最近、すっかり暑くなってしまいましたね

 
 
私は学生最後の夏休み真っ只中です。
と言っても、6月くらいからほとんど夏休みみたいな生活をしてますが笑
 
 
だらけてしまってはダメですね。
 
 
 
最近は一ヶ月限定のバイトを始めました。
長時間の立ち仕事なので腰が痛い!ですが、普段のアルバイトより断然楽ちんで楽しんでやってます
今まで一つの仕事しか経験がなかったので、新鮮です。
がっつり稼いで後半は旅行に繰り出す算段〜( ̄▽ ̄)
 
 
 
 
先日はやっと映画館に行けて、ずっと見たかったAMYを見てきました。
小さな映画館でしかやってないので、いつ打ち切られるかと、ひやひやしていたのですけども。
無事に見られて良かった良かった。
 
 
 
 
 
前にも紹介したことあるAMY WINEHOUSEの波乱の人生をたどったドキュメンタリー映画です。
たぶんないんじゃないかなー、と思っていたパンフレットも売ってて嬉しい。
 
 
 
 
大音量でamyの楽曲を聴けて、幸せー(≧▽≦)
興奮なのか、感動なのかわかりませんが、始まった瞬間、涙がぽたぽた。
やっぱり好きだなーと思いました。
 
image
 
 
エイミーってMoon riverを歌ったことがあったんですね!
オードリーが歌ってるのを聴いて、この曲大好きなのですが。
エイミーバージョンも素敵すぎる‼︎
聞きたい人はこちら↓
 
 
 
 
 
しかしながら、私。
エイミーの私生活とか人柄とかはあんまり知らなくて。
始めて知ることもたくさん。
見終わると、彼女が辿った人生が、すごく衝撃的で心をえぐられた気分になりました。
なかなか帰ってこられなかった。
 
 
あと、すごくMichaelのことも連想してしまう内容でした。
まぁ、普段から何でもかんでもつなげてしまうとこはありますが…笑
それでなくても。
エイミーの性格ってMichaelみたいに品行方正とは言い難いけど、辿った道に似たようなところがポツポツあるような気がしました。
なので、Michaelのこと交えて感想を書いとこうと思います。
 
 
 
 
エイミーはイギリスのジャズシンガー。
一度はグラミー賞を獲得するなどして成功を収めるも、27歳という若さでこの世を去りました。
死因はアルコール中毒。
そして、麻薬中毒者でもありました。
 
 
歌手やアーティストが麻薬をやってるなんて、あまり珍しいことでもないけど、やっぱり良いイメージはないですよね…。
やる人の気持ちってわからないなーとちょっと軽蔑する気持ちもありました。
興味本位で娯楽でやっちゃうんだろうなーみたいな認識。
 
 
でも、エイミーを見てたらちょっと違うのかも、と思った。
 
 
エイミーは両親が別居したり、子育てに熱心ではなかったりと、複雑な家庭に育ちました。だから、子どもの頃からすごく愛に飢えた人だったみたいです。
 
 
成人して音楽活動を始めて才能を開花させるも…
 
 
大好きだったおばあちゃんがなくなったり、
深く愛し合った恋人から別れを切り出されたりなど、誰かが自分の元を去ってしまうと、精神的にすごく不安定になってしまっていたようです。
荒っぽく見えるけど、繊細な人だったんですね。
 
 
鬱病にも悩まされていたし、過食症も患っていた。
それを解決しないまま、名声を手にして、対処できないまま、ドラックやアルコールが結びつき、歯止めが効かなくなっていった…。
 
 
 
見ていたら子ども時代にうける愛情の重要性を説いていたMichaelのことを思い出しました。あれは本当に人間の真理なのだとここでも痛感。
 
 
 
愛情に飢えて人にかなり依存してしまうのに、相手があまりいい人でなかったこともエイミーにとっては不幸だったと思います。
 
 
エイミーの元を一度去った恋人のブレイクは、エイミーの音楽的成績が好転すると、再び彼女のもとに戻ってきて結婚しますが…
 
 
麻薬を教え、一緒に麻薬中毒者になってしまいます
 
そしてリハビリ施設に一緒に入るも、治したい彼女の足を引っ張ってばかり。
彼女が精神的にボロボロになった時は、支えるどころか離婚。
エイミーには悪いけど、ろくな恋人でないことは確かです
 
