈強な)長男くん(中3)にも色々駄々をこねて、山登ってるときも抱っこしてもらったり、肩車をしてもらったり…ま〜迷惑![]()
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母として物申したいのを我慢はしていたけど、漏れましたね毒電波![]()
みんな、タガが外れた兄のわがままと甘え放題に辟易しちゃって、ついに2日目の帰り道。
『兄がいるとみんな眠れないから、車変えてほしい』と言われて追い出されました。
夜も、師匠たちのコテージで寝ちゃったのでそのまま置いていったのですが、朝4時半に師匠が連れてきたんです。
眠る兄妹たちを、朝の4時からガタガタ騒いだりして起こそうとしちゃったと![]()
も〜ほんとに![]()
楽しいのはわかるんだけど、タガが外れた兄は、『そこまでやったら嫌われてしまう』ラインをめちゃくちゃオーバーして、自分の思ったまま突っ走って、自分勝手に相手に欲求を突き付けてしまうんです。
テンション上がってやりすぎちゃうシーンを、私は彼が未就園児の頃もよく見かけていて、『お友だちはイヤがってるよ、やめてあげてね』とか散々言ってきたんですが、やめられないんです![]()
いつか痛い思いをする日が絶対に来るってわかるから、どうしても止めたくなっちゃうし、痛い思いをする前に理解してほしいって思ってしまう。
学童期に、お友だちから嫌われることくらい、怖くて辛いことはないって思ってるから![]()
そういう兄を見ていられなくて、未来の姿を思うと怖くて、いま、なんとかしておかなくちゃと焦った言動をする私がいます![]()
その様子を間近でみていた師匠が、私に一言。
『兄君は、いつか痛い目みると思うよ。だけど、りんごちゃんが兄君が躓くべき石を取り除き続けて大人になって、人との適切な距離感がわからないまま社会人になることが問題なのであって、学童期に痛い思いをして、自分で距離感を理解できたら、それはいいことでしかないんだよ。りんごちゃんが言っても怒っても、兄君は何も変わらないよ。自分が躓いて、傷ついたときにしかわからないことってあるんだよ。もっと自分と兄君の距離を離してあげた方がいいよ』と。
アドラーのいう、課題の切り分けですよね。
兄の課題を、私が代わりに引き受けることはできない…ただ、痛い目に遭って気付く姿を見守って支えるだけ
つ、つら〜ッッ![]()
でも実際、師匠はそうして長男君をただ見守った。そして、長男君は自分で大切なことに気付き、必要な学びを得ているわけなんです。
それともう一つ、兄が『楽しいことがあるとタガが外れちゃうくらいはしゃいでしまう』理由にも、目を背けずに向き合わなきゃいけないなって思っています。
それは、私の良かれという『支配』。
この夏、兄に対して『ああしなきゃこうしなきゃ』と画策して、よかれと思って手引きしたこと、たくさんありました。
いや、兄の4年半の人生のうちの大半は、『私がなんとかしなきゃ』『私がなんとかしてみせる』と思って、支配してきたよ。
彼は私の支配を『わかりながらも受け入れて』付き合ってくれてる部分がある。
それは、ピアノもそうだし、ワークだってそうだ。『ママが喜ぶから』って理由が彼の心の大半を占めてるに違いない。天才や秀才でもない4歳児が、自分から『学ぶ喜び』を噛み締めながら、毎日それに取り組んでるわけじゃなかろう。
兄は、天邪鬼だけど、それをわかりながらも付き合ってくれる優しい子で、私はそこに甘えて支配・誘導しがち。
とは言ってもこの現代社会だから、そのラインが、遠すぎても近すぎてもいけないと思うので、いい塩梅を取ろうと注意しているつもりだけど、この夏休みはラインがちょっと近くなりすぎて、私の支配力が強まってしまったなと反省してるところであります![]()
師匠の家族と一緒に、(私の支配から)解放された様子ではしゃぎ回り、迷惑をかけまくる兄の姿に、この夏休みは彼にとってもまた、私から自由になる時間がなくて、さぞ窮屈だったんだろうな〜と思いました
常にヘリコプターママが見張ってる。管理しようとしてくる
ぎゃー![]()
このキャンプは、干からびる寸前のところに現れたオアシス
だったんだろうな。
師匠の家族が、兄の心を解放してくれて、本当に有り難かった。
兄の承認欲求の器が、大きすぎるか穴が空いてるかどっちかだっていうことも勿論あるけど
、キチキチしないで、もっと大らかに過ごしたらよかったなと思いました。
そう、私が兄に注目しない時間をもっともっとも〜っと増やせばよかったんです
『あれ、いたの?』くらいの存在感にできたら、お互いサイコーですよね。
(ボクはよく『あれ?いたの?』って言われてるよ〜)
『兄君はもう大丈夫だから、信頼して、りんごちゃんはりんごちゃんの好きなこと思いっきりしてたらいいんだよ
パワーが有り余ってるから、兄君に使うのやめて、社会に還元してもう仕事復帰しな
』
師匠のあったかい言葉に、秋から自分がなすべきことがちょっとわかってきた気がします![]()