 
それからエイミーのお父さん。
エイミーがパパラッチから逃れて、何処かの島で療養して気持ちを癒そうとしている時に…撮影スタッフを連れて島に上陸。
 
俺に関してのものだから!と言いつつ、何かとエイミーを映したがる。
サインをしてやれという…。
なんのための療養かわかりません。
 
 
彼女のことを金づるとしか考えていない人がまわりにいたんだなと思いました。
 
 
メディアは麻薬づけになった彼女の容姿を茶化し始めて、パパラッチは容赦無く追いかけてくる。
フラッシュが痛そうなくらいでした…。
 
 
 
 
エイミーにとって、ドラックやアルコールは娯楽ではなくて、つらい現実を忘れるための道具だったのではないかと…そんな感じがします。
死なずに生きるためにはそうするしかなかったんじゃないかな…。
 
 
またMichaelのことを連想して、Morphineという曲のことを思い出しました。
あの曲は麻薬中毒者の精神をとってもよく表していると思います。
すごくトゲトゲした曲調で聴きにくいリズムは麻薬をやってない時の苦しい日常を表していて、デメロール…と曲が静かに安らかになった時は、麻薬に救われている瞬間を表していると、本に書いてありました。
 
 
なんか、すごくエイミーに当てはまっててびっくりした。
こんな曲を書いたMichaelはエイミーよりタフだったとは思うけども、似たような問題を抱えてたのかなぁ…多分そうなんだよな…と考えたり。
 
 
 
なんとかして落ち込んだキャリアを立て直そうとするエイミーですが…
契約だから!と、行きたくもないツアーに引っ張り出されてしまいます。
部屋で酔いつぶれていた彼女をむりやり飛行機に乗せてコンサート会場まで運んだと聞いた時は、身震いしました。
 
体調も万全ではなくて、歌えないエイミーは壊れてしまいました。
 
 
レコード会社やコンサートプロモーターって、健康状態とか気にしないの?
契約だからってそれでいいの?
 
 
と、唖然としてしまいます。
ここでもやっぱりMichaelのことを思い出して悲しくなってしまいました。
 
 
 
AmyとMichaelを一緒にする気は無いけれど、類似点はたくさんあったように思います…。
いままではMichaelに起こった特殊なこと、として考えていたことが、実はそんなに特殊でもないことに気がつきました。
 
思い返せば、スターの不審死ってよく耳にする話。いままで何人もの人が個人差はあれ、こんな風に死んでいったのでしょう。
その理由がうっすら見えてくるようでした。
 
 
レコード会社がスターをものとして扱っている業界のあり方、プライバシーをどこまでも侵してくるパパラッチ、身の回りの信じられない人びと。
 
 
スターでいることは、命がけで覚悟のいることなんだと思いました。
名声はちゃんとコントロールしなければ、人を殺してしまう。
みんな素晴らしい才能を持ち、
ただ愛されたかった、繊細な心の持ち主なのに。
 
 
 
特にエイミーの何が悲しかったかといえば、彼女が有名になることを望んでいなかったことです。
 
 
 
マイナーなジャズシンガーとして、歌っていられれば満足。
有名になんかなりたくない。
ただ歌っていたいだけ。
 
 
 
でも、有名になってしまった。
 
 
グラミー賞の授賞式の時、自分が選ばれたことにびっくりするエイミーのシーンが、普通の女の子みたいですごく好きでした
 
 
 
 
生音にこだわって、シンセは絶対に使わない!というポリシーを持っていたり、本物の音楽じゃなきゃと、実体験のことを歌詞にしたり。たくさん勉強したり。
 
うーん、だからエイミーの曲ってなんとなくそそられるものがあるんだな。
歌声に限らず、音の使い方とかね。
 
 
もっと環境に恵まれて、自由に音楽をできたらよかったのに、と胸が痛くなります。
 
まだ上映中なので、興味のある方はぜひー♡